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5月に鑑賞した映画の紹介

6月に入って諸物価の高騰がはじまった。いよいよインフレの兆しだ。それも悪性のコスト・プッシュ・インフレだ。
インフレになれば、金利を上げなければならなくなり、金利が上がれば膨れ上がる財政赤字の国債の借り換えが困難になってくる。借り換えは金利上昇分で負債が急速に膨らむことになるからだ。つまり、デフレ下での財政赤字でなんとかやりくりしてきた財政が急速に悪化することは見えている。デフレの間に体質改善するべきだったが、既得権者に取り囲まれた政権が何も手を下さずに既得権者を長らえさせた結果、景気は良くならないまま、悪性のコスト・プッシュ・インフレに突入して行くことになる。
政府の財政赤字はインフレ下では大変な結果を招くことになるのだ。財政赤字は一気に膨らみ、そうなれば経済全体がハイパー・インフレに進展してしまう。そんな先進国は世界にはない。最近独立したような政府にしか見られない現象なのだ。
工学系出身の似非経済学者は“政府は通貨発行権があるから、いくら財政赤字になっても平気だ”、と言い張っているが、いよいよその論点は破綻することになるのだ。いわば、日本は危急存亡の危機の淵にあるのだが、その自覚が社会全体に全くないのが不思議なのだ。

これまで日本が強烈なデフレ下にあったのは、TPPの効果が絶大であったのではなかろうか。その効果が最早効かないレベルで、世界各国の諸物価が上昇し始めたのだ。世界の物価高騰に押されての典型的なコスト・プッシュ・インフレだ。未だに、“デフレだ!”と言っているのは、これまでの自らの議論の誤りを覆い隠すボケた議論だ。
疑問なのは、こういう事態に至っても日本の経済学者からの真剣な議論が巻き起こらないことだ。彼らが何故、この日本の窮状に有効な経済政策を示せないのはどういうことなのだろうか。

日本の大学で最も多いのは「経営学・経営情報学・商学・会計学」分野で484学科あるようだ。1学科1教授とすれば少なくとも500人弱、それに准教授、助教を加えれば恐らく千人は下らない数の経済学分野の研究者を名乗っているはずだ。その上、そうした教授連よりももっと素晴らしい研究を行っている民間団体の研究者も居るはずだ。
もっとも、いい加減なジャーナリスト崩れがびっくりするような立派な大学の“教授”を名乗っていたこともあったので、日本の経済学者には質的に大問題があるのだろう。揃いも揃ってロクな学者が居ないのではないか。

とにかく前述のTPPの問題について、始まる前はあれだけ喧々諤々、大問題の大合唱だったが始まってしまえば、そんな大問題はどうなったのかの検証研究することすらやっていない。何より、日本の物価に及んだ影響についての研究があって然るべきではないか。そういった研究すらやらずに、目の前のコスト・プッシュ・インフレがどのように財政危機に至り、それが日本経済へのハイパー・インフレ化へ進むのか否かの、議論すらできずにいる。情けない学者様達ばかりなのだ。
アベノミクスが始まる前、リフレ派と呼ばれる経済学者が明るい顔で御活躍のようだったが、果たして日本の景気は良くなったのか。良くならないのは何故なのか。有名なリフレ派経済学者・浜田宏一氏が“アベノミクスの経済政策は失敗”だったことを半ば認めて以降、情けない学者様達はなりを潜めてしまった。それは何故なのかすら研究していないのではないか。
日本には似非経済学者ばかりなのか。各大学の経済学部の存在意義を疑ってしまう。だからこそ、工学系出身の似非経済学者の御活躍の余地を生んでしまっているのではないか。政権のアホアホ感がぬぐえないのはこのあたりにも原因があるのではないか。日本全体がアホアホなのか?

ウクライナ戦争はセベロドネツクの陥落の瀬戸際で、ウクライナ軍は劣勢に追い込まれつつあるように見える。そして政治的にも膠着状態になったような様相だ。ここへきて、何故ロシア軍が頑張れるのか不思議だ。否、ウクライナ軍がロシア軍をさらに追い込める兵力に不足が出てきたためなのかも知れない。
どうやら、米国が多量に提供したヘリ輸送可能な射程40㎞の軽量榴弾砲も実はあまり効果がないのだという議論も聞こえて来た。実は、それは自走砲でなければ有効ではないとのこと。ヘリで輸送すれば逆に目立ってしまい、簡単に携帯対空ミサイルで撃墜できるので損害は大きくなるだけだという。榴弾砲で狙って撃てばそれで砲撃地点が分かってしまうので、自走して砲撃地点を密かに変える方が有効なのだという。米軍の戦略・戦術観に誤りがあったようだ。あれほど戦争をやった割に、あまり“お勉強できていない”のが不思議だ。その影響は大きい。
どうやら、奪還したハリキウ東方のイジューム方面へのロシア軍の補給ルートを十分に破断できずにいて、それがよりロシア領に近いセベロドネツクの陥落の危機に繋がっているようなのだ。そこで、これから米国が供与するのは射程80㎞の多連装ロケット砲となり、これになると兵器体系の異なるウクライナでは使用に当たっての訓練が必要となり、今や訓練中とのこと。そこで戦線が膠着状態に見えるのかも知れない。やはり、当初言われた7月攻勢なのだろうか。

ここへ来て、“中国当局のウイグル族収容の内部資料、数万件が流出”が話題になっている。早くもドイツ外相は、真相の調査を要求したという。欧州の反応は早い。日本政府は相変わらず様々な利権や既得権にまみれて、反応が無い。あの宗教政党には中国にどんな利権や既得権があるのだろうか。それは、“人権蹂躙”よりも重要なことなのだろうか。彼らの信じる宗教は利権や既得権のためなのだろうか。
運悪く、このタイミングでベロニカ・ミチェル・バチェレ・ヘリア国連人権高等弁務官が訪中し、ウイグル自治区も訪問したという。否、そのタイミングを狙って情報流出を報じたという。
“新疆ウイグル自治区の視察のため訪中しているバチェレ国連人権高等弁務官とオンライン会談した習近平は「人権を口実に内政干渉するべきではない」”とのたまったという。これぞ正しく“人権侵害を実行している”と白状したようなものだ。

例によって、非科学的情緒的“科学立国”のこの国のコロナ禍政策は、“鎖国”状態のまま。一時的政策であるべき“水際対策”は恒久的“鎖国状態”となってしまっている。G7参加の先進国でこのようなアホアホ政策はみられないという。


さて、気付けば既に6月。例によって、前月鑑賞の映画紹介としたい。
総計30本。結果的に、我ながらよく見たものだとの感慨あり。それだけヒマだったのか、欲求不満が強かったのか、本人には自覚が無い。
NHK-BSプレミアムのBSシネマで見たのが12本。ネットで見たのが7本。その内4本がシリーズもの(“首領への道”)。残り11本は何らかのかたちでのレンタルしたもの。

先ずは、NHK-BSプレミアムのBSシネマ。最近は、私にはあまり意味のない映画が放映されるようになったように感じる。“市民ケーン”のように2度目、3度目の放映もあるが、“第三の男”のように一向に放映されないのもあるように感じる。どういう選択基準なのだろうか。

①5月2日“ペリカン文書T he Pelican Brief”1993年・米
監督・脚本:アラン・J・パクラ、出演:ジュリア・ロバーツ、デンゼル・ワシントン、サム・シェパード、ジョン・ハード、トニー・ゴールドウィント、ニー・ゴールドウィン、ジェームズ・B・シッキング
この手の映画は、フォローするのは難しいものだが、この映画は私には分かり易かった。久しぶりにドキドキヒヤヒヤで面白かった。それにしても、政府に関わるような殺し屋相手に素人の女の子が巧みに彼らを出し抜けるものだろうか。

②5月3日“アンネの日記 The Diary of Anne Frank”1959年・米
監督・製作:ジョージ・スティーヴンス、出演:ミリー・パーキンス、ジョセフ・シルドクラウト、シェリー・ウィンタース、リチャード・ベイマー、グスティ・ユーベル、ルー・ジャコビ、ダイアン・ベイカー
白黒が良かった。ほんの少し、収容所の解放が早ければ・・・。今、ロシアが同じことをシベリアの奥地でするのかも・・・。

③5月4日“麗しのサブリナ Sabrina”1954年・米
監督:ビリー・ワイルダー、出演: ハンフリー・ボガート、オードリー・ヘプバーン、ウィリアム・ホールデン、ジョン・ウィリアムズ
とりたてて、どうこういうほどではないが、何故か有名な映画。金持ちお抱え運転手の娘でもパリに留学できるのだ・・・。

④5月5日“ロビンフッド Robin Hood: Prince of Thieves”1991年・米
監督:ケヴィン・レイノルズ、出演:ケビン・コスナー、モーガン・フリーマン、クリスチャン・スレーター、アラン・リックマン、メアリー・エリザベス・マストラントニオ、
十字軍帰りの貴族が、代官の地位を利用して王権を侵害し、私腹を肥やそうとする輩をやっつける話。こういう正義感がこの国には欠けているのではないか。

⑤5月10日“武器よさらば A Farewell to Arms”1957年・米
監督:チャールズ・ヴィダー、出演:ロック・ハドソン、ジェニファー・ジョーンズ、ヴィットリオ・デ・シーカ、 アルベルト・ソルディ
原作は有名なヘミングウェイの小説なのでどんなに面白いかと興味があったが、結局、何ら衝撃的なこともなく、何だか普通の小説の印象。映画の撮り方が問題なのか、よくわからないが、ガッカリ感、大。イタリア軍の敬礼は掌を水平にするのだということを知った。

⑥5月13日“星のない男 Man Without A Sta”1955年・米
監督:キング・ヴィダー
出演:カーク・ダグラス、ジーン・クレイン、クレア・トレバー、ウィリアム・キャンベル、ジェイ・C・フリッペン
カーク・ダグラスのガンプレイ・シーンが有名とのこと。一方、“これはお遊びだ。実際には役に立たない”と弟分には現実的な教訓を示す。また酒場ではバンジョーを巧みに弾きながら即興で歌う茶目っ気と牧童経験の深さを見せつけて、ストーリーを軽快に進展。西部開拓の有刺鉄線による牧場囲込み時代を反映。

⑦5月16日“ブラック・レイン Black Rain”1989年・米
監督:リドリー・スコット、出演:マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシア、高倉健、ケイト・キャプショー、松田優作、若山富三郎
2か3度目の視聴だったろうか。ようやくストーリーが分かった。いい加減な自分に情けない。警察のロケは阿倍野筋四丁目の昔懐かしい阿倍野署でだと聞いている。阪急梅田の旧ホームのコンコースでのオートバイ・ロケ。だがあんな風景の日本の農村があるか?親分子分の関係が絶対のはずの日本ヤクザのテイストが一寸違う!?

⑧5月17日“オールウェイズ Always”1989年・米
監督:スティーヴン・スピルバーグ、出演:リチャード・ドレイファス、ホリー・ハンター、オードリー・ヘプバーン、ジョン・グッドマン、ブラッド・ジョンソン
ヘップバーンの遺作。ヘップバーンとスピルバーグの相互のリスペクトが凄いというエピソード。だが、ヘップバーンはハップという天使の脇役。“煙が目に染みるSmoke Gets in Your Eyes”はピタリの歌。何となくホッコリ。何故か心に残る。スピルバーグのマジックか?

⑨5月23日“アンタッチャブル The Untouchables”1987年・米
監督:ブライアン・デ・パルマ、出演:ケビン・コスナー、チャールズ・マーティン・スミス、アンディ・ガルシア、ロバート・デ・ニーロ、ショーン・コネリー
ずいぶん以前にレンタルビデオで見た。家族を大事にするネス、それが駅頭で乳母車を挟んで銃撃戦をやる有名なシーン。効果的伏線。

⑩5月26日“俺たちに明日はない Bonnie and Clyde”1967年・米
監督:アーサー・ペン、出演: ウォーレン・ベイティ、フェイ・ダナウェイ、マイケル・J・ポラード、ジーン・ハックマン、エステル・パーソンズ、デンヴァー・パイル、ジーン・ワイルダー
やけくその破れかぶれ。その人生の背景こそを知りたい。

⑪5月27日“ガンファイターの最後 Death of a Gunfighter”1969年・米
監督(仮名):アラン・スミシー(リチャード・トッテン、ドン・シーゲル)、出演:リチャード・ウィドマーク、 レナ・ホーン、キャロル・オコナー、ケント・スミス
西部劇には珍しいどうしようもなくスッキリしない、しんどい話。それにややこしい人間関係。昔気質はやっぱり周囲に迷惑なのか。

⑫5月30日“燃えよデブゴン 肥龍過江・Enter the Fat Dragon”1978年・香港
監督:サモ・ハン・キンポー、出演: サモ・ハン・キンポー、ピーター・K・ヤン
古い時代の香港映画。もう少し“燃えよドラゴン”を茶化したような映画かと期待したが、全く面白くない。NHK-BSがわざわざ放映するような作品ではない。


次はネットで見た映画7本。最近、見たいと思える映画のリリースが少なくなったように感じる。したがってシリーズもの“首領への道”4本以外では3本と少なくなった。
“首領への道”は先々月から見ているシリーズ。実は、この1月でシリーズ11~22を見終わっていたが、1~10を見ずに終わっていたのだ。そこで、再びネット上で流し始めたので、これで完結。

⑬5月3日“首領への道7” 監督:石原興
出演:清水健太郎、中野英雄、白竜、沢木麻美、片岡弘貴、

⑭5月8日“首領への道8”監督:石原興
出演:清水健太郎、中野英雄、白竜、高松英郎、沢木麻美、本田博太郎

⑮5月13日“首領への道9”監督:津島勝
出演:清水健太郎、藤田まこと、渡辺裕之、白竜、本田博太郎

⑯5月20日“首領への道10”監督:石原興
出演:清水健太郎、藤田まこと、渡辺裕之、白竜、本田博太郎
これで、シリーズ1~10を完結。藤田まことのスナイパーの役回りが理解できていない。

⑰5月13日“マイル22 Mile 22”2018年・米
監督・脚本・製作:ピーター・バーグ、出演:マーク・ウォールバーグ、イコ・ウワイス、ジョン・マルコヴィッチ、ローレン・コーハン、ロンダ・ラウジー、ニコライ・ニコラエフ
東南アジアを舞台に、CIA軍事機関“グラウンド・ブランチ”に所属する工作員たちの戦いを描く。スピードが早すぎて理解不能。

⑱5月29日“アポロンの地獄 伊: Edipo Re、英: Oedipus Rex”1967年・イタリア・モロッコ
原案・脚本・監督:ピエロ・パオロ・パゾリーニ、出演:シルヴァーナ・マンガーノ、フランコ・チッティ、アリダ・ヴァリ、 ルチアーノ・バルトーリ
オイディプス・コンプレックスの語源となった逸話の映画化。昔、アングラ映画館で見た記憶があるが、シルヴァーナ・マンガーノの異様なメークの鮮明な記憶しかないことが分かった。日本の雅楽やインドネシアのケチャが背景音楽となっている。モロッコでのロケの意味が未だに分からない。

⑲5月31日“マーラー Mahler”1974年・英
監督:ケン・ラッセル、出演:ロバート・パウエル、ジョージナ・ヘイル、リー・モンタギュー、ロザリー・クラチェリー
巨匠グスタフ・マーラーの映画ということで見た。マーラー以降、いわゆるオーケストラ交響曲が衰退したような気がするが、それが何故なのかは知らない。マーラーは、妻アルマとの列車移動をしながら、幼少期の体験、反ユダヤ主義による迫害体験、結婚、長女の死、ウィーン宮廷歌劇場(現在のウィーン国立歌劇場)の芸術監督就任の経緯などを回想していく。その際にワーグナーの妻コジマが重要な役割を果たすと皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に直接教示され、コジマは反ユダヤなのでカトリック改宗をしたという。だが映画はコジマがナチスだと決めつけており時代的におかしいが、それが現ヨーロッパの常識なのか。


次の11本は何らかのかたちでのレンタルしたもの。先月は多い。

⑳5月4日“アクトオブバイオレンス Acts of Violence”2018年・米
監督:ブレット・ドノフー、出演:ブルース・ウィリス、コール・ハウザー、ショーン・アシュモア、アシュトン・ホームズ、メリッサ・ボローナ、ソフィア・ブッシュ、マイク・エップス
米国のどの州どの都市かは不明だが、治安が悪過ぎる印象だ。銃社会がそうさせるのか。FBIやDEA(麻薬取締局)が存在しても、その上層部が犯罪組織と取引しているという”図式”がストーリーで展開されるが、未だそんなことなのだろうか。こんなコメント意味なし。

㉑5月5日“アンダー・ハー・マウス Below Her Mouth”2016年・加
監督:エイプリル・マレン、出演:エリカ・リンダー、ナタリー・クリル、セバスチャン・ピゴット、メイコ・ニュイエン
レスビアン初見。女同士が良い人もいるのか。男より良いのは本当なのか。女同士では終わりがないというが・・・。

㉒5月5日“敦煌 Dun-Huang/The Silk Road”1988年・日・中
監督:佐藤純彌、原作:井上靖、出演:西田敏行、佐藤浩市、柄本明、田村高廣、中川安奈、三田佳子、渡瀬恒彦、新藤栄作、原田大二郎、綿引勝彦、蜷川幸雄
李元昊による西夏の勃興と敦煌・莫高窟の仏教経典の埋蔵を組み合わせた筋立て。そこに無名の人物の活躍を巧みに活写。(Wikipediaに”タングートが力をつけて西夏を建てて、1036年にこの地を占領した。敦煌文書が莫高窟の耳窟の中に放り込まれ、入口を塗り込められたのはこの時代と考えられている。”と記述有。)全く及びもつかない世界で面白かった。

㉓5月5日“運命のボタン The Box”2009年・米
監督:リチャード・ケリー、出演:キャメロン・ディアス、ジェームズ・マースデン、フランク・ランジェラ、ジェームズ・レブホーン、 ホームズ・オズボーン
変なSF映画。米国映画には時々超常現象をあやつる宇宙人がいるとして登場するのだ。あり得ない話。

㉔5月6日“藪の中”1996年・日本
監督:佐藤寿保、出演:松岡俊介、坂上香織、細川茂樹
芥川龍之介原作となっているが、あきらかに原作の趣から離れている印象。(私はその原作を読んではいないが、そのため原作を映像で味わいたいと思ったが、その意図は崩れた。)幻影ばかり、全員が幽霊ではないのか。幽霊だらけで構成して結局、何が言いたいのか私には分からない。監督はピンク四天王のお一人とか!?

㉕5月7日“陽はまた昇る”2002年・日本
監督:佐々部清、出演:西田敏行、渡辺謙、緒形直人、真野響子、夏八木勲、江守徹、仲代達矢
Wikipediaによれば、日本ビクターの“ビデオテープカセット規格「VHS」開発プロジェクトの実話を描いたルポルタージュ『映像メディアの世紀』(佐藤正明著)を脚色した物語。佐々部清の監督デビュー作。第15回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(作品賞)を受賞した。・・・ただし登場人物のうち、実在人物の名はほとんど変えている(松下電器相談役の松下幸之助のみ実名のままとなっている)ほか、できごとの時期や時系列などに史実との相違がある。”という。主人公は加賀谷静男だが、実名は“髙野 鎮雄(1923年8月18日 - 1992年1月19日)は、日本ビクターの元副社長。事業部長だった頃にVHSの開発を指揮し、「VHSの父」「ミスターVHS」と呼ばれる。1986年に副社長に就任した。”映画は、開発秘話のオンパレード、そのままの作り。
松下はレンタル・ビデオでβマックスを圧倒し勝利。松下に敗れたソニーはコンテンツの重要性を思い知り、コロンビア・ピクチャーズを買収し、今日のパナソニックを凌ぐ隆盛の一角を築いた。

㉖5月11日“私の奴隷になりなさい”2012年・日本
監督:亀井亨、原作:サタミシュウ、出演:壇蜜、真山明大、板尾創路、杉本彩、古舘寛治
壇蜜主演。意味不明。理解不能!昔よく見たATG映画のような作り、こういうのもたまには良いもんだ。

㉗5月14日“卍(まんじ)”1983年・日本
監督:横山博人、原作:谷崎潤一郎、出演: 樋口可南子、高瀬春奈、 原田芳雄
何となく、そんなものかと思える。取調べ官と被疑者になるゲームは新劇を見ている風。

㉘5月15日“TAXi Taxi”1998年・仏
監督:ジェラール・ピレス、製作・脚本:リュック・ベッソン、出演:サミー・ナセリ、フレデリック・ディーファンタル、マリオン・コティヤール、エマ・シェーベルイ、ベルナール・ファルシー、マヌエラ・グーレリ、リチャード・サメル
スピードがあって、エスプリもあって一瞬オッパイもあって面白い。

㉙5月21日“ヘンリー&メーガン -ロイヤルファミリーへの道- Harry & Meghan: Becoming Royal”2019年・加
監督:メンハジ・フーダ、出演:ティファニー・スミス、チャーリー・フィールド、チャールズ・ショーネシー、ローラ・ミッチェル、ジェームズ・ドレイファス、メラニー・ニコルズ=キング
メーガンに好意的に作られているが、果たして・・・。米英人には服装の色に干渉されるのが、そんなに嫌なことのようだ。それくらいなら、簡単に妥協するのが日本人的なのか。

㉚5月21日“メカニック The Mechanic”2011年・米
監督:サイモン・ウェスト、出演:ジェイソン・ステイサム、ベン・フォスター、トニー・ゴールドウィン、ドナルド・サザーランド
ネットで見たのを忘れて、2度目。忘れてついつい見てしまった。1972年のチャールズ・ブロンソン主演の映画『メカニック』のリメイクだという。これもカウントしてよいのか、と思いつつ・・・。

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