goo

古田織部美術館を観覧して

先日は京都に行く用件があったので、ついでに何処かへ行きたいとネットで京都のイベントを調べてみると、たまたま“平成29年 春季 展「古田織部と慶長年間のかぶき者」”を古田織部美術館でやっていることを知り、この際出かけてみることとした。その美術館は、地下鉄北山駅が最寄で、植物園の北側にある大きくないビルにある。 茶人・古田織部は、古田重然という、織豊期の武将。千利休が大成させた茶道を継承しつつ“かぶいた”気風を好み、茶器製作・建築・庭園作庭などにわたって“織部好み”と呼ばれる一大流行をもたらした。 織部は武士だったというのは知ってはいたが、文化人でもあったので まさか切腹で最期を迎えたとは知らなかった。私のような下衆の勘繰りでは、時代を読み大筋において誤らない活躍のようだったが、その割には出世できなかったことで、ある種の賭けに出て間違ったのであろうか。いずれにしても昔の人の人生は厳しいものだとの感慨を持つ。 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( )