たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

秋日和・同窓会5

2012年10月17日 | 日記

中部山岳国立公園 平湯大滝 落差64m、幅6m

同窓会はやはり楽しかった。気心の知れた級友とたわいない会話の中に、それぞれの日常が伺われた。健康や経済も生業も皆何か抱えているがなんとかやり過ごしているようだった。幸せでいっぱいなどという人はいない。

旅館へ集合は高山市からシャトルバスが出て、それに乗る様指示されたが私は在所からマイカーで直行した。それも定刻より2時間も早く着いて1番乗りだった。
奥飛騨・平湯温泉は昔から馴染んできた温泉地であるのに、聞いた事のない旅館で現地についても狭い地域なのに場所がわからず一回りした。

出迎えたフロント案内人は、この旅館は、昔は「船津屋」で廃業・買収され「穂高荘・山がの湯」と称していた。その隣が昔「村山館」で同じ道をたどり、二つの建物をそのまま再利用し、少しリニューアルして、ひとつの旅館として経営者が変わり出直していた。
二つの旅館は入り口は別々で内部はひとつに、旧村山館は「穂高荘倶楽部」と称して、日帰り入湯客の玄関としてそのまま再利用していた。

内部の構造は二つの旅館を一つに連結しているため、階段だらけの迷路で大浴場から部屋へまともに帰れず、宴会場やフロントへ出るにも皆迷子になった。
料理も大体飛騨の旅館の定番・飛騨牛の陶板焼きがメインデッシュに盛り沢山で、小食の私は夜も朝も食べ残した。

宴会では集合写真をプロの写真屋を呼んで撮ることにしている。私等が幹事で端緒になった下呂温泉での同窓会以来の定番になっている。

平湯温泉も中部縦貫道の一部先行開通した安房(あぼう)トンネルで、関東・信州方面のお客が多くなったが、特に震災後飛騨観光客は減って不景気で、どこも大変らしい。

宴会の仲居二人は年増で愛想が悪くおざなりだった。今はこんなふうなのだろう。カラオケは頼んでなく、途中で幹事の女性が気を利かせたが、別料金で時間が遅いと仲居が止める始末だった。

翌朝、すぐ解散は淋しいと昼まで滞在し、平湯大滝の直下の旧家を移築した飲食店で釜飯と和そばが予約してあった。それまで時間つぶしにすっぽん養殖の「すっぽん館」の無料見学をした。

平湯は紅葉は少し早かったが、好天に恵まれ幹事たちが1年も前から旅館予約や計画を立て骨折ってくれ感謝している。トップシーズンで日曜日のため入り込み客は多かった。
次回の幹事も決まった。連続4回ほど少し遠くに住む級友が主幹事を引き受けてくれたが、次回は高山市在住の重鎮がやってくれることになった。

美味しい釜飯で食べ残しはそれぞれお握りにし散会、帰路は名古屋在2人、春日井在1人と同乗、高山市から一部先行開通の中部縦貫「高山西IC」で高速に入り、「清見IC」で東海北陸道に合流「ひるがのSA」で小休憩し、名物のソフトクリームを舐め、一路名鉄犬山駅へ送った。時刻は3時頃だった。
また1年か、2年後元気に会いたい。後数年で参加者は半分になるだろから、開催も毎年との意見も出たが次回幹事に一任された。集合写真を公開すると叱られるかな?皆年をとっていい顔になった。
付記)集合写真はプライベートなもので、いつまでも公開するのは良くないので削除しました。(10月19日)