たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

秋日和・松の剪定

2012年10月12日 | 日記

体育の日を挟んで穏やかな秋日和がつづきます。3連休を除き都合2日半日庭師に松の剪定を頼みました。
昔、ここを終の棲家とした、昭和48年頃亡妻の叔父が築庭し、妻の旧家の屋敷にあった松を移植しました。もう50年余を越した老木です。若い頃はその庭師の叔父が剪定してくれていましたが、退職後自分でやっていた松です。
年を取ったこと、木が高くなって所持している7段の三角梯子が低くなり高いところが危ないため、ここ5~6年庭師に入ってもらっています。
妻と隠居生活には十分な家でしたが、孫3人が大きくなって息子が大借金して建替え、狭く貧しい庭になり、前の家も新築され日陰の庭になりました。松は以前は4本もありましたが、今は主木の1本になりその松だけが残りました。たいした松ではありませんが、松が1本あると庭が引き締まります。
松の剪定は大変難しいですね。1本1本が人間と同じで性格が違うこと、庭師の剪定のやり方でも全く趣が違う木になります。
ここ3年間頼んだ庭師は手間はかかりますが仕事は丁寧です。58歳で会社員を退職造園学校で本格的に学んで、庭師をやって10年余の本職70才前の方です。
私の好みも庭師も能舞台の背景のような分厚く豊かな枝振りの老松が好みです。

緑摘みを6月はじめにやってきましたが、枝が混み過ぎるのと、切ったところから出る土用芽が団子状に出る、手が掛かる、秋には弱く抜けやすいなど、緑摘みを嫌う庭師が多いようです。
来年は整枝した樹姿を長く楽しむため春剪定をやってもらうかな。
昔、旅先の旅館の松を旅人の長野県の人が剪定していましたが、信州では春剪定が多いといっていました。
金芽ツゲの生垣も古木になり枯れかけて隙間が増えました。生垣の剪定は自分が助けました。2日半の庭師の支払いは35,000円、松1本では高いが、日当2万円は普通ですからお値打ちでしょう。シルバーに頼むと安くても素人なので後で始末に終えない樹姿になり、元には戻せない場合もあります。
昨日行ってきた理髪店は1,000円床屋で、松の散髪は高くつきます。