河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
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園芸あれこれ-2

2006年10月06日 | Weblog
38歳の頃、当時三井不動産の常任相談役だった江戸英雄さんと散歩の合間にひょんな事から知り合いとなり、ご自宅から月下美人、沈丁花、モッコウバラの苗をいただくような仲になった。
年齢は孫くらい離れているが趣味が同じだと意外と話が弾むのだ。

そんなあんなで今では私が近所の人たちに苗を分け、けっこうありがたがられている。江戸さんは初めて会ったときも、「花が好きだ」という私に庭で採れた野菜を土産に持たせてくれた。後日前述の花やご自分で書かれた本などもいただいた。それがあまりにも嬉しかったので、自分も花の好きな方には苗でもなんでもいっぱい分けられるような人間になろう、と決心した。

さて、今年の3月、アメリカへマイクロビジネスの調査に出かけたとき、ワシントンDCに立ち寄り、まだ花の咲かないポトマックの河畔をを訪ねた。
桜で有名なポトマック河畔だが、実は1912年に日本が送った桜の苗を選定したのが私の祖父、河瀬春太郎なのである。

祖父は当時品川に住んでおり、若くしてアメリカにて園芸造園学を学び妙華園という庭園を持っていた。近くには尾崎東京市長も住んでおり仲が良かったらしい。

1909年11月に日本から送られた桜の苗木2000本は病害虫アリとしてアメリカの浜に荷揚げされた後、焼却処分になってしまう。そこで日本は新たに桜の苗を送るのだが、選定者として尾崎市長から白羽の矢を立てられたのが祖父というわけだ。

(参考URL:ワシントン桜物語)
http://www2.osk.3web.ne.jp/~aranishi/sakura.htm#chapter2

今年の春にDCを尋ねると、日曜日だというのに2人のレインジャーが歓待してくれ、おまけにワシントンポストの記者も来てしまった。

そこで1912年にタフト大統領夫人が植栽した「古株の木」の前で撮影しよう、と記者が言う。その写真が翌日のワシントンポストに掲載された。
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2 コメント

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すごく太いですね。 (荒西 完治)
2006-11-16 23:02:56
河瀬様 ごぶさたしています。
  ワシントンの桜でサーチしていてブロッグを見つけました。来春の桜祭りは日本からワシントンへ桜が贈られてちょうど95周年になるそうです。
 桜の寿命がどれぐらいかよくわかりませんが、樹齢100年近くの桜の木というのは写真をみてびっくりしました。
 今後ともよろしく。
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輸送方法 (岸田正昭)
2007-04-18 11:40:24
ブログを見つけ、びっくりしました。妙華園のお孫様
とは!実は当社、横浜植木㈱が桜の苗を梱包、船積みの
命を賜わったようで、実は当時どのように苗を梱包したか
について調べております。
2月に輸送したと記録に有りますので、又最初の荷揚げ
港のシアトルまでそんなに日数も掛からなかった
と思い、現在当社が盆栽をEUに輸出する際利用する
冷蔵コンテナ等低温輸送でなくとも良かったかも知れません。
多分苔で根回りを包み、さらに綿布で巻いて木箱に
入れ、喫水線下の船倉に蔵置したとは推察するのですが。
大変恐縮ですが、何か記録はございますでしょうか?
日本郵船様にも問合せましたが梱包形態までは解りません
でした。
当社の記録も残念ながら戦火で焼失してしまいました。
勝ってながら、何卒宜しくお願い申し上げます。
横浜植木㈱
花卉貿易部、部長 岸田正昭
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