河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-559

2011年06月15日 | Weblog
時間軸を味方につける事、新たなる「解釈」が可能性を広げる事を述べた。

今回は幾つもの「点」が、ある日つながって新しい事業モデルになる、という
話しである。

さて、もそも私が印刷業に就職したのは、工学とデザインが絡み合う分野だっ
たからだ。だから、独立をしてもこの関係の中で事業テーマを探し続けた。

万華鏡はデザイン的に美しいもの。
しかしこれだけでは単なる「点」の事業でしかない。
作って売るか、仕入れて売るかの仕事である。
数量もたかが知れている。

それでも続けたのは、実に美しい画像が見られる事と(本当にいつもほれぼれと
してしまう(笑))、小さなマーケットだからこそ、プレイヤーとして参加しながら、
マーケットの動きを観察者として見る事が出来るからだ。

経営との関連で、マーケットの動きを学ぶ社会実験、と言う訳である。
何しろ大きすぎるマーケットは、こちらが揺さぶられ、じっくり観察が出来ない。

一方では、”SOHOベンチャーカレッジ”や丸の内での”社会起業家育成ワークショ
ップ”で教えたり、メンター役をしていた。

また別の方面では、企業が「紙」ベースで行っていた情報収集を、デジタル写真で
集め処理する、などという実験的な事業にも参加していた。

こうして私の仕事は、いつの間にか多角化してしまったのである。
現在、今の私の仕事には4つ、

1.万華鏡に関わるビジネス
2.アナログ・デジタルコンテンツに関わるビジネス
3.SOHOプラザ-A運営などの不動産ビジネス
4.その他の細かい雑多なビジネス

がある。

私の関心は、1.と2.のビジネスを関係づけて、もう少し大きな枠でくくることは出来
ないか、という事にあった。

ずっと考えつつ、ノートに記し、それを観ながらまた新しいアイディアを出す、という
日々が続く。
真っ白な空間を、手で確かめながら歩いている感じである。
その空間を曲がったところに、何があるのかは全く分からない。
いつ終わりが来るかもわからない、苦しい時の流れがある。

そしてある日、ポロリと答えらしきものが出た。

らしき、というのはそのものズバリという確証が持てないからである。
新しいものは言葉では表現、評価できない(そもそも単語がない)。
成功するかどうか、はやってみなければわからない。
一種の孤独感もある。

けれど確かな事は、それを考え見つけたのは唯一人、という事実である。
一人だけが発見したり思いついた事だから、当然孤独感を伴う。

これこそが真新しい事に遭遇した時の感触だ、と後からわかる。
コメント
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