実行へのヒント-278

今年から景気はさらに下降し、不況で世界はあえぐ。
これが総論。

総論で語れば、ここ5年くらいは真っ暗闇である。
年が明けた5日から不況の合唱が鳴り響く。

ところが元気な会社も同時に飛び出す。
これが各論の経済で、実態はここ3-5年準備に力を入れてきたSOHO、マイクロカンパニー、企業などである。

三鷹のSOHOベンチャーカレッジでは、将来3年間の数字（Ｐ/Ｌ）を書いてもらうが、その結果実際にどうだったのか、なかなか厳しい数字が出るものである。

これらの3年後の数字は、3年後に実現されるものだが、そのスタートは今である。

何が言いたいのか。
3年後の姿を描いた社長の行動というものは、たった今、ここからスタートするという事だ。3年後に自動的に空から降ってくるわけではない。
今、何をすべきかという社長の考えと行動に3年後は直接かかわっている。

一か月後の結果にそわそわしている社長と、3年5年を読みながら行動している社長とがいる。
その考え、行動というものはおのずと違ってくるだろう。
3年後にそれを取り返そうとしてももう手遅れだ。

3年後の計画を立てたらその姿に向かって、今、ここから始めるのが社長の取るべき姿勢と行動である。

あるいは3年前に考え行動した結果が今日の”あなた”である、と言える。
各論の強みを十分発揮していただきたい。