河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
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実行へのヒント-152

2007年09月03日 | Weblog
活性化する地域も、近くで見ればまだら色。
新、旧のセグメントをしっかり押さえてから。

数年前に、河瀬家の先祖のある京都の宮津市を訪ねた。
私の曽祖父は宮津市出身で明治維新後の新政府で活躍したが、前後の次第を骨董業
を営まれる方がWebサイトに書いてくれていたからである。

メルトモへの表敬訪問とその地を自分の足で確かめたかったというのがあった。

そこで面白い話を聞いたのである。
現在、宮津市の人口は21,500人。
骨董を買うのは5,000人に一人。
この数では骨董業はとても成り立たない。

なるほどご近所の店もとても流行っているといえる状態ではない。
宮津の商店も例にもれず衰退化しているのである。

だからWeb販売でそのほとんどの売り上げをあげていらっしゃる。
ひょんなことから、クリック&モルタルの上手な原型を私はそこで見ることができた。

それ以来、地元の三鷹のSOHOや地域のまちづくりに参加して、いつも気をつけていることがある。

・ある一定の地域を想定しても、そこ全体が活性化することは"もはや"ない。
・すなわち個店にこそ注目すべきである。

「できる個店」が力を合わせ、それらが顧客にアピールする時代が来ている。

相乗効果があるところが結びつく。
そう考えると無理がいらない。

地縁もあるが、その中が多層化しているのである。
こうなると、行政の地域活性化施策にも工夫が必要である。

都心では、住宅でも商店でもなく、隠れ家的なリビング仕様のレストランや、インターネット通販会社のような、自宅のような事務所のような、従来の概念ではなんとも言えない業態が広がっている。

しかし時代はその方向に舵を既に切っているのだから、施策は「まだら色」や「多層化」の実態に沿った考えと行動に合わせるべきである=新産業の振興。

マーケティング的にいえば、まずきちんと新、旧のセグメントしよう、である。

インフラとしての活性化策は必要かもしれないが、それ以上のものが従来一律のものであれば、そこのところの行政サービスは”もういらない”と言われるだろう。

自分独自でやったほうが早いからである。
コメント
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