12月9日Tauranga7日目

2012年12月09日 | 風の旅人日乗
金曜日、土曜日と、
泊っている宿のネット環境がダウンし、
日本と連絡取れず。
東北地方の地震のことも、
こちらのニュージーランド人ボートビルダーたちから
教えてもらった。

金曜日、
やっと晴れた!



朝、マリーナまで行く道が嬉し楽しい。



でも、そのあと土砂降りの雨が夕方まで断続的に。

この日、バウスプリットの艤装を完成させた。



メイントラベラーの取り回しをいろいろと考えながら
デッキにテープを貼って位置を決める。
土砂降りの雨が降るたびにテープが剥がれるので
その度にやり直す。
左右対称に配置するのは大変なのよ。

自分の、その忍耐力に驚く。
こういう、「無為に繰り返す」ということに
我慢できない性格かと思っていた。
何ごとも、好きなことであれば、耐えられるということかね。

土曜日。
晴れた!
明日まで雨が降らない予報。
ボートビルダーのレックスが休日出勤してくれて
朝7時に宿に迎えに来てくれて、
昨日決めたメイントラベラーの取り回し位置に
ブロック類を取り付ける。
夜半の雨でテープがずれていないことを祈る。

船底では、ペインターたちが艇体を完全に覆って、
船底塗装開始。

人々が、クリスマスが近づいてそわそわし始めた。
街中がそわそわ落ち着かない感じ。
日本で言えば、お正月前の、あの感じ。



そのクリスマスそわそわに、
ガンガンの仕事モードのまま一人取り残されている日本人、約一名。



12月6日Tauranga4日目

2012年12月06日 | 風の旅人日乗
今日も朝から、それぞれの部署に分かれて
みんなで黙々と作業を進めた。

リグの第1段階チューニングが終わり、
ブームが付き、ステアリングシステムが組み立てられ、
デッキにコントロールラインが走り始め、
船底には補助エンジンのプロペラが付いて、
燃料を入れてエンジンを陸上で回して試運転してみたりして、
徐々に徐々に、ヨットになりつつあります。

本日、オークランドで竜巻が起き、
不幸にも亡くなった方もあったという。

本日の仕事後さっきまで、夜の強風に備えて
みんなで陸上での船固め。

ニュージーランド北島は、本格的な夏が来る前の、
ちょっと不安定な天気が続いています。


12月5日Tauranga3日目

2012年12月05日 | 風の旅人日乗
タウランガは雨。

朝7時30分に、造船所社長のグレッグと
宿から近いカフェで待ち合わせて、
フラット・ホワイトと呼ばれる、
ニュージーランド式カプチーノを飲みながら
この日の作業の打ち合わせを15分ばかし。

このフラット・ホワイト、すごく美味しくて、
朝から仕事への戦闘意欲がわいてくる。

雨の中、一日頑張って、夕方5時前にマストが立ちました。

ボートビルダーたちは、船底のキール周りのパテ整形と、
デッキの下に潜り込んでステアリングシステムの組み立て。

エンジン屋さんが来て、エンジンの始動前の点検。
ギアを前進と後進間違えて組み立てていたのを発見。
水に降ろしてギアを入れる前に発見できてヨカッタ。

雨の中、みんな頑張りました。
でもね、明日も雨なんだよねー。
明日もアメニモマケズに、頑張ろうねー。



写真は、マストトップ部。
来年のサンフランシスコでのアメリカズカップ防衛艇の
ウイングのパーツも作っているメーカーの力作。
素晴らしい仕上がり。

前に2本、なぜか後ろに3本も見えるハリヤード用ロープ。
その他にもアラミドのバックステイらしきものとか見えますが、
この下のフォアステイ周りにも、いろいろなロープが走っています。
乗りこなし甲斐のある、楽しいヨットになりそう。
来たれ、ニッポンの海の若者たち!



12月4日Tauranga2日目

2012年12月04日 | 風の旅人日乗
今日も、ジワジワと完成に近づく、の巻。



ボルボオーシャンレーサーやオープン60では
見慣れたデッキレイアウトですが…。
この上にさらに2つカムクリートがあり、
片舷10本、左右舷合わせて20本のコントロールラインが
ピットに集まります。

乗りこなせるようになるのが楽しみです。

12月3日Tauranga

2012年12月04日 | 風の旅人日乗

[オークランドドメインから見たオークランド港とランギトト島]

早朝、オークランドから、
クルマで3時間強のタウランガに移動。

この日のミッションはキール取り付け。



夕方までに無事取り付け完了。

明日は、強風予想のため、
船内のこまごまとした工事。

ジワジワと、完成へと接近中。

ニュージーランド2日目 Sir Peter Blake Regatta

2012年12月02日 | 風の旅人日乗
日本人の知り合いと話をするために
トーベイで開催されているSir Peter Blake Regattaへ。



その日本人の方は娘さん二人を、
オプティーとスターリングに
それぞれエントリーさせていらっしゃった。

浜に立っているだけで、
ボルボオーシャンレースでカンペールに乗っていた
ソルティーと、
アメリカズカップのジョーイとマシューに会った。



みんな、自分のこどものセーリングのために
自分の時間を出し惜しみせずに、ガバッと使っている。

父親が忙しくて子供に構うことができないのは
父親が子供のために一生懸命働いているからなんだ、
なーんて、
日本人の多くの父親たちの言い訳を認めてきたこのブログの筆者は
ふかーく、ふかく、非常に反省しました。

キャンプしながら家族でレガッタを楽しむなんてね、
本当はすごーく、憧れる世界です。



家族全員で楽しむことができるこういうキャンプ&レガッタを
自分たちで企画してね、
ついでに自分たちもそれに参加する、なんてことを日本でも、
やりたいなー。
来年の夏とかに、できないかなー。


[ 後藤社長、このレガッタも、このロゴとウエアであふれていましたよー ]