8月1日 吉永小百合さん

2011年08月01日 | 風の旅人日乗


セーリング情報を伝えるべきブログの中に、
原発やフクシマのことなど書かないほうがいい、
専門外のことに口を出さないほうがいい、
と助言してくださる
ヨット界やセーリング関係の諸先輩の方々が
たくさんいらっしゃいます。

そのとおりだ、と思います。
確かに専門外だし、
これまでちっとも知らなかったことだらけです。

でも、私の夢のひとつに
『海とセーリングをとおして、
この地球に生まれてきた幸せを
子どもたちに知ってもらうための活動を
生涯続けたい』
というものがあります。

その夢を推進しようとするときに、
原発問題はどうしても
避けて通れないものになってしまいました。

子どもたちに、
『あなたたちは、
素晴らしい能力を持っていた祖先の血を受け継いで、
奇跡のように美しい地球に誕生し、
今も素敵な人たちに囲まれて生きているんですよ』
と伝えようとするときに、
人類が作ってしまった原発のことを
存在しないかのように振舞うことはできそうにない、
と思うのです。

このブログの基本は常に、
ポジティブなセーリング情報の発信です。

でも、セーリングをとおした私のその夢に関わってくる、
本当は耳を塞いでしまいたいような嫌な情報も、
これからも、このブログで発信してしまうことになると思います。
ごめんなさい。

今朝一番のメールで、
その活動をお手伝いして下さっている東京深川・牡丹町の御仁が、
下のニュースを教えてくれました。
いろんな分野の人たちが、
ゆっくりと立ち上がり始め
それぞれの得意分野で
できることを始めているんですね。


(2011年7月31日21時33分 読売新聞)
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広島市で31日に開かれた日本母親大会で、
原爆詩を朗読した女優の吉永小百合さんが、
福島第一原子力発電所の事故に触れ、
「日本から原子力発電所がなくなってほしい」と訴えた。


吉永さんは朗読前のあいさつで、
「『原子力の平和利用』という言葉を、
今まであいまいに受け止めていた。
(福井県敦賀市の)高速増殖炉『もんじゅ』は恐ろしいと聞き、
廃炉運動には参加していたが、
普通の原子力についてもっと知っておくべきだった」
と語った。

その後、吉永さんは峠三吉の「序」、
栗原貞子の「生ましめんかな」など6編を朗読。
小学生や市民らと平和を祈る「折り鶴」を合唱した。
吉永さんは、1986年から各地で原爆詩の朗読を続けている。

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