6月9日、相模湾

2013年06月10日 | 風の旅人日乗



逗子のMオーナー艇でセーリング・コーチ。




稲村ケ崎の沖で
かつての逗子の強豪レースチームG'NETが
この日はアンカリングして釣りの技を磨いていたので
マーク回航の練習に使わせてもらう。
ありがとう。




この日のMオーナーのステアリングの練習テーマは
ジェネカーでのジャイブの、丁寧かつ正確な操船と、
ジャイブ後の素早い加速。
この日一日の練習で、
Mオーナー、この技もほぼゲット。

この日クルーに志願してきたのは、
大学ヨット部の後輩に当たる、大学院1年生のS君、24歳。



ワタクシと同じく、福岡県出身。
ワタクシが学生時代を過ごした東京下町の学生寮で暮らしている。



高校・大学でFJ、470、スナイプに乗ってきたS君にとっても、
ジェネカーは初体験。




ワタクシとコンビを組みながら、
ジェネカーのホイストとテイクダウン、
トリムのコツ、ジャイビングを覚える。
次々とテンポ良く質問してくれて、
それに対する答えを注意深く聞きながら
ぐいぐいと知識と技を吸収していく。
嬉しい。


前日、同じく福岡県出身で、
このゴールデンウイークに海で命を落とした先輩を
「偲ぶ会」があった。
会が始まったばかりのところで電話で急用が入って
そのまま退席してしまったが、
この先輩には、社会人になったばかりの頃から
大変にお世話になった。

ワタクシのごく個人的な分析では、
安全装備に落ち度がなかった先輩が
ハーネスで艇と繋がったまま
溺れ死ななければならなかった遠い原因は、
途中の説明を端折るが、
日本の若者の海離れ、セーリング離れだ。

いろんな艇のオーナーの協力をいただきながら
日本の若者たちを、再び海に、セーリングに、
引っ張り出したいと願う。

自分が乗る艇の上で、
逞しい日本の若者たちがキビキビと動き、
艇がスムーズに、スピーディーに走るのを、
目を細めて見ていられるような、
そんな日が来ることを願う。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。