鹿沼市デジタル・コミュニティ推進協議会

“花と緑と笑顔のあふれる地域づくり”を目指して、身近な地域や生活に密着した情報を発信します。

いたがコミュニティ祭り 第1弾 日枝神社:新嘗祭

2014-11-26 | 板荷

 秋の好天に恵まれた11月23日(祝・日)、いたがコミュニティ祭りのうち、日枝(ひえ)神社:新嘗祭(にいなめさい)が開催されました。

 今年の当番区は板荷4区の皆さんです。新嘗祭の仕来たりにのっとって準備から当日の式典まで担当していただきました。神社の敷地は各区(板荷地区では自治会が1区から9区まで九つあります)ごとに陣取り、式典とその後に行われた歌謡ショーを楽しみました。朝からアルコールが入り気分は絶好調です。

 威勢の良いお囃子の音色で気分が徐々に盛り上がっていきます。毎年、囃子方保存会の皆さんが駆け付け、新嘗祭を盛り上げています。

 来賓には佐藤市長も駆けつけてくれました。この日は午前中だけでも新嘗祭を含め計5件、招待されているとのこと。秋の休日はチョー忙しいとのことです。(スケジュールが分刻みで埋まっていました)

 社殿には佐藤市長をはじめとする来賓の皆様が座り、厳かの内に新嘗祭が行われました。ご覧のようにスペースが狭いのですし詰め状態です。寒いと思って厚着をしてきたら今日はかなり天気が良く、かえって逆効果となってしまいました。

 式典は大体30分くらいで終わり、第2部のアトラクションは、「静(しずか) 太郎さん」と「えひめ憲一さん」の歌謡ショーが盛大に行われ、新嘗祭に花を添えていただきました。(写真は静 太郎さん)


鹿ノ入姫宮神社新嘗祭の獅子舞

2014-11-26 | 西大芦

11月23日

西大芦の草久、鹿ノ入(かのいり)地区にある姫宮神社の新嘗祭が執り行われました。

鹿ノ入地区に行くには、鹿沼市街から古峯ヶ原街道を西に向かって、

石橋町(いしばしちょう)交差点から約17キロ、

街道を左に折れて、大芦川をまたぐ鹿ノ入橋を渡ります。

ここに鎮座する姫宮神社は、

栃木県の神社誌によると大永年間といいますから、戦国時代武田信玄が生まれたころ、

日向の国から来た藤原大和という人が勧請したそうで、

ご祭神は、名前のとおりお姫様の神様、稲田姫命(いなだひめのみこと)です。

稲田姫とは、ヤマタノオロチの神話でスサノオノミコトに助けられるお姫様、クシナダヒメのこと。

この神社で、毎年11月23日の例祭には獅子舞が奉納されるのです。

 

鹿ノ入の獅子舞については、

昭和7年の上都賀郡誌「西大芦村郷土誌」では

「起源は明らかではないが文化2年頃だろう」と言われています。(平成4年発行「鹿沼市旧町村郷土誌」より)

文化2年というと西暦1805年なので、210年の伝統があるということになります。

西大芦村郷土誌によれば、その後明治14年(1871年)に河内郡関白村(現在の上河内sa辺り)から獅子舞を招いて伝授を受け、

現在は関白流獅子舞が引き継がれています。

獅子舞のほかに、おかめ、ひょっとこの舞いもあります。

西大芦郷土誌には、「素朴単調な舞なれば舞う人も見る人も自ら精神を浄化せられる」とありますが、その趣は、今も引き継がれているようです。