12月18日、板荷コミュニティカレッジの発表会が、板荷中学校で行われました。
「コミュニティカレッジとは何ぞや」という声が聞こえてきそうですが、これは板荷中学校で取り組んでいる「総合的な学習B」という時間の中で、生涯学習的な要素を学ぼうという趣旨で毎年、実践しているものです。今年も10月から11月にかけ、主に地域からお招きした指導者と受講者とともに、取り組んできたものです。
今年は、プログラムにある7つのコースにわかれ学びました。
発表会にはご指導いただいた地域から講師としてお招きした先生方や関係者、保護者、また鹿沼市教育委員会の佐藤教育次長をはじめとした来賓の皆様が会場である食堂を埋め尽くしました。
始めに実行委員長である竹澤君のあいさつです。(ちょっと緊張しているのかも?)
発表は各コースともパワーポイントを駆使した説明です。各コースとも、写真や文字のデータ挿入など、我々大人も見習う必要があるようなデータ加工テクニックでした。
それでは最初に伝統芸能コースの茶道、お囃子の発表からです。
お囃子の実演は日光和楽踊りと地元、板荷のアンバ様で演奏される「かど囃子」です。日光和楽踊りでは谷中先生が歌を中田先生が合いの手を担当しました。
続いて日光彫です。こちらは実際に彫っている様子がスクリーンに写されました。
発表の最後には竹澤君が作った作品1点を来賓にプレゼントしていただきました。すごく素敵な作品に仕上がっています。
次はそば打ちです。道具の紹介とそばを作る工程を説明しました。
また試食の感想を星野校長先生が求められ、「とても美味しくてソバらしかった!」とここでも笑いをとっていました。
次はグランドゴルフです。5区にあるコースで腕を磨いてきました。何ラウンドもプレーしてきたのですが、ホールインワンは指導者と生徒あわせて僅か2回だけ。お年寄りにも手軽にプレーできる競技ですが、かなり奥が深い。最後にメンバーが交代で試し打ち。あと少しでホールポストにホールインワンでしたが、やや強かったのかボールがこぼれてしまい、会場からは「アー」というため息や「ウーン。残念」といった声が聞こえてきました。
次の発表はインディアカです。皆さん、「インディアカ」ってご存知ですか。実演している写真にありますが、バトミントンのコートに4人対4人で赤い羽根のついたボールを3回で返す競技です。バレーボールと違ってインディアカのボールはサイズが小さく、距離感など多少慣れるまで時間を要しましたが、慣れたらアタックも普通にできるようになりました。でもパワーポイントで紹介した写真には、空振りの様子がコメント付きで大写しに。ここでも大爆笑でした。
最後は、健康料理です。食生活改善推進員会の皆さんにアドバイスをいただきながらバラの花の形をしたのり巻きを作ってみました。2人の内1人は家で再チャレンジしたのですが、薄焼き卵を作るのと巻きすで巻く作業がかなり難しく、残念ながら余り上手にできなかったと報告がありました。受付で今日の次第と一緒にレシピが配られたので、ぜひご家庭で作ってみてはいかがでしょうか。
これがレシピになります。ぜひチャレンジしてください。
廊下には発表の内容が各コースごとに集大成として模造紙にまとめられていました。また日光彫の作品を眺める参加者も。
このコミュニティカレッジで学ぶのは、生徒だけではありません。地域から一般の方が参加したり、中学校の先生方も一生徒になったりして、いずれかのコースで学ぶというカリキュラムです。地域の方と生徒が同じ土俵で取り組むという板荷中だけの素晴らしい事業だと思います。
今日はあまり寒くもなく和気あいあいとした雰囲気の中でとても楽しく拝見させていただきました。これからも長く続けていただきたいと思います。