僕のブログは、あまり政治に関することを避けたいと思ってはいるのですが、最近の政治にかかわる中枢の発言を見たり、聞いたりしていると、あまりにも無節操で無知識、そして歴史知らずな人物ばかりで、ちょっと書かざるを得ない心境になっています。
いささか腹立たしく思い、やっぱり少し書いておこうと思い立ったのです。
どうですか。橋下大阪市長の発言、高市とやらの大臣の軽率な感覚、国会議員の一連の言動、憲法を変えようとする前のめりな態度、どれをとっても軽薄すぎではありませんか。
どうして彼らは、周囲の空気を冷静に読めず、自分の主張ばかり正当化するのか、気がしれません。どれも歴史認識が欠如していて、こんな人に国や地方の仕事を託しているのか、と思うと、我ながら悲しくなります。
女性の進出はいいとしても、時代観の乏しい人が大臣になるのは、よほど人材がいないからでしょうか。最近の新聞が報じている記事は、こんな人に政治を託すわれわれのレベルが問われているとしか思えないものばかり。
経済的に早く回復したいという今の政府与党の思惑はあるにしても、どうやら先が暗くなりそうで、いろんなところから破れが出はじめ、裏目が見えてきた、という記事を見えると、やはり私たちの選択の目は失敗だったのか、と思ってしまいます。さりとて、再び政権を変ってもらおう、といってもとってかわる政党が見当たらないのは、悲しいことであり、不幸なことです。
おかしな発言は、国際社会から自ら孤立する道を選んでいるかのように見えていることでしょう。ことに近隣諸国から猛烈な批判を浴び、要人の来日中止に対する反応の鈍さも問題です。しかも同盟国からも注意されるほどですから、外から見た日本は、よほど危険な因子が増殖しているとみられても仕方がないでしょう。
これでは外国と仲良くして、気高い国をみんなで創りましょう、といっても肝心の政治を動かす人たちがこの体たらくですから、絵空事に過ぎないようです。国民は政治や経済、さらに社会全般にわたって広がる乖離状態を何とか正常に戻せないかと悩んでいるのです。
それには、国の選挙はもとより、地方の改選期についても、何度も頭を冷静にしつつ、羅針盤にふさわしい人物を選びたいですね。それがまた大変なことではありますが。でも考え続けなければならないのです。議員を選ぶ権利は私たちにあるのですから。
やさしいタイガー
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