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親子国語暗唱大会に見た絆

2009-10-19 08:44:15 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日の日曜日、札幌幌南(こうなん)ロータリークラブが創立45周年記念事業として周辺の小学校に呼びかけ、親子を含んだ国語暗唱大会を実施され、ぼくも招待されたので行ってきました。小学校1年生から6年生までの生徒や親御さん総勢70人の参加で、会場の小学校の体育館は沢山の鑑賞者も加わりとても微笑ましい温かい雰囲気に包まれていました。

 この大会は昔から現代に至る名言名句を暗唱して舞台の上で発表するという企画ですが、一人から二人組みや数人の仲良しグループ、そして親子そろってなど多士済々の方々が大きな声で発表するのですが、この年齢にしてはとても理解できないだろうと思われる文章を発表する子どもたちもいました。

 金子みすゞの「わたしと小鳥とすずと」の詩、平家物語の祇園精舎、竹取物語など古のお話から日本国憲法の前文を朗唱する子どももいました。とても面白かったのは落語の「寿限無」をリズミカルに拍子をとりながら話し、「お後がよろしいようで」と終えたグループには爆笑ものでした。

 近年子ども他たちの国語力が落ちたと言う発表を聞きますと、事実はそうかもしれませんが、こんなふうに自分の意志で出演し、みんなで楽しみながら親子が一堂に集まってほのぼのとした時間を過ごすことの方が大切なのではないか、と思いました。明るい子どもたちの表情を見ていて、ぼくたちも元気をもらったような気がしました。素晴らしい一日でした。

やさしいタイガー


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