ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

待望の万年筆が

2009-03-27 10:32:45 | 日記・エッセイ・コラム

 いつか上等の万年筆が欲しいなあと思っていたら、思わぬことでやっと手にもつ事ができました。すらすらと流れるように書きやすい万年筆はまるで僕に何か書けといわれているようで、じっと眺めています。どうもコンピュータを使い出すと、つい頼り切って誤字も平気で書いていたようで、厚顔の至りです。

 万年筆は持つ所もやや太めで黒色に金で縁取りがしてあります。ちょっと贅沢な気分です。ぼくは以前から縦書きを習慣としていたこともあって、手紙類はほとんどタテに書いています。だからペンでもボールペンでもあまりヨコ書きをしないのです。多分僕くらいの年齢の方や、その昔書道を習った方の中には案外タテ書きを好んでいらっしゃるのではないでしょうか。

 中にはどうも書くのが苦手で、とおっしゃる方はヨコ書きが多いかも知れませんが、それにしてもいろんな方の書体を見て驚くことがあります。よくこんな形で書けるなあ、身体を斜めにして読まないと判読できない極端な書き方の人もいました。名は体を表すとも言いますが、字も心を表すといえるかも知れませんね。たかが万年筆、されど万年筆です。ぼくにとっては。楽しくなります。ただしそれで小説でも書いてなどという思い上がりはありません。

やさしいタイガー