近年、一般家庭で園芸や盆栽を趣味にしている人が多くなったようにみえます。僕が所属するクラブに来てスピーチをしてくださったのは盆栽の専門家の方でした。手でつまめるような小さな盆栽から100万円もするような盆栽まで多種多様にあるのだなあと教えられました。そして結構盆栽ファンが多く、コツコツと盆栽に人生をかけている方も多いともしりました。
我が家にも狭いながら、いろんな鉢植えがあり、また木々が所狭しと飾っています。日々変化が見られ、時には思いがけず、美しい花や実をつけた作品を見て、小躍りするほどの喜びが沸いてくるのです。盆栽を育てるには、毎朝盆栽の成長を見つけ、時には剪定や水やり、虫がついていないか、枯れていないか、など細かく神経を使ってじっと眺めることが大切で、そうした日々を続けていると盆栽も成長し、自分自身の健康にも繋がると話していました。
そしてその盆栽を見つめていると、心が癒され、和み、愛でる気持ちが倍増されて行くという話です。やさしい園芸の作品が楚々と咲き誇っている姿を見ていると、自らの精神も安定していくという効果もあるそうです。「よし、自分もやってみよう」と衝動的に取り組むと、大失敗するそうですから、本気でやるなら最後までやり通す意志が必要です。”桃栗3年、柿8年”というほどですから。勉強になりました。
やさしいタイガー