喫茶 輪

コーヒーカップの耳

肩書きのない人々の歴史

2024-03-14 16:37:41 | ドリアン助川さん


『太陽を掘り起こせ』のここ、印象的。
❮生きている人間の数だけ、歴史があるのです。(略) 目で見て、耳で聞いて、心に刻んだ歴史があるのです。政治家でもない、軍人でもない、肩書きのない人々の歴史は記録として残りにくいのです。だからボクは、真の歴史を詩として書きとめることを続けているのです。❯
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太陽とキンカン

2024-03-14 14:52:43 | ドリアン助川さん
ドリアン助川さんの新著『太陽を掘り起こせ』(ポプラ社刊)です。



まだ十分の一ほどのところ。
キンカンが印象的に登場します。
隣の地蔵さんの境内にまだあるはず。採って来ました。



この小説に書かれてるように、「数えきれないくらい、お星さまみたいにたくさん」なってたのですが、近所の人が収穫して、これはその後にまた実ったもの。
蜜柑、オレンジ、レモン、はっさくなど、「みんなあかるい色だ」とある。しかしまた「あまいけどにがい。でも、あまい。でも、にがい」。そして「うれしそうに」とか。
これが小説の先行きを暗示してくれているのだろうか?それだったらいいような気もするが。
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最も好きな季節

2024-03-14 10:51:03 | まち歩き
浜松原町の宮脇書店まで。
頼んでいた本を引き取りに。
薄曇りの空ですが、これから晴れ上がりそうです。
わたしは一年中で今の季節が最も好きです。
風は冷たいが陽光はキラキラ。
「早春」いい言葉ですね。

往復2400歩。
歩いてきたらさすがに暑い。
ドアを開けて家の中に入ると、気配で「おかえり」と言ってくれる人がいる。
ありがたいですね。
部屋へ入ると、ファンヒーターが点いている。
ムッと暑い。
「あっつ〜!誰がヒーター点けてるん?」
「さあ、誰やろねえ?」
「俺は頼んでないのに」
と言ってみた。


今日の六湛寺川です。


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朗読とは

2024-03-14 09:05:00 | ドリアン助川さん
ドリアン助川さん、こんな本も出しておられたのだ。


『朗読ダイエット』
2013年刊だが、これは第二刷。
表紙写真の女性、本には誰だか書いてないが、わたしは知っている。
意外といえば意外だが、そうかとも思える。

こんな言葉があります。「朗読」についてのことです。
《語る人の心で育まれた世界を、聞く人の心でさらに成長させていく増幅の力。》
《同じ詩でも、朗読者が違えば印象は変わります。朗読とは、作品に新たな生命を吹き込む創造的行為に他ならないからです。》

またこんなことも。
《ひとつの作品を朗読するとき、私たちは何を信じ、どこに基盤を置いて声を放てばいいのでしょう。これはつまり、何のために朗読しているのか。朗読しているあなたは何者なのか、という問いかけにまで発展します。》

そうか、朗読を安易に捉えてはいけないんだ。心して備えよう。
ドリアンさんとの合同朗読会まであと約一ヶ月半。すでに満席となっております。お申し込みは「キャンセル待ち」になります。)


わたしはこれを朗読します。『完本コーヒーカップの耳』 人の世の味わい そのすべてがここにある。(ドリアン助川さん)
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