神戸新聞記事です。拝借お許しを。
利
坪内稔典さんが「伊丹ミュージアム」名誉館長にと。
ところで「稔典」というお名前だが、「ねんてん」とルビが振ってある。
これについて思い出がある。
宮崎修二朗翁の「傘寿と出版を祝う会」でのことである。

2,002年だから丁度20年前。もうそんなになるんだ。
ということは翁ご健在なら、今年丁度100歳におなりになるんだ。
「困ったもんです。ぼく百歳まで生きそうです」とおっしゃっていたが。
この会でわたしは祝電を読み上げる役を仰せつかった。
田辺聖子さんなど、たくさんの名士からの電報の中にこの坪内捻典さんのがあった。
わたしは「稔典」の正確な読みがわからなかった。
「としのり」か「ねんてん」か。普通なら「としのり」だろう。
しかし躊躇できない。ただ、「ねんてんさん」と聞いた覚えがあったので咄嗟に「つぼうちねんてんさま」と読んだ。
その後、あれで良かったのか?と気になっていた。
やはり実名は「としのり」だった。が、「ねんてん」もご本人が使っておられたのだ。
俳号として。
間違いでなくて良かった。
で、今日の新聞記事、「俳人の」とあるから「ねんてん」でいいのだろう。
『触媒のうた』宮崎修二朗翁の文学史秘話。

坪内稔典さんが「伊丹ミュージアム」名誉館長にと。
ところで「稔典」というお名前だが、「ねんてん」とルビが振ってある。
これについて思い出がある。
宮崎修二朗翁の「傘寿と出版を祝う会」でのことである。

2,002年だから丁度20年前。もうそんなになるんだ。
ということは翁ご健在なら、今年丁度100歳におなりになるんだ。
「困ったもんです。ぼく百歳まで生きそうです」とおっしゃっていたが。
この会でわたしは祝電を読み上げる役を仰せつかった。
田辺聖子さんなど、たくさんの名士からの電報の中にこの坪内捻典さんのがあった。
わたしは「稔典」の正確な読みがわからなかった。
「としのり」か「ねんてん」か。普通なら「としのり」だろう。
しかし躊躇できない。ただ、「ねんてんさん」と聞いた覚えがあったので咄嗟に「つぼうちねんてんさま」と読んだ。
その後、あれで良かったのか?と気になっていた。
やはり実名は「としのり」だった。が、「ねんてん」もご本人が使っておられたのだ。
俳号として。
間違いでなくて良かった。
で、今日の新聞記事、「俳人の」とあるから「ねんてん」でいいのだろう。
『触媒のうた』宮崎修二朗翁の文学史秘話。