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喫茶 輪

コーヒーカップの耳

書は「人格から生まれる」

2022-03-02 11:14:26 | 本・雑誌
『行蔵は我にあり』より。
北大路魯山人の章。
《作品のよしあしは技術より、人格の現れなり、と魯山人は(略)語った。》と始まり
《つまりよき人でなくてはよき字は書けない。要するに人物の値打ちだけしか字は書けるものではないのです。》で終わる。
『行蔵は我にあり』は見開き2ページで、一人ずつの話が載っている。
読みやすく勉強になる本です。

しかし、わたしは自分の字を省みて恥ずかしい限り。
まあその程度の人格だ。
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坪内捻典さん

2022-03-02 10:09:23 | 宮崎修二朗翁
神戸新聞記事です。拝借お許しを。



坪内稔典さんが「伊丹ミュージアム」名誉館長にと。
ところで「稔典」というお名前だが、「ねんてん」とルビが振ってある。
これについて思い出がある。
宮崎修二朗翁の「傘寿と出版を祝う会」でのことである。



2,002年だから丁度20年前。もうそんなになるんだ。
ということは翁ご健在なら、今年丁度100歳におなりになるんだ。
「困ったもんです。ぼく百歳まで生きそうです」とおっしゃっていたが。
この会でわたしは祝電を読み上げる役を仰せつかった。
田辺聖子さんなど、たくさんの名士からの電報の中にこの坪内捻典さんのがあった。
わたしは「稔典」の正確な読みがわからなかった。
「としのり」か「ねんてん」か。普通なら「としのり」だろう。
しかし躊躇できない。ただ、「ねんてんさん」と聞いた覚えがあったので咄嗟に「つぼうちねんてんさま」と読んだ。
その後、あれで良かったのか?と気になっていた。
やはり実名は「としのり」だった。が、「ねんてん」もご本人が使っておられたのだ。
俳号として。
間違いでなくて良かった。
で、今日の新聞記事、「俳人の」とあるから「ねんてん」でいいのだろう。

『触媒のうた』宮崎修二朗翁の文学史秘話。
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