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喫茶 輪

コーヒーカップの耳

正座

2015-02-16 15:40:20 | 日記
昼から上に上がってコタツに入り、本を読んでいた。
図書館からお借りしている『櫻男行状』という分厚い本。
座って読んだり、それも足を延ばしたり正座になったり。
次には横になって読むのだが、これも右を下にしたり左を下にしたり。
いろんな体勢で読む。また、俯きになったりと。これは腰に応える。
歳のせいで体が硬くなっており、一定の姿勢で読むのが辛いのだ。
それでまた正座をして読んでいた。
正座が一番腰が楽なのだ。
その時、二階から家内が降りて来た。ベランダの洗濯ものを取入れて。
そして言った。
「精出して読んではるんやね」と。
「うん、図書館の本やから早く読んでしまわんと」と答えた。
そしたら、
「ちゃう。正座して読んではるんやね、と言った」と。
あら、そうだったのか。
耳も怪しくなってきたか?

ところで、別の話。
家内に言った。
「やっぱり、「火曜日」がなくなると淋しいなあ。文化的な話をする場所がなくなって。そこらの地域なんかの集まりでは刺激がなくて面白くないし。やっぱりちょっと高度な文学なんかの話のできる仲間が欲しいなあ」と。
「そうやろねえ」と家内も言う。
なんか欲求不満が起こりそう。

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「野火」

2015-02-16 08:59:17 | 文学
昨日の合評会で、出石の清水裕明さんに初めてお会いする。
出石ということで親しみがわき、お話をちょっと。
出石は城下町である。昔は静かな鄙びた城下町だったが最近は少し様子が変わって観光地として賑わっている。
清水さんはそこの小人町という所にお住まい。
出石には姫路と同じように城下町特有の地名が多い。

清水さんが加入しておられる同人誌を頂戴した。
『野火』とあって驚いたが、これはあの高田敏子さんが主宰しておられたのとは関係ないだろう。
「但馬文学会」とある。
目次です。
随想、詩、創作とあり多彩な内容だ。
同人名簿欄には知ったお名前もチラホラ。そして、但馬特有の、椿野、仙賀、國谷、田垣など懐かしさを感じる名字が。國谷という名字だが、NHKのニュースキャスターをしておられる國谷裕子さんは大阪出身ではあるが但馬と関係があるやに聞く。また仙賀だが、兵庫県の文化団体「半どん」の会のお世話をなさっていた、今は故人の仙賀松雄さんは、但馬神子畑出身と聞く。

さて、清水さんの作品。
 「離れていく、もの」です。
昨日の「火曜日」に発表されていた作品はちょっと難解な詩だったが、これはまだ解ります。でもいかにも現代詩だ。緊張感のある言葉運び。この緊張感が訴える力を強めている。
ちょっと気になるのは、昨日の合評会でも先生から指摘のあった、行変えなどによる助詞の強調。この手法は以前、伊勢田史郎さんが効果的に使っておられたが。読者の読みの流れをちょっと止める作用がある。

しかし清水さん、「火曜日」に入会して、たった4号目で終刊とは残念でした。
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最後の合評会

2015-02-16 08:19:46 | 
昨日は三宮で、詩誌「火曜日」120号(終刊号)の合評会。
17年間所属して来て、ほとんどの合評会に出席してきたがいよいよ最後だった。
出席は安水先生を含め23名。後一人お見えになった青木さんは、差し入れの茶菓だけを置いて帰って行かれた。
23名は最近にしては多人数。やはりこれが最後ということで。
遠くは千葉県、東京都からも。
そして、最近入会の清水さんは出石から。
参加者名、記録しておこう。
安水、松原、福岡、由良、中島(瑞)、北野、佐土原、渋谷、橋本、工藤、黒住、井上、豊原、芦田、瑞木、今村、神田、岩井、高橋、朝倉、岬、石井、清水。以上23名。
熱のこもった合評が続き、わたしもいつになくよく発言したと思う。
作品も今回はいいのが並んでいたような。
午後一時から五時前までみっちりと。
最後、先生からの言葉があって閉会。
4月には同窓会も計画されている。それは楽しみ。

終って、二次会でニューミュンヘンへ。
最近わたしは二次会を欠席勝ちだったが、参加する。16、7人が参加。
他の会より文化的で刺激的な話が出て楽しかった。
無くなるのはやはりさびしいなあ。
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