たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲です。
ラヴェルの曲の中でも有名なこの曲ですが、もともとはロシアバレエ団から作曲を依頼されてバレエ音楽として作曲されていた作品です。
この曲はその中からラヴェル自身がいくつかの曲を選び、それぞれ第1組曲、第2組曲と分けて編纂されていますが、その中でもおそらく演奏される機会が多いのは、この組曲第2番だと思います。
ラヴェルの作品が持つ幻想的そして刺激的なフレーズは、いつ聴いても新鮮な感覚を味わせてくれる不思議な魅力を持った作品です。
1夜明け:フルート等の木管楽器が朝もやのような、まどろんだフレーズを
演奏すると、次第に明かりが差し込むように弦楽器も盛上がっていきます。
弦楽器の演奏も落ち着いてくると、小鳥達が鳴くようにオーボエやフルート、
クラリネットがそれぞれフレーズを重ねていきます。
木管楽器を従えた弦楽器は大きなうねりを作り更に曲を盛上げていきます。
次第に大きくなる音はシンバルの響きを加えると最高潮に達し、
トライアングルはそれを飾るようにキラキラとした響きを聴かせます。
2無言劇:幻想的な弦楽器のやわらかい音が続きます。
ハープがポロン♪と響くと、オーボエが、それに続きフルート、そして
クラリネットが伸びやかなフレーズを演奏すると、鮮やかな弦楽器が入ります。
曲は少し怪しげな表情を覗かせると、フルートのソロが凛とした響きを
聴かせます。
妖艶でゆったりとしたソロを聴かせるフルートはとても魅力的です、
やがて、トライアングルがチリーン♪と鳴るとフルートのソロは急に慌しく
なり、何処かへ逃げていくように走り出します。
逃げ出したフルートがようやく落ち着いてゆっくりになると、鮮やかな弦楽器
が表れハープのフレーズと共に幻想的な空間を作り出していきます。
3全員の踊り:弦楽器がおおらかなトランペットと共におおきなフレーズを
奏でると、壮大なスケールを感じさせます。
しかし、急に足早なフレーズが続き緊張感が漂ってきます。
クラリネット、フルートがフレーズを続けると、トランペットが加わり、
曲はどよめきを交えるようにしながら、次第に盛上がっていきます。
トランペットがきらめく稲光のように差し込むと、バスドラムも大きく
リズムを取り、木管楽器たちも、おびえるようにざわつき始めます。
一旦静かになりますが、それは嵐の前の静けさのようで、すぐにまた
迫り来るようなオーケストレーションが続き、シンバル、トランペット、
トロンボーンが派手に鳴らすと盛上がってラストを飾ります。
この曲は、かなり「有名な曲」という事もあって、クラシック音楽を聴き始めた、かなり早い段階で、初めて聴きましたが、当時は「こんなに斬新な曲がクラシックにあったのか」と思っていました。
そして、クラシックの繊細さと、ダイナミックなオーケストレーションを兼ね備えたこの曲に愕然としていたんだと思います。曲に飲み込まれたというんでしょうか?
こんな曲の楽譜が良く書けるなぁ・・・。とかいろいろと感じたものです。
今、改めて聴いても新鮮に聴けるこの曲はやっぱりすごいんだなぁと思ってしまいます。
≪オススメCD≫
ラヴェルの代表作が入ってます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_thank.gif)
【コレってどんな曲】
喜:☆★★★★
怒:☆☆☆★★
哀:☆☆☆★★ →幻☆☆☆☆☆
楽:☆☆★★★
≪おすすめシチュエーション≫
まどろみの中にきらめく音がスゴイんです。
![](http://blog.with2.net/img/banner_04.gif)
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今日はラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲です。
ラヴェルの曲の中でも有名なこの曲ですが、もともとはロシアバレエ団から作曲を依頼されてバレエ音楽として作曲されていた作品です。
この曲はその中からラヴェル自身がいくつかの曲を選び、それぞれ第1組曲、第2組曲と分けて編纂されていますが、その中でもおそらく演奏される機会が多いのは、この組曲第2番だと思います。
ラヴェルの作品が持つ幻想的そして刺激的なフレーズは、いつ聴いても新鮮な感覚を味わせてくれる不思議な魅力を持った作品です。
1夜明け:フルート等の木管楽器が朝もやのような、まどろんだフレーズを
演奏すると、次第に明かりが差し込むように弦楽器も盛上がっていきます。
弦楽器の演奏も落ち着いてくると、小鳥達が鳴くようにオーボエやフルート、
クラリネットがそれぞれフレーズを重ねていきます。
木管楽器を従えた弦楽器は大きなうねりを作り更に曲を盛上げていきます。
次第に大きくなる音はシンバルの響きを加えると最高潮に達し、
トライアングルはそれを飾るようにキラキラとした響きを聴かせます。
2無言劇:幻想的な弦楽器のやわらかい音が続きます。
ハープがポロン♪と響くと、オーボエが、それに続きフルート、そして
クラリネットが伸びやかなフレーズを演奏すると、鮮やかな弦楽器が入ります。
曲は少し怪しげな表情を覗かせると、フルートのソロが凛とした響きを
聴かせます。
妖艶でゆったりとしたソロを聴かせるフルートはとても魅力的です、
やがて、トライアングルがチリーン♪と鳴るとフルートのソロは急に慌しく
なり、何処かへ逃げていくように走り出します。
逃げ出したフルートがようやく落ち着いてゆっくりになると、鮮やかな弦楽器
が表れハープのフレーズと共に幻想的な空間を作り出していきます。
3全員の踊り:弦楽器がおおらかなトランペットと共におおきなフレーズを
奏でると、壮大なスケールを感じさせます。
しかし、急に足早なフレーズが続き緊張感が漂ってきます。
クラリネット、フルートがフレーズを続けると、トランペットが加わり、
曲はどよめきを交えるようにしながら、次第に盛上がっていきます。
トランペットがきらめく稲光のように差し込むと、バスドラムも大きく
リズムを取り、木管楽器たちも、おびえるようにざわつき始めます。
一旦静かになりますが、それは嵐の前の静けさのようで、すぐにまた
迫り来るようなオーケストレーションが続き、シンバル、トランペット、
トロンボーンが派手に鳴らすと盛上がってラストを飾ります。
この曲は、かなり「有名な曲」という事もあって、クラシック音楽を聴き始めた、かなり早い段階で、初めて聴きましたが、当時は「こんなに斬新な曲がクラシックにあったのか」と思っていました。
そして、クラシックの繊細さと、ダイナミックなオーケストレーションを兼ね備えたこの曲に愕然としていたんだと思います。曲に飲み込まれたというんでしょうか?
こんな曲の楽譜が良く書けるなぁ・・・。とかいろいろと感じたものです。
今、改めて聴いても新鮮に聴けるこの曲はやっぱりすごいんだなぁと思ってしまいます。
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【コレってどんな曲】
喜:☆★★★★
怒:☆☆☆★★
哀:☆☆☆★★ →幻☆☆☆☆☆
楽:☆☆★★★
≪おすすめシチュエーション≫
まどろみの中にきらめく音がスゴイんです。
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