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「X-MEN フューチャー&パスト」 (2014年 アメリカ映画)

2014年06月11日 | 映画の感想・批評


 「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」「アメイジング・スパイダーマン2」と、今年はマーベル映画の新作が相次いで公開され、人気のほどをうかがわせているが、その真打ちともいうべき「X-MEN」最新作の登場だ。
 2023年の未来でX-MENたちは最大の危機を迎えていた。ミュータントを抹殺するために開発されたバイオテクニカル・ロボット「センチネル」の攻撃により、地球は壊滅寸前に。この危機を救うには、センチネルの開発が始まった1973年にタイムスリップし、その根源を断つしかない。そう考えたかつての宿敵、プロフェッサーXとマグニートは手を結び、時空間移動の能力を持つキティ・ブライドによってウルヴァリンの「魂」を過去に送り込もうとする。2023年と1973年、二つの時代を駆け抜け、人間とミュータントたちとの思いが激しくクロスする。
 シリーズ全作に出演しているヒュー・ジャックマンの変わらぬボディに、ウルヴァリンを演じられるのはやはりこの人と思いながら、今回はプロフェッサーXとマグニートを演じた、パトリック・スチュワート=ジェームス・マカヴォイ、イアン・マッケラン=マイケル・ファスベンダーのコンビが印象に残った。パンフレットの表紙でもお分かりのように何と見事な成長ぶり!!
 監督に第1作「X-MEN」、第2作「X-MEN2」のブライアン・シンガーが復帰し、懐かしいメンバーが勢ぞろいしたのもファンにはうれしいところ。日本ではついに人口の減少が始まり、感情を感知し、言葉で表現できるロボットが登場した昨今、ぜひこのシリーズを見直し、誰もがみんな平和に共存できる地球について考えてみるのもいいかもしれない。
(HIRO)

監督:ブライアン・シンガー
脚本:サイモン・キンバーグ
撮影:ニュートン・トーマス・サイジェル
出演:ヒュー・ジャックマン、ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ハル・ベリー、
   ジェニファー・ローレンス、イアン・マッケラン、パトリック・スチュワート


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
トライセンデンス (山本)
2014-06-29 00:38:15
皆様お元気ですか? お久しぶりです。
今夜ひさしぶりに映画らしい映画を観まして。ジョニー・デップ主演の「トライセンデンス」というSFものです。Xメンのようなアクションエンタテインメントとはまた違ったタイプで、ちょっと前にマット・デイモンが出ていた「エリジウム」などに近いジャンルかもしれません。(しかし、最近の洋画はわかりにくいタイトルを何故そのままカナ書きの邦題にするのでしょうね。最近、洋画の入りが全般に不振と聞きますが、こういうのもその一因のような気がします)
ともあれこの映画ですが、ほんまかいなと突っ込みたくなるところはいろいろあるのですけれど、何か引っかかるところがありました。超科学の力を得たデップに治癒してもらおうと病んだ人や障がいを持つ人々が列をなすのですが、イエスキリストが起こした奇跡のエピソードを思い出しました。なんだか「現代社会は救世主を受け入れられるのか」というテーマを突きつけているのかな、などと見当違いかもしれませんが、そんなことを思いました。この映画をラブストーリーと捉える方もいると思います。ぜひお三方のうちどなたか見て頂いて評を聞かせて頂ければ幸いです。
これからうんざりするような暑い季節がやってきますがお体に気をつけてください。それではまた!
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