寝過ごし

　南海本線の最終電車で寝てしまい、終点まで行ったとか。

 

　私 「どこまで行ったん？」
　客Y「最終電車の終点の羽倉崎やねん」
　私 「えらい田舎やなあ。それでどないしたん？」
　客Y「駅、降りたら田舎やからタクシーなんかあれへん。歩いて帰ったわ」
　私 「羽倉崎から泉大津、かなりあるで」
　客Y「夜中の寂しい道をフラフラと3時間ぐらい掛かって家に辿り着いたわ」
　私 「T君は酔うて寝過ごした経験はないか？」
　客T「俺は難波で乗って泉大津で降りるつもりが、気が付いたら難波やってん」
　私 「ほんだらその電車は終点まで行って難波まで引き返したんかいな」
　客T「そやねん。難波はタクシーはなんぼでもあるから乗ったけど、高(ﾀｺ)ついたわ」
　客Y「マスターは？」
　私 「俺か？俺は環状線に乗った時、酔うてて何回もグルグル回った事があるわ。ホンマ、目が回ったわ」
　客T「ホンマかいな」
　私 「それは冗談やけど、俺は寝過ごして北海道まで行ったわ」
　客T「南海電車の線路はつながってないっちゅうねん！冗談もエエ加減にしーや」

 

　謎かけ：寝過ごして着いた所とかけて、秋の空と解く。どちらも(終点・秋天)で～す