話し方

　先日、30代のS君が友達とファミコンをしていると、通りかかった彼の母親が「おまえたちはいいねぇ、毎日がエブリデイで」と言ったとか。

　客S「母親はいったい何が言いたかったんやろ？」
　私 「直訳したら、毎日が毎日…、何ということもない日々て意味かな」
　客S「毎日がサンデイやったら分かるけど」
　私 「何で？」
　客S「俺、ニートで毎日休みやから」
　私 「ニートかいな。体はブクブク肥えてニートというよりもミートやなあ」
　客S「働かんとブラブラして肥えてきたから、そない言われても仕方がないわ」
　私 「毎日がエブリデイの発想に似た言葉で、元巨人の長嶋茂雄が『新たなる抱負が、始まりのスタートであります』と言うてたな」
　客S「直訳したら始まりの始まりやな。そう言えばこんなんもあったなあ」
　私 「そうそう、それそれ」
　客S「そうそうて、まだ何も言うてないやん」
　私 「俺、早漏やから気が早いねん」
　客S「早漏と気が早いのん、関係ないやん」
　私 「御座候(ｺﾞｻﾞｿｳﾛｳ)」
　客S「それ、今川焼みたいな和菓子の名前や、余計関係ないやん」
　私 「因みに何を言いたかったん？」
　客S「力こそパワー、テレビアニメ『新ビックリマン』のブラックゼウスの口癖やねん」
　私 「それも直訳したら力こそ力、やなあ」
　客S「単に日本語を英語にしただけの、わざわざ言葉にする必要も無い話し方やなあ」
　私 「でも、なんとなくとぼけてて面白い。俺も冗談のジョークを磨いて笑わせよ」
　客S「はいはい」

 

　謎かけ：話し方とかけて、横綱が腰に巻く締め込みと解く。どちらも(言い回し・良い廻し)です