(式の始まる寸前に琉装で最後のリハーサル)
1月8日(土)、いよいよ息子の結婚式だ。
琉装の着付のため、開式3時間前に式場へ。そして、舞台で、「かじゃでふう」の最後のリハーサル。ところが、どうしたことか、もう失敗してメロメロ。本番では、どうなることかと不安が高まる。
夕刻6時、いよいよ開式。舞台の袖から会場を見ると、350名の招待客で熱気がムンムン。緊張が高まり、足が固まってくるようだ。
---そして、三線の音楽が始まった。観念して、曲にあわせ、膝を屈め、すり足で舞台中央に出ていく。前に出した扇が、小刻みに震えている。 ---(後は、「頭、真っ白!」)
---最後のきめのポーズで扇を閉じ、頭を下げる。よかった、なんとかそれほど見苦しい様を見せることなく、踊ることができた。ほっとして、疲れがどっと出てくる。
何百人という招待客、舞台での隠し芸、そして、各テーブルでは、開式の乾杯の前から、皆、もう勝手にビールを飲み始めている、---沖縄の結婚式は、噂通り、すごいものだ。
新郎新婦の友人たちが、陽気な音楽で踊りながら舞台へ。さすが沖縄、達者な芸人が多い。そして、音楽はいつかカチャーシーに。舞台に大勢の人たちが上がり、大騒ぎとなる。我々も、遅れてはならじと、舞台にかけあがった。
新郎新婦の両親は、冒頭の踊りが終わると、後は、ビールを飲みながら、のんびり式の様子を見ていればいいのかと思ったら、突然、つれあいと二人、壇上に呼ばれる。そして、えっと驚くようなとんでもないハプニングがあったが、これについては非公開。
それにしても、本当にいい式だった。