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チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

海上だけではなく、国道329号線シュワブ基地第2ゲート向かいの山での工事用仮設道路工事着工に注意を!

2017年01月06日 | 沖縄日記・辺野古

 6日(金)、今日から4日間、家族の所要と識名トンネル住民訴訟の証人尋問の準備のため辺野古には行けない。海の様子が気になるが、空いた時間で、辺野古の当面の問題について指摘していきたい。

 4日から海上でのフロート、浮具等の引き出しが始まったが、今のところキャンプ・シュワブの工事用ゲートでの動きはないようだ。しかし、まもなく生コンプラント造成工事が始まるだろう。この工事車両は絶対に中に入れてはならない。

 そして注意をしなければならないのは、国道329号線の第2ゲートの向かい側の山での動きである。昨年1月末頃、この付近に国道から山に入っていく踏み跡が何箇所か造られ、うち1箇所は立ち木が伐採され、はっきりとした切り開きとなっていた。

   (昨年1月末の切り開きの状況(第2ゲート向かい))

 当時のブログでも指摘したが、これは国道329号線と大浦湾沿岸部を結ぶ工事用仮設道路①のための測量等の準備作業のものであることを防衛局も認めた。

 下の図は、3年前、防衛局が県に設計概要変更申請を出し、任期切れ直前の仲井真前知事が承認してしまった「工事用仮設道路①」である。第2ゲートの少し名護寄りのところから左側の山林にループ状の道路が造成され、国道329号線を高架橋で渡って大浦湾まで続く道路である。辺野古ダム周辺の土砂や資材を大浦湾の埋立地に運ぶためのものだ。大浦湾の埋立工事のためには、現在のシュワブ基地内の道路だけでは支障があるので、この工事用仮設道路①と、大浦湾の沿岸部に沿って辺野古崎までの工事用仮設道路②が不可欠なのだ(最後の図面参照)。

 

 

 防衛局は、一昨年12月28日、北勝建設㈱とこの工事用仮設道路①の国道329号線から高架橋にかけての工区の造成工事の業務委託契約を締結した(高江のヘリパッド工事をした会社だ!)。実際の造成工事は掘削や盛土量が多いため、県への赤土等流出防止条例等の手続きがまず必要だが、昨年1月からすでに測量等の準備作業を始まっていたのである。3月の和解に伴って作業は中止されたが、今回の工事再開にあたっても、陸上部ではまずこの工事用仮設道路工事から着手される可能性が強い。東側のシュワブ基地内は、名護市教育委員会の文化財の試掘調査が1月末頃から始まる予定でそれまでは工事に入ることができないが、国道部分や向かいの山については、すぐにでも工事に着手できるのだ。

 国道329号線の高架橋は、幅員13m、長さ56mもの巨大なものである。2車線の道路だけではなく、辺野古ダム周辺から採取した埋立土砂運搬用のベルトコンベアーも併設される。大浦湾の埋立(下図の「埋立区域①-1」は、最初にこの地域の土砂が使われる。この工事用仮設道路①の造成工事、特に国道の高架橋造成を許すわけにはいかない。

 当面、工事用ゲート前に座りこんで生コンプラントの工事車両や海上作業のための作業員の進入を阻止するとともに、第2ゲート前の国道で動きがないか、監視を続ける必要がある。

 

 

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