中二な中年の備忘録

備忘録なので大した内容はありません。
たまにちょっと多めに語る時があります。
競馬の話題の時はさらに饒舌になります。

大人のオープンキャンパスその2

2024年06月12日 23時48分06秒 | ぶらり、城南
2024.6.1の回顧録

清泉女子大学(絵画展・私たちの生きる時代~ウクライナの子どもたちがみた世界)→二月堂(昼食)

ジェンダーで括って語っちゃいけないんだろうけど、ご近所の聖心にしろ、こういう所に目配りできるのは、ミッション系列の女子校なんだよなあ。慈母の愛ってことなのか。
絵には、子供の素の思いが結構反映されていて、被爆の影響の少ない地域の子らの絵が、比較的スローガン的な内容なのに対して、日本でも耳にするくらい爆撃されているような地域の子らの絵は、どんな酷い目に遭っているかというのが、生々しく表現されているんだよね。この子らが次の世代になるってことは、これ、仮にロシアが言い分通したとして、ウクライナは半永久的に親露に成り得ないよね。その点では、もう半分勝ってるのかもと、まだ緊迫の度合いを増してる現状で不謹慎ですが。殆どの絵に、シンボルカラーの黄と青が、何処かで使われてるのも印象的。仮に日本で同様の状況になった時、日章旗のモチーフをどれだけの子が使って来るかとふと考えたり。無論、先生が口添えた可能性はあるだろうけどね。ここでクエスチョン。『クマのぬいぐるみを抱えて泣いている、ポニーテールの女の子』っていうモチーフを使ってる絵が2枚あったのね、モチーフがあそこまで酷似してるのは、原型があるんじゃないかと思うんだけど、調べてもらえないかしら。
それにしても、島津のお屋敷を一部転用しているとは思えないこじんまりとしたキャンパスで、その纏まりは逆にミッションスクール然とした佇まいではあるんだけど、あの規模の大学が共学に転換しなきゃならないとは、少子化による学生の奪い合いも、最早末期症状かね。もう偏差値とかじゃなく、余程社会に対して役割を持った大学でないと、存続出来なくなりそうだね、寧ろ一般職は、一定水準以上の高卒で良いと。
いや、噂に違わぬ、ビックリするような山盛りで。何時底が出て来るんだと不安になるくらい。蕎麦であんなに満腹になったの、初めてかも。

アンビエント彫刻

2024年03月31日 14時39分17秒 | ぶらり、城南
2024.3.23の回顧録

鹿島KIビルアトリウム(鹿島彫刻コンクール入選作品展)→みさち屋(昼食)

見ると、美術とか学術とか、財団抱えてんだよね。ある程度歴史があって、組織立てがしっかりしている企業だと、みんなこういう組織あるんだろうね。まあそれはともかくとして。上位入選作の多くに感じたのは、“つるんとした作品”ということ。これは応募作品のコンセプトが「屋内におけるパブリックアート」だということと大いに関係しているんだと思うんだけど、要するに、その存在を訪問者に委ねるアンビエント、有体に言うと“悪目立ちしない”作品が求められるコンクールなんだろうね。そう考えると、最終選考作品の中には、応募先間違えてるな~というものもいくつかあったので、そこは見極めて巣立って欲しいね。それにしても、こういうコンセプトのコンクール打てる所は、流石大手だな~。あと、木製作品が意外に多かったような気も。恐らく合板使用なんだろうけど、昨今の風潮を考えると、変に標的になりそうな、なんて杞憂を抱いたり。

鹿島彫刻コンクールのページ

50周年おめでとうございます

2023年11月12日 08時48分13秒 | ぶらり、城南
2023.10.28の回顧録

LEMONADE by Lemonica・マザーズカフェ・たこ焼あほや(朝食)→リンツショコラブティック&カフェ(一服)→虎屋赤坂ギャラリー(和菓子のはじめて物語展)

毎度きっちりご案内頂けて、ホント有難い限りだね。気がつけば、結構長いお付き合いになってます、旧店舗の頃からだからね。改めて50周年、おめでとうございます。
以前ゴディヴァのショコリキサーにもビックリさせられたけど、こっちのチョコドリンクもなかなか。舶来の高級店は結構ドリンクものを用意してて、元は液体だったんだな~と思い起こさせる。

リンツショコラブティック&カフェのページ

つ~いつい流されちま~う

2023年06月04日 00時13分36秒 | ぶらり、城南
2023.5.28の回顧録

ののあおやま「まちあいとおみせ」→青山目黒(日本国憲法展)

要するに、オムニバスアルバムみたいに、テーマで集めてみました、みたいな感じだったのかと。客呼ばなきゃいけないからインパクトは欲しいし、かと言ってモンスター出現されても困るし、みたいな気持ちはまあ分からんでもないけども。でも弱いな。
んで、それに輪を掛けちゃってるのがね。森ビルの嘲笑が聞こえるよう。

ちょっと芝浜

2023年04月08日 02時45分00秒 | ぶらり、城南
2023.3.28の回顧録

赤穂義士記念館・義士木像館→港区立伝統文化交流館→新田毎(昼食)

いや、あれだけのものを保存改修できるんだから、港区はカネがあるね。いやそれだけでなく、そこに目端が利く人が行政にいるってことが凄いね。じゃあ、老朽解体の流れは何だったんだかっていう。いや、土建屋と利権屋の仕業だろうけど。
まあそんな戯言は置いといて、ただ建物を整備するだけでなく、ちゃんとその建物のあった土地の文化を紹介している所が、また凄いのよ。その文化の性質上、三業地について紹介する所なんてなかなか無いからね、そこに突っ込んでいるだけで貴重だけど、いっそのこともっと深掘りして欲しいかな。折角大座敷も再現したんだから、それこそ芸者遊びの体験セミナーまでやってもいいのでは。いや、このご時世に芸者遊びかって言うかも知れないけど、芸があるから“芸者”なんで、ホステスやコンパニオン、ましてや辻立ちなんかとは違うんでね。セミナーだから、作法まで一緒に学ぶんですよ。それによって、落語への理解も、グッと深まると思うけどね。
こっちに比べちゃうと、酷い物言いになるけど、泉岳寺さんは、有名刹の悪い所が出てる感じ。名所ではあるけれど、人には勧められない。今日日赤穂義士に理解を示せる時代かって所もあるし。新たな観点というか解釈というか、そういったものが必要だね。
でも、それ以上に酷いのは高輪ゲートウェイ。駅舎が新しくて近代的なだけで、駅周辺に何もないってのは、それこそ“田舎の新幹線駅”レベル、いやそれ以下。そんな所があるか知らないけど、青田買いのつもりで近くに移転した会社さんは、「掴まされた!」と思ってるよ、絶対。酷いのは、駅名の選定過程だけじゃなかった。

港区立伝統文化交流館のページ

あっちゃんカッコイイ!

2023年02月19日 10時38分02秒 | ぶらり、城南
2023.2.4の回顧録

港区立郷土資料館・三田図書館跡地→福澤諭吉記念慶應義塾史展示館→三田演説館→福澤公園→慶應義塾ミュージアム・コモンズ(うさぎの潜む空き地)→秘伝スープ春雨専門店はる(昼食)

改めて見る福澤先生は、少年期からのトラウマをずっと引きずった末の反骨心で、究極の逆張り人間になったと言うか。とは言え、だからこそ思想家・教育者としては遺すものが多かったとも言え、やっぱりアゲンストを受けないと、人間は考えないからね。ずっと流れに棹差す状態じゃ、生まれた瞬間から、脳は退化する一方と言うか。それを思うと、今の状態はどうよ。幼稚舎からのエスカレーターなんて、究極の本流じゃん。何も考えなくても社会の波に乗っていける状態で、思考なんか巡らせんでしょ。そこに福澤イズムなんか寸分もないよね。改めて「学問ノススメ」や「西洋事情」「福翁自伝」に帰った方がいいんじゃない?勿論、現状にそぐわない部分は多々あって、でもそれも考えて論を戦わせるのが、“多事争論”の原点でしょ。色々あったけど、結果として今、一番福澤イズムを行っている卒業生って、もしかしてあっちゃんなのでは……という、負け犬の僻みでした。
好きに具材を選べるっていうのは新しくて嬉しくて、しかもノーマルレベルであの辛さで、しかもカロリーが優しい春雨っていうのは、トコトン女性が飛びつきそうな要素が集まったね。某インスタントに慣れ過ぎて、あの太さには驚いたけど。

福澤諭吉記念慶應義塾史展示館のページ
慶應義塾ミュージアム・コモンズのページ
秘伝スープ春雨専門店はるのページ

いよいよ城下町

2023年02月19日 10時24分26秒 | ぶらり、城南
2023.1.14の回顧録

常盤軒(朝食)→クロネコヤマトミュージアム→SOKYO ATSUMI(シルヴィ=オーヴレ展)・TOKYO INTERNATIONAL GALLERY(ILLUSION-沼田侑香・バレンタイン=ドマンジュ・石山未来展)・当代東京(杉田万智展)・YUKIKO MIZUTANI(Visions-エフライン=ビバス=服部・奥山帆夏・西村昂祐展)・MAKI Gallery(ヨーガン=アクセルバル&井田幸昌展/ブライアン=ハート展)→親父の製麺所(昼食)

言ってみれば創業2代記。初代の方の展示は成功の記録としてまあ企業博物館ではありがちとして、二代目の方の記録は、今改めて振り返ると、配送業がワンオペブラックになった端緒を作った形で、結果として当時危惧して強く反対した人達の予言が成就した格好で、また別の意味で“危ない会社”になったというか。しかも、次のスペースがそれを体験させるゾーンとは、ほんの一端とは言え何のブラックジョークだかっていうね。まあ、社屋内にあれだけの展示スペース作る心意気は買いなので、あれを自己批判として、最後のスペースで描いていたような、より良い未来を創造する企業に成長して欲しい所。部外者の視点で見てばかりはいられない、これは。
オープン当初は、本当に大型倉庫を転用したって感じだったけど、外観綺麗に整えてカフェまで出来て、これはもう立派に観光拠点たるギャラリービルディングになったなと。贅沢な要求をするならば、このまま育っても“寺田城下町”なので、前述のクロネコヤマトのような、良い意味での競合相手が参入して欲しい所だね。今回に限らないけど、大なり小なりコロナ禍を意識した作品が目立つようになって、まあ時期的に今の状況を消化して、作品を発表できるようになったというタイミングを、アートで感じるようになったというか。個人的には、杉田さんについては、もっと腰を落ち着けて、しっかり鑑賞しておけばよかったかというのは反省点。
あれだけみっちり肉攻めされると、完全に饂飩の存在感が無くなるね。そして、カツが蕎麦・饂飩と相性が悪くないことを再確認。お出汁に浸ってもあれだけ美味しく食べられるんだから、全体のバランスを考えたら、“天抜き”ならぬ“肉肉肉饂飩の肉抜き”なんて注文も出来たら面白いかも。

クロネコヤマトミュージアムのページ
Terrada Art Complexのページ
親父の製麵所のページ

難解なりに読み解いてみる

2022年10月15日 11時06分55秒 | ぶらり、城南
2022.9.25の回顧録

ESPACE LOUIS VUITTON(ラシッド=ジョンソン展)→ジュースの森(一服)

多分、どう捉えても正解ではないのだろうけど、敢えて思ったことを言う。連作になっているということは、やはりある種のディスコグラフィーであることは間違いないと思うんだけど、それは何処をどう結び付けても本人像には合致しない訳で、そのブレも作品のテーマになっているのかなと。非常にネガティブな見方をすれば、本人さえ本人像を結べないとも言えるのかも。
また違う視点で見ると、名を残すアーティストだからこそこの手法でディスコグラフィーを残せると考えると選民的作品と言えるかも。多くの市民は、せいぜいが墓標に名前が残せる程度、一部の民族では、それさえ残さないんだし。或いはこの手法は、今が流行りのミニマリズムに対するアンチテーゼにも見えるとか。

報告・連絡・相談

2022年01月03日 21時31分41秒 | ぶらり、城南
2021.12.28の回顧録

薬害の歴史展示室→史跡江戸城外堀跡石垣展示コーナー→かめや(昼食)→そば処おか田(おかわり)

あれは両方とも、お役所の“報連相”なのかなって。石垣の方は、再開発で出ちゃったものは、全部埋め戻してもうるさそうだから、残せるとこだけ残しとこうか、みたいな。まあ、キッチリした解説添えてくれているだけかなりマシですが、何度も言ってるけど、何処かにビジターセンターみたいなのを造って、解説は纏めて置いて欲しいかなと。それこそ、皇居にどっか空きスペースないすか。
展示室の方は尚更そう。まあこっちも、そもそもこのテーマ自体を知る機会がないってのはあるので、設けてもらっただけマシか。後は、“報連相”なんだったら、ちゃんと教訓として生かされるかどうかだね。
まあ、こんな気分も、美味いもの食えばスッキリしちゃう訳で。あんな細麺なのにしっかりコシがあって、天麩羅揚げたてサクサクのシュワシュワで、立ち食いとしてはちょっとだけ割高だけど、全然許容範囲だよね。早めだけど、良い年越し蕎麦だった。

薬害の歴史展示室のページ
史跡江戸城外堀跡石垣展示コーナーのページ

古より基本は変わらず

2021年09月20日 20時47分46秒 | ぶらり、城南
2021.8.14の回顧録

SOWA(一服)→港区立みなと科学館・気象庁気象科学館→眞久中(昼食)

何だかんだ言っても、予報の基本は外に出て、空を見て、空気を感じること、どシンプルな基本なんだな~って。勿論気象情報も見るけれど、最も足下の天気は、やっぱり体感で察知するのが一番。そのための野性も磨かないとだけど、都市部は地下と建物内での活動が多いからな~。そのためにも“ゆるキャン△”活動はいいのかも。因みに一番頼りにしてるのは、気象庁さんには悪いけど、日本気象協会さん。あくまで個人の使用による感想だけど、極短時間の局地的な天気に関しては、一番精度が高いかな~と。
今更新規の科学館?と思っていたけど、省庁の移転という好条件に恵まれて、併設になったのはラッキーだったね。以前は、竣工時での最新の科学情報を載せて、ただひたすら内容が古びていくだけの科学館というハコには否定的だったけど、天気は不朽のテーマだから、そこはクリアできたかなと。案の定、子供の遊び場になってもいたけど、プラネタリウムに子どもの遊び場が併設されている形も悪くないのかな、タダだし。
都内では珍しくもなくなったアイスクリーム屋さんだけど、屈指の老舗の強調点は廉価。100円単位安いのは結構大きいかと。御馳走でなく、夏のおやつになるしね。

港区立みなと科学館のページ
気象庁気象科学館のページ
SOWAのページ