中二な中年の備忘録

備忘録なので大した内容はありません。
たまにちょっと多めに語る時があります。
競馬の話題の時はさらに饒舌になります。

超!エキサイティングアートイベント

2024年05月05日 08時29分03秒 | ぶらり、城東
2024.4.29の回顧録

メゾンエルメスフォーラム(エコロジー:循環をめぐるダイアローグ2・つかの間の停泊者)→鯛担麺専門店恋し鯛(昼食)

全くインフォメーションなしで、レセプタントの方が隠し持ってる展示品とか、発想がスゲーな。僅かな違和感に気付いて、それに対して行動するようじゃないと、エコロジストなんて言えないよ、ってことかも知れない。ともかく、ケイト=ニュービーヤベーな。
いや、ケイト=ニュービーだけでなく、今展は過去に類がないエキサイティングさで、ラファエル=ザルカの、自由に持ち帰れる巨大ポスターを大量に積んだ作品っていうのも凄いけど、個人的には「ライディング・モダンアート」の発想がブッ飛びモノで、日本同様欧米でも、パブリックアートが塩漬けされてるってことなのかも知れないけど、あれ、作家の了承と自治体の許可の下、日本でも色んなパフォーマーにやらせたらいいよ。それで絶対、パブリックアートへの視点が変わるから。面倒いことが嫌いな行政はともかく、これに嫌な顔する作家には、アーティスティックさは感じないな、少なくとも岡本太郎さんは同じこと考えると思うけど。
ニコラ=フロックの作品は、間違いなく他にない“水中写真”で、紛れもないエコロジーテーマだし、この中にあって、長大なスパンを要する保良雄さんはちょっと不利だけど、可能な限りでちゃんと味のある作品にしてる。もう何度も訪ねているエルメスさんだけど、今展は過去一に挙げてもいいくらい。最高のGW。
そんな興奮を味わった後だからか、メシも美味くてね、ちょっと豪勢な担々麺が。ただ、鯛を重視したいなら、担々しない方が良いかもね。

ケイト=ニュービーのページ
ニコラ=フロックのページ
鯛担麺専門店恋し鯛のページ

蕎麦湯まで美味い

2023年11月26日 11時11分09秒 | ぶらり、城東
2023.11.18の回顧録

原木そば(朝食)→渋沢栄一宅跡→渋澤倉庫発祥の地→コトリパン(買物)→B SQUARED(買物)→東京市立深川図書館跡→MONZ CAFE(お茶)→門仲どらやきどら山(買物)→パティスリーコラージュ(買物)→深川玄庵(昼食)→Good Eats by city icecream & coffee(一服)

たまにちゃんとした蕎麦屋には行くべきだと思ったね。それくらい、蕎麦が濃く美味しく、また他のお料理も美味。特に天麩羅最高。普通のお店だと、蕎麦湯もそれほど有難みを感じないんだけど、玄蕎麦出すような、それ自体にとろみ感のある蕎麦湯だと、栄養完全摂取のためにも、お出汁完全摂取のためにも、飲み干さなきゃって思うよね。
あそこは、何処かのお店をリノベートしたのかな。お洒落過ぎて、見た目全然気付かなかったけど。

MONZ CAFEのページ

シン・天使の食感

2023年11月26日 08時51分32秒 | ぶらり、城東
2023.11.11の回顧録

ファントム(朝食)→三ノ輪橋おもいで館→一葉記念公園→福カフェ(お茶)→パーラーオレンジ(お替り)→千だこ(買物)→肉まん研究所(買物)

“メレンゲを焼いている”という表現に偽りはなくて、そうしてできてくるのは、綿菓子かと思うような口解け一秒の、これぞ正真正銘、究極の“天使の食感”パンケーキ。交通不便でありながら人気店である理由が良く分かる。ただ、冷めてくると、この食感が失われて、普通のパンケーキになってしまうので注意。待つこと20分実食1分、いや大袈裟でなく。写真撮ったりお喋りしてる隙なんかない訳。このお店来て、パンケーキの写真を何枚も挙げているようなサイトの管理者は、食を解さない人だと思われても致し方ないよ、ホントに。

福カフェのページ

高輪築堤は遺らない

2023年11月19日 09時18分04秒 | ぶらり、城東
2023.11.4の回顧録

Slit Park Yurakucho→紅鹿舎(お茶)→帝国ホテル(インペリアルタイムズ、帝国ホテルの記憶)→HIBIYA OKUROJI(NIIGATA 1〇〇・八戸都市圏交流プラザ8 base(昼食)・和菓子楚々(買物)・岐阜トーキョー)→松竹大谷図書館(映画監督小津安二郎生誕120年、没後60年)

日本鉄道の黎明の場所の一つであり、立派な鉄道遺産なんだけど、ああやって商業施設になってしまうと、その面が全然顧みられないのは、まあお馴染みの光景だけどね。そりゃ、「築堤ぶっ壊して埋めたって、誰も何も言わんでしょ」って思われる訳。
いやまあ、そうは言っても、煎餅汁には完全にヤラレタ。ちゃんとした定食にしておくんだったって後悔するくらい。それくらいの滋味だった。あれなら安い。
元祖で名物とは言え、完全にピザトーストのお店になっちゃったんだね。まあそれもしょうがないくらい、みんなそればっかり注文するんだろうけど、でも流石は老舗の喫茶店だけあって、コーヒーもちゃんと美味しいんだよ。生クリームに飢えてたんで、クリーム・ド・モカを頂いたんだけど、味は勿論、量にも驚いた、ポットで供されて、アイスコーヒー3杯分。寧ろ安い。
普通の人が利用する場所ではないし、利用もし難いんだけど、一度覘いてみる価値は高いかも知れない。パトロンなのは分かってるけど、江戸期の台本って何よ。
かなり大型の改装改築みたいだけど、これを機会に、インペリアルタイムズも拡張・充実させてくれないかな、しないか、金にならないし。
公共性のありそうなネーミングは付けてるけど、結局は企業の私有地、自己満なスペースに過ぎないと思った。日比谷公園に替わる場所として、無宿者・生活困窮者を支援するNPOにスペース貸し出して、そこにアート集団を巻き込んで、彼等に協力してもらって何かやらかしたら、見直すけどね。

HIBIYA OKUROJIのページ
八戸都市圏交流プラザ8baseのページ
松竹大谷図書館のページ

日本の一般的な”レジャー”

2023年11月19日 08時28分59秒 | ぶらり、城東
2023.11.3の回顧録

アリオ北砂(TUTU・bb.qオリーブチキンカフェ(朝食))→北砂二丁目公園→南砂線路公園→南砂緑道公園→旧大石家住宅→ジェラフル・からあげ縁(昼食)→8days a sweet・天元ねぎ蛸(おかわり)→いちご亭(買物)

歩いてだってこれだけ回れちゃうんだから、真っ平らな地勢でもあるから、チャリンコだったらもう余裕じゃね?カメクロも近いし、亀戸にはアトレもあるし、錦糸町もすぐそこだから、1日で、ショッピングモール10か所くらいハシゴ出来るね。
……なんつって。スタバと、スーパーマーケットと、家電量販大手の一つと、あとは広さがあればスポーツジム系の一派の何処か、他の店舗は、多寡の違いはあるとは言え系統は似たり寄ったり、そんなトコに家族で行って、買物して、食事してっていうのがレジャーだったら、そりゃ金もかかるし、それが出来なきゃ「恵まれてない」って言うわな。問題は、それだけがレジャーか?ってことで、その点では、HRYK氏の意見も、一理はある訳よ。
あれだけ間近に線路があるってだけでワクワク出来るんだから、ちょっと惜しいんだよね。何か所かにダイヤ掲示させてくれるくらいのサービス、JRさんもしてくれないかね。
裏道の奥にひっそりあって、あの品揃えあのサイズあの価格は、土地柄や、併設のカフェで提供する分もあるとは言え、破格過ぎて庶民の味方過ぎ。ジモティーだったら絶対通いたい……ってお店が、ショッピングモールじゃないんだよなぁ。

いちご亭のページ

歴史の上塗り、恥の

2023年10月28日 08時47分09秒 | ぶらり、城東
2023.10.14の回顧録

川崎大師大谷堂(一服)→亀戸やきそば(昼食)→カメイドクロック(ライブマルシェ(一服)・HANERU & POP UP(もうチョイ一服)・GRANDIR(買物)・鶏むら(買物)・Bull Pulu(買物)・LIFE CAFE(また一服))→メンチの鉄人(買物)→とろり天使のわらびもち(さらに一服)

あの状態で1年経ってるんじゃ、何で“クロック”かとか、もう誰も考えないんだろうね。ウェブページで紹介してる訳でもないし。時々文化的活動“擬き”なことやってるけど、まあ“擬き”なんでね。
区内で一番古い町であることを反映しているのか、何故か蕨餅が特徴的で。あの食感は確かに天使的で、味や風味のためではなく、形状を維持するために黄粉が必要なのかと思うくらいの弾力。釜揚げ蕨餅に至っては、もう蕨餅とは別の食べ物でしょ。あれはテイクアウトせず、その場で温かいのを頂いてこそって感じだね。
あと、生クリームクレープはホントに生クリームたっぷりで、これはポンプから直接生クリーム食べるでお馴染み⁈ばななちゃんに教えてあげないと。

川崎大師大谷堂のページ
とろり天使のわらびもちのページ
HANERU内Milkのページ

芸術の残暑

2023年09月30日 08時12分31秒 | ぶらり、城東
2023.9.16の回顧録

好文画廊(2023墨展)→Ritsuki Fujisaki Gallery(八木恵梨展)→Bambinart Gallery(内藤京平展)→KOKI ARTS(ストーム=サープ展)→Roonee 247 fine arts(鈴木秀ヲ展)→みうらじろうギャラリー(少女たちの領域 ephemeral 2023)→みうらじろうギャラリーbis(秘められたる魔性11~一紅、塩野ひとみ、夜乃雛月展)→taguchi fine art, tokyo(塚本暁宣展)→森パールショップ&ギャラリー(内山崚×森パールコラボ展)→椿近代画廊(大畠裕遺作展)

今回一番「やられた!」と思わされたのが、八木さんの作品。ああやって並べられると、その絵柄や構成から見て、一式の作品だって考えてしまうのが、既に八木さんの術中なんだな……ていうことを考察してしまうのも、また八木さんの術中で、そうやって考えてしまうのも……っていう、“八木ブラックホール”にまんまと嵌まりましたわ。
一口に“墨絵”と言っても、ホント色んな表現があるなと、中には絵でもないし。そこに感じる人の手にかかると、濃淡も擦れも、色彩なんだね。それこそ「墨って200色あんねん」っていう。
塚本さんの作品に付される“ネオキュビズム”っていう表現に、ちっちゃな違和感があるのね。作品自体は、確かにキュビズムを感じさせるものなんだけど、その本来目指した所である「立体を如何に平面で表現するか」っていう命題はもう脇に置かれて、ああいう風にパーツに分解したものを、あたかも福笑いを楽しむみたいに、再配置しているようと言うか。“ファッション化されたキュビズム”と言うか、大層悪い言い方をすれば“キュビズムの堕落”、ではあるけれど、それは、現況における表現の可能性の広がりを考えれば、寧ろ当然の流れかと。立体でありながら二次元を模索するっていうのもありそうだしね。
その意味では、石造物の表面を剥離させた、大畠さんの一連の作品が、ある種作品自体は平面でも、立体と密接な関連性を持つ点で、一つのそれなのかも。たまたまネットで色んなものを見ちゃったけど、ここに行き着いたことは、表現者として一定の到達は出来たのかも知れない。と、そんなことを言いつつ、端々にある天野裕夫さんの奇怪な造形に、どうしても気を持っていかれてしまう不実。
で、ご本人の仰る通り、鈴木さんの作品は、笑い飛ばしてしまえばいい。但し、毒までしっかり喰らって、内に留めること。

色んな感性があって

2023年09月24日 17時55分54秒 | ぶらり、城東
2023.8.19の回顧録

ART FOR THOUGHT(山浦のどか展)→銀座メゾンエルメスフォーラム(エマイユと身体展)→セルフ駅そばYo-Kai Express(昼食)

一口に作陶と言っても、本当に表現の幅が広がったなぁとしみじみ。誠之助に「良い仕事」と確実に言わしめるであろう、ジャン=ジレルの作品は、釉薬の割れも何処まで読み切ってるんだという絵付けに感嘆し切りで、流石曜変天目を探求していると言うだけはあるなぁと。一方で、自分の畑と思わされる二人の日本人作家、安永正臣さんと小川待子さんが、どちらもその崩壊も包括したような作品群だったのが、また興味深い。そして、作家の目にあの風景が見えているのだとしたら、フランソワーズ=ペトロヴィッチの作品群は、意外にダークだなと。合同展でもこれだけ色々観られるのは、流石エルメスかなと。
山浦さんのは、陰と陽のグラデーションを視覚化する、確かに優しい作品群なんだけど、その目指す所は、結構修羅の道を感じさせられたかな。それにさえ、作家の手が入っているということで人工的と言う人もいるだろうし、そもそもそういう微細な陰陽に意識が向かない人も多いでしょ。それに合わせて表現していくのは、相当難儀だよ。アンミカさん風に言えば、「光も影も200色あんねん」みたいな。
興味本位で行ったけど、興味だけで止めときゃ良かったね。ホスピタリティのレベルは下の下、価格はコンビニの5割増、凡そサービスの所業じゃないよ。お昼時でも人っ子一人いないのも当然。監視カメラが入っているとは言え、構内コンビニから物持ち込んでる輩がいないだけ、日本人の民度もまだ保たれてるなと思ってしまったくらい。

山浦のどかさんのページ

今だ木の街

2023年08月26日 06時05分45秒 | ぶらり、城東
2023.7.15の回顧録

BumB東京スポーツ文化館(昼食)→木材・合板博物館

“木材”の方はともかく、“合板”、つまりベニヤ板に関しては、これほど徹底した施設は他にない感じで、流石木の街の専門会社だなと。扱っているモノがモノだからか工作系のイベントも盛んで、そりゃ親子連れも多い訳で、夏休みともなると、さらに賑わうんだろうな。望むべくは、もうちょっとマイペースに見学させてくれたらな、と。
別にスポーツのためだけの施設じゃないはずだけど、周囲の環境とイメージで、そっち側の利用者が多いのかな。だからかっていうくらい、ランチバイキングがなかなかに豪勢で。お値段からして、お味は推して知るべしだけど、決して美味しくない訳ではなく、寧ろしっかりしているし、量の充実度は申し分なし、何よりバイキングの不満としてありがちな、品切れになったメニューがなかなか補充されないということがないのが素晴らしい。あれならまあまず大概の人は満足出来るでしょ。そこは都の施設だけに流石ってトコか。あとは、フードロスにならないような対策が出来ていれば、取り敢えず完璧。フードバンクと提携して、そっちに少しでも回せれば、なお良し。

木材・合板博物館のページ
Bumb東京スポーツ文化館のページ

画廊の昼会

2023年06月04日 00時08分48秒 | ぶらり、城東
2023.5.26の回顧録

めんや(朝食)→SASAI FINE ARTS(石川幸奈、福田季生、宮﨑優三人展)→TomuraLee(レイ=シーザー個展)→相模屋美術店(川内真梨子展)→emmy art +→花田美術→ギャラリー上田(張媛媛展)→至峰堂画廊(美味しい洋画展)→門司ファインアートギャラリー→おくとね(昼食)→三康文化研究所附属三康図書館→芝給水所公園→Gallery TK2 INTERART7(〇hiroi/アレトコレココ展)→長亭GALLERY(人展)→あり賀せいろう(おかわり)→CON_(アン=テウォン、イ=ヒョヌ展)→NEORT++(たかくらかずき展)→parcel(山内聡美展)→Kiyoyuki Kuwabara Accounting Gallery(大西みつぐ写真展)

一番のヒットは、やはりアレトコレココさんなんだけどね。その造形の見事さは言うに及ばず、ワイントップアートという新たな地平を開いたことも凄いし、それでいてライトユーザーへも目端が利く強かさ。なんかこう、作品以上に色んなものを見せてもらった感じがする。ただ、クオリティはダンチではあるけれども、ベクトルは“おかんアート”の延長線上ではあるんだよね。ご本人の口調がほんのりまったり関西訛りだから、余計にそんなことを考えてしまった。
しかし、事件はその後にあったね。たかくらさんのNFT量産システムを見た後に山内さんの企画を見たら、恐ろしいアートの未来が見えてしまったのね。つまり、AIに、何人かの方向性の近い写真家の作品をラーニングさせるでしょ、その後、その方向性に沿う被写体をネットワークから拾わせる、または新たに生成させるのね、それ出したら、うっかりすると、作品になっちゃうんじゃないの。しかも、作家がそうしたコンセプトで、自作っぽい作品を紹介するならともかく、何の作家性も持たないド素人が、作家の顔が出来てしまう可能性もあるんじゃないかと。あぁ空恐ろしい。ステートメントが、一番重要な作品になってしまう日も、有り得るんじゃないの。
もう一つ別に、現代日本画家の美人画を見ていて、日本画と洋画とちょっとリアルめのイラストとで、美人画の差異が小さくなっているように感じたの。これってもしかして、現代の女性をモチーフにしているから?だとすると、デリカシーのない言い方にはなるけれども、“嘗て美人だった女性”をモデルに、若かりし頃を想像で補って描いた方が、より日本画的な美人画になるのでは、なんて思ったり。
ここからは短評。レイ=シーザーを見ると、最早CGであそこまで繊細に描ける時代なんだと。それはともかく、若干ロリータ気味で、若干インモラルを感じる画風は、ちょっとすみぺ好みしそうな作品群。
川上さんのは、初めは曼荼羅のような緻密な作品に惹かれたのに、実際訪ねてみると、敢えて纏まりを求めずに描いたような作品の方に惹かれた。
「外見にコンプレックスがあって」「人物像を黒く塗り潰す」には、何か共感出来ないものがあったなぁ。人物の造形を見ても、そう言いながらかなりルッキズムに囚われているように感じちゃったんだよね。まだお若いので、今後表現の転換もあると思いますが。
あの独特な立地もあると思うんだけど、やっぱりお蕎麦お出汁の美味しさで、お客さんが吸い込まれていくんだろうね。だから元気に営業中。何でネット上で閉店情報が出てるんだか。

アレトコレココさんのページ
たかくらかずき展NFTのページ
レイ=シーザーのページ