乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

自尊心と生活習慣病

2011年07月26日 | 社会
先日、自転車でゆっくり走っていたら、わき道の坂から、すんごい勢いで自転車が下ってきました。私はとっさにハンドルを切り、衝突は免れました。普段、その周囲は学生の自転車暴走が多いので、私は注意して走るのですが、、、相手のスピードがあまりに早く、そして多分、相手は脇見。私を見て、あわててブレーキをかけたみたいでした。

で、あまりに理不尽な目にあった私は、「危ないじゃないのっ、そんな運転してっ」と怒りました。相手は、近所の高校の制服を着た低学年ぐらいの男子学生です。私は真剣に怒ったつもりでしたが、彼はなぜかニヤニヤしたまま。彼の後ろを走ってきた同僚と見られる男子が、すぐに追いつきました。

すると二人は、何事もなかったかのように自転車をこぎ出し、ぺちゃぺちゃとおしゃべりを始めるじゃありませんか!
一目散に逃げるでもなく、私をまるで透明人間かのように、いま起きたことをなかったことにして、ゆったりと自転車をこいでゆく…。本当に、本当に、驚きました。

彼がその場であやまれば、私は脇見をしたんだね、下り坂だから思わずスピード出しちゃったんだねと思うにとどまったでしょう。もし、彼が反論したのなら、徹底的にどっちが悪いか白黒つけようとしたと思います。でも、こーゆー“ホームクリアでもう一度”扱いは初めてだったので、私はポッカ~ンとしてしまった。
で、その夜、腰が痛くなり、翌日から整骨院に通うはめに陥っています。

腰が痛くてくやしくて、犯人の似顔絵を100枚コピーして、現場から坂の上まで貼ってやろうかとも考えたのですが、、、腰痛じゃ後片付けが面倒だしな。オーソドックスに電話で「お宅の制服を着た男子が…」と、高校に告げ、犯人捜しをしてもらおうとしました。

んが、その学校の教頭先生が自宅まで来て、私を整骨院につれていってくれました。犯人が見つからず、その学校の生徒か確定していない段階なので、私もとっても困りました。
学生の自転車事故や苦情はたっくさんあるという話を聞きました。生徒数は減っているのに、苦情は増える。学校側も教員を登下校の時間帯に通学路に立たせ、監視しているそうです。

この高校は県下で有数の進学校です。教頭先生を始め、教員たちを夕方に2時間も、外で立ちんぼさせちゃっていいんでしょうか? いかに生徒の勉強に対する理解度を上げるかに、教頭としてのエネルギーを使ってもらったほうがよいのでは??
保護者も、教員に立ちんぼうさせるためにお金を払うより、自分の子供の学力を高めるためにお金を払いう方がいいんでは?

ごく一部のばか者のために、真面目にやっている子供が不利益を被る。高校は勉強を教える場であって、生活習慣を教える場ではありません。

小学校で習う交通ルールもろくに守れず、自分に都合の悪いことをなかったことにしてしまう高校生なんて、偏差値の高い大学へ進学できたとしても、社会に出れば真っ先に抹殺されてしまうよ、あなたはそれでいいの?と、本人に問いたいです。

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【子供の自尊心を育てることで生活習慣病を予防する】  2011. 7. 17

 高校生を対象とした生活習慣病検診や小中学生に対するアンケートから、子供たちの肥満や生活習慣病の背景には自らの心や体を大切にする「自尊の心」の欠如がうかがわれるという。そこでNPO法人による社会への啓発活動を通じて自尊心を育成し、生活習慣病予防につなげようとする試みが行われ、成果が上がってきた。7月15日から札幌市で開催された日本動脈硬化学会(JAS2011)で、千葉県医師会理事(西船内科院長)の篠宮正樹氏が報告した。

 千葉県下の高校1年生374人を対象とした生活習慣病検診から、(1)肥満度20%を超えるような男子では、既に高血圧、脂質異常、肝機能障害などが認められた、(2)超音波検査から男子の10.4%、女子の8.8%が内臓脂肪型肥満と判定された、(3)男子16.6%、女子30.4%の生徒が、脂肪肝の徴候とされる肝腎コントラストが陽性だった――といった問題が明らかになった。

 この検診では同時に、肥満や生活習慣病にかかわる因子についても検討され、(1)運動の励行、(2)テレビ視聴やゲームを控える、(3)良い食習慣を身に付ける、(4)ウエスト周囲径が80cmを超えた場合は医師に相談する、(5)やせ過ぎもまた不健康であることを知っておく――といった指導をすべきとの結論が得られた。

 また肥満度の高い生徒では、例えばテレビ視聴やゲームに費やす時間が長い傾向がみられたが、彼らの両親にも同様の生活習慣が認められた。これから、親の世代に対する介入も必要ということが分かった。

 生活習慣病の背景因子として篠宮氏は、子供の自尊心の欠如という問題に注目している。小学5年生に対するアンケートでは、友人との関係や両親との関係、物事が思い通りにならないことなどを理由として、4割程度の児童が日常的にストレスを感じていることが明らかになった。

 大阪医科大学の田中氏らによる中学生に対する調査でも、「家や学校でストレスを感じる」、あるいは「死にたいと思うことがある」、「かっとなりやすい」、「私の人生はつまらない」と回答した日本の中学生は、スウェーデンの中学生の2倍以上にのぼった。逆に、「私は幸せである」、「家族は私の努力を理解してくれる」といった回答は、日本がスウェーデンの半分だった。

 そこで篠宮氏は有志で2005年にNPO法人「生活習慣病に取り組む市民と医療者の会」(愛称:小象の会、理事長:篠宮氏)を立ち上げて、生活習慣病予防の大切さを説き、一般市民に正しい医療情報を得る場所を提供するキャンペーン活動を始めた。特に子供たちに対しては、「あなたたちは素晴らしい体と心を持って生まれて来た」というメッセージを強調しているという。

 千葉県南房総市での地域ぐるみの活動が、実際に子供の血圧や肥満度の低下につながっている例も出てきた。篠宮氏は、「自尊感情を育てることは、過去のデータ、諸外国のデータからみても生活習慣病の予防において有効である。今後も多くの方の協力を得て、この活動をますます広げていきたい」と述べた。
(日経メディカル別冊編集)
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〉また肥満度の高い生徒では、例えばテレビ視聴やゲームに費やす時間が長い傾向がみられたが、彼らの両親にも同様の生活習慣が認められた。これから、親の世代に対する介入も必要ということが分かった。

「親が親なら、子も子」。自尊心を育むのは大切ですが、“根拠のない自信”とは意味が異なりますね。

“根拠のない自信”を持つ人を“DQN”といいます(*´∇`*)


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なかのひと

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2 コメント

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Unknown (kei☆)
2011-07-27 23:21:12
怖い大人がいないから、つけあがってるんでしょう。
ほんっと、危ないですよね。
よくぞ、衝突しなかったですね~。すばらしい反射神経です♪
私なら、どんくさいから、きっと、ぐわっしゃん!!!なんてことになってそうです(汗)
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参りますた。 (ノエル)
2011-07-28 09:33:19
いやはや、、、よけたけど、腰を痛めてしまい、1日中横になってしまった。仕事も休んでいます。

私は真剣に怒ったつもりですが、相手にはまったく通じなかった。それに恐怖を感じました。
怒るのって、エネルギーが入りますよね。考えて怒らないと、逆ギレさせるだけだし。

日本語の通じない日本人もいますねえ。。。
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