乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

乳房温存療法の局所制御不良因子

2010年09月10日 | 病気・症状
乳房を温存するか全摘出するか、、、最近は乳房再建術も技術や方法、選択肢も広がってきました。患者としては、迷いが増えた?

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【乳房温存療法の局所制御不良因子は断端陽性と若年齢乳癌】
   
  第18回日本乳癌学会 2010年6月24日~25日 札幌
 

照射を併用して乳房温存療法を行い、10年以上経過した1715人の成績を検討した結果、断端陽性と若年齢が局所制御不良因子であることが示された。またT4型乳房内再発の予後は特に不良で、乳房内再発に対する再部分切除は局所制御不良であることもわかった。6月24、25日に札幌市で開催された第18回日本乳癌学会学術総会で、大船中央病院乳腺センター外科の大渕徹氏が発表した。

 同院では、1983年1月から1999年11月までに受診したステージI、II、IIIの乳癌患者1921人中1756人(91.4%)に乳房温存療法を施行している。

 乳房温存療法は、乳房と腫瘍と腫瘍径の相対的関係のみに注目し、美容的結果に患者が満足すれば全て適応とした。腫瘍は肉眼的な断端陰性を得るよう必要十分量の乳腺を切除し、多くは1~1.5cmのマージンを要した。1993年以降はScratch Cytologyを施行している。病理標本断端に癌細胞が露出した場合のみを断端陽性と判定した。術後照射は全乳房に50Gy(Boost照射なし)とした。

 大渕氏らは、乳房温存療法から10年以上経過した1715人(平均年齢48歳)の再発と死亡について検討、報告した。観察期間の中央値は124カ月だった。

 対象の内訳として、ステージIは497人(29%)、IIAは784人(46%)、IIBは321人(19%)、IIIAは81人(5%)、IIIBは22人(1.3%)、IIICは10人(0.6%)。閉経前の患者は69%、断端陽性は34%、エストロゲン受容体陽性は52%であった。

 5年生存率は、ステージIが96%、IIが91%、IIIが65%で、10年生存率はそれぞれ92%、82%、48%だった。

 5年の遠隔無再発生存率は、ステージIが94%、IIが84%、IIIが52%で、10年の遠隔無再発生存率はそれぞれ90%、75%、42%だった。

 乳房内再発率(観察期間中央値96カ月)は5年累積で5.6%、10年累積で12.1%。

 乳房内再発のリスク因子として、多変量解析では、年齢、閉経の状態、ステージ、断端の状態、Scratch Cytologyがあがった。

 10年乳房内再発率をみると、初発時の年齢が40歳以上では8.7%、40歳未満では29%で、若年齢で有意に高かった(p<0.0001)。ステージIでは12%、IIは11%、IIIは25%であった。病理断端陰性では7.3%、陽性では21%であった(p<0.0001)。断端のScratch Cytologyが陰性では9.8%、陽性では24%だった(p<0.0001)。

 遠隔転移の先行を除いた乳房内再発後の5年生存率はT4型で特に不良であり、T4Dで27%、T4Bで20%だった。

 乳房内再発を認めた196人中、143人がサルベージ手術の対象となり、89人に再部分切除、54人に乳房切除術が行われた。サルベージ手術後(観察期間中央値43.4カ月)の局所再々発は、再部分切除を行った患者では36人、乳房切除術を行った患者では5人に認められた。5年再々発率は再部分切除では43%、乳房切除術では8%であった(p<0.0001)。

 今回の結果から大渕氏は、「断端陽性例では陽性の程度により再切除またはBoost照射を考慮する必要があり、若年齢の断端近接例ではBoost照射を勧めたい。照射併用後の乳房内再発に対しては、乳房切除を考慮すべき」と話した。
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以前、主治医が講演で、「絶対手術をしたくないから、薬で何とかしてくれ」という患者さんの治療について話したことがありました。
私は「乳房より命を助けて~っ」と、主治医に訴えたぐらいなので、そこまでして乳房温存することに、強過ぎるこだわりを感じました。そして、どんな理由があるのか、、、妄想が膨らみました。

手術の麻酔薬にアレルギーがある、家族に心配をかけたくないので秘かに治療したい、容姿端麗で体のシルエットにこだわりがある、結婚・再婚したばかり、あるいはする予定で、夫婦生活に支障を来たす…、あまり思い浮かびません。が、実際は、やむにやまれぬ理由があるのでしょう。

再部分切除で済むなら、まだよいのかもしれませんが、結局全摘出となったら、なんだかやりきれません。
ここはやはり、術前に主治医とよく相談をし、色々な場合を想定しなくちゃいけないのでしょうね。

とはいえ、癌告知を受けた人は、癌患者としては新米です。気持ちに学習意欲がついてきません。特に手術前の人は、病気を学ぶ積極性なんて、まだまだ持てない時期でもあります。医師のほうから詳しい説明というか、こんなことがあり得るみたいな事前の心構えを促すことは必要だと思います。

私の親が癌で長患いしており、自分の癌告知に対しては大きな動揺はなかったです。が、“乳がん”は初めての体験。「さあ、病気について学べっ!」といわれても、乳がんは癌の種類からして複雑で、薬もややこしくて、どこから学んでよいのか、とてもわかりにくかったです。
これらを手術前の不安で一杯の時期に、しっかり理解せよというのは無理だと思います。

患者としては、身近な人がこういった病気になった際、自分のこととしてイメージトレーニングとか心構えをしておくのがいいように思います。概して、癌のような重い病気は、まずは親とか年上の身内から現れやすいですしね。


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新型インフル死亡率の各国差

2010年09月07日 | 新型インフルエンザ
春ごろ、すご~くい騒ぎとなった新型インフルエンザ、総括っぽい記事を見つけました。

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【日本の死亡率が低かったのはなぜか】2010. 7. 24

 今回の新型インフルエンザパンデミックで、日本での死亡率が諸外国に比べて低かったのは、成人に感染が広がらなかったからだ──。インフルエンザ研究者交流の会(会長:国立病院機構仙台医療センター西村秀一ウイルスセンター長)がこのほど開いたH1N1パンデミックに関するシンポジウムで、そんな見方が浮上した1)。

 「交流の会」は研究者だけでなく、開業医や地方の衛生研究所の担当者、ワクチンや診断機器メーカーなど、現場で診療や検査に携わる人が幅広く参加している。今年は7月2日から3日間、長野県軽井沢でシンポジウムを開き、H1N1パンデミックのこれまでと今後について、泊り込みで議論した。

 昨年の今ごろ最も懸念されていたのは、若年層に重症ウイルス性肺炎が多発し、救急医療が破綻することだった2)。先に感染が拡大した米国やメキシコでは、普段インフルエンザではあまり肺炎を起こさない20~50代の患者がウイルス性肺炎で死亡。東京大学医科学研究所の河岡義裕教授らによるサルの実験でも、新型インフルエンザウイルスは肺で増殖しやすく、病原性も強いことが示唆されていた。けいゆう病院(横浜市)の菅谷憲夫小児科部長は「重症肺炎のリスクを下げるため、患者全員にタミフルを投与すべきだ」と呼びかけた。

 新型インフルエンザが成人に重症肺炎を比較的起こしやすかったのは確かだ。厚生労働省によれば、15~65歳の死亡例における死因のトップは肺炎。患者の46%で報告された。だが幸い、救急医療が麻痺する事態には至らなかった。日本の死亡率は10万人当たり0.16。米国の3.96は統計の取り方が異なり比較しにくいが、カナダの1.32、韓国0.53、ドイツ0.31などと比べても低く、重症化例は想定を大幅に下回った。東北大学の押谷仁教授は「日本では感染拡大が学校内にとどまり、地域に広がらなかったのが最大の理由だ」と指摘した。

 実際、日本では新型インフルエンザで医療機関を受診した推定患者の7割以上が20歳未満だった。世代人口の65%が受診した計算だが、この世代の受診者が重症化や死亡に至るリスクは小さかった。逆にリスクが高かった40歳以上の世代では、推定受診者は約2.5%にとどまった。米国やメキシコで成人に広がったのとは対照的だ。会では地域の開業医や衛生研究所の担当者から、「家庭でも子供から親にはあまり感染しなかった」との声が相次いだ。

 なぜ日本では、成人の間で感染が広がらなかったのか。(1)抗インフルエンザ薬の投与でウイルスの排出量が減り、二次感染が抑えられた、(2)家庭内での感染予防策がよく実行された、(3)親世代に感染させやすい乳幼児の罹患率が比較的低かった(4)成人に新型インフルエンザへの感染を防ぐ何らかの免疫があった──などの可能性が指摘されたが、議論は収束しなかった。

 第1波は終息したが、日本には未感染の成人が大量に残っている。会場で行われた電子投票式アンケートでは、参加者の約半数が「今年の秋以降に新型インフルエンザが再流行する」と予測した。また「感染効率は変わらないかやや上昇し、病原性は同程度」と見る人が多数を占めた。

■参考文献
1)2010/7/24発売の日経サイエンス9月号「日本の死亡率が低かったわけ」
2)日経サイエンス2009年11月号「新型インフルエンザ 本当の怖さ」
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〉日本の死亡率は10万人当たり0.16。カナダの1.32、韓国0.53、ドイツ0.31

ホント、ダントツで低かったんですね。

子供から親への感染が少なかったことは、ドラッグストアなんかで、アルコールジェルやマスク、うがい薬など、すんごい勢いで売り出され、そして売れたことも関係したんじゃないでしょうか。それだけ皆、徹底して感染の予防をしたように思います。

毎日、マスコミが秒読みのごとく感染者数を発表したし、最初の頃なんか、感染者のプライバシーを無視して軌跡をたどった報道しちゃったり。これじゃ感染したら、病原菌扱いされて大変だという強迫観念も生まれ、不摂生の抑止力になったのかしら(苦笑)

そろそろ、インフルエンザを思い出したほうがよい季節になってきました。マスクの用意は早めにしておこうっと。


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グルコサミンの効果

2010年09月05日 | 病気・症状
抗がん剤治療で強制閉経したら、更年期症状がドッと出て辛いです。
スポーツによる変形性腰椎症の慢性腰痛の持病があるんですが、それも重くなってきますた。

私は豚足とか鶏の皮とか、、、グチュグチュした食感のある食品が苦手です。総じて、コラーゲンが多く含まれる食品が苦手でもあります。
というわけで、グルコサミン配合の健康食品を試してみたのですが。。。

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【変形性腰椎症の腰痛患者にグルコサミンは効果なし】 2010. 7. 27

  初の大規模無作為化試験の結果

 慢性腰痛で変形性腰椎症の患者を対象に、グルコサミンの影響を調べた初めての大規模かつ長期的な無作為化試験の結果が発表された。グルコサミンは、これらの患者の疼痛関連の機能障害や痛みの強さ、QOLの改善に効果がなかった。ノルウェーOslo大学病院のPhilip Wilkens氏らが、JAMA誌2010年7月7日号に報告した。

 変形性腰椎症がある慢性腰痛患者がグルコサミンを服用する頻度は高まっているにもかかわらず、その有効性を調べた質の高い研究はほとんどなかった。そこで著者らは、グルコサミンが処方薬としてのみ用いられているノルウェーで、二重盲検の無作為化試験を行った。

 06年12月から08年7月までにOslo大学病院の外来を受診した、25歳以上の非特異的腰痛患者の中から、痛みが6カ月超持続しており、MRIにより変形性腰椎症と診断され、ノルウェー版Roland-Morris障害質問票(RMDQ、0~24で表しスコアが高いほど障害は深刻)のスコアが3以上だった250人を登録した。無作為に1500mg/日のグルコサミン(125人、平均年齢47.5歳)または偽薬(125人、49.4歳)に割り付け、6カ月間経口投与し、治療完了から6カ月後まで追跡した。投与終了以降は患者が希望する治療を実施した。

 主要アウトカム評価指標は6カ月後と12カ月後の疼痛関連の機能障害とし、RMDQを用いて評価した。2次アウトカム評価指標は、安静時と活動時の腰と脚の痛みの強さとし、Numerical Rating Scale(NRS 、「0=痛みなし」から「10=最悪の痛み」までの11ポイントで表す)により評価。EuroQol-5 Dimensions(EQ-5D)を用いて健康関連QOL も評価した。分析はintention-to-treatで行った。

 患者が割り付け薬以外に使用していた腰痛のための治療は、鎮痛薬、カイロプラクティック、理学療法、マッサージなど。治療中とその後6カ月間に、両群においてこれらを利用していた患者の割合には差はなかった。

ベースラインのRMDQの平均値は、介入群9.2(95%信頼区間8.4-10.0)、対照群9.7(8.9-10.5)(P=0.37)。6カ月時のRMDQスコアの平均はどちらのグループも全く同じで、5.0(4.2-5.8)(P=0.72)。12カ月後は介入群4.8(3.9-5.6)、対照群5.5(4.7-6.4)(P=0.50)で、常に有意差なしという結果になった。

 NRSの比較においても、安静時の腰痛(6カ月時のP=0.91、12カ月時のP=0.85)、安静時の脚痛(6カ月時のP=0.59、12カ月時のP=0.93)、活動時の腰痛(6カ月時のP=0.97、12カ月時のP=0.90)、活動時の脚痛(6カ月時のP=0.61、12カ月時のP=0.95)の全てにおいて有意差はなかった。

 EQ-5Dについても同様で、全ての評価時点で両群間に差は見られなかった。

 加えて、各評価指標において臨床的に意義のある最低限の改善(RMDQではスコアが3ポイント低下、NRSでは2ポイント低下など)を示した患者の割合を比較したが、どの時点、どの指標においても両群間に有意な差は見られなかった。

 なお、割り付けられた薬剤以外に鎮痛薬や理学療法などを利用した患者と、全く利用しなかった患者の改善レベルに差は見られなかった。

 治療関連の重症有害事象は見られなかった。軽症の有害事象はグルコサミン群40人、偽薬群46人に認められた(P=0.48)。両群共に多く見られたのは消化器症状と皮膚症状だった。

 グルコサミンには、偽薬に優る効果はないことが明らかになった。

 原題は「Effect of Glucosamine on Pain-Related Disability in Patients With Chronic Low Back Pain and Degenerative Lumbar Osteoarthritis: A Randomized Controlled Trial」、概要は、JAMA誌のWebサイトで閲覧できる。
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う~ん、なるほどね、、、効かないわけだわ(苦笑)。
かといって、自分のきらいなものを食べるのはキツイですな。

というわけで、ゼリーを作って食べています。1日1個食べるのですが、、、1週間で飽きますた。


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小児癌とケータイ

2010年09月02日 | 病気・症状
ケータイ電話の電波の及ぼす影響について、ポチポチと研究報告があがってきました。

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【携帯電話の基地局近くに住んでも小児癌は増えない】 2010. 7. 16
  
  BMJ誌から

 携帯電話の基地局の近くに住んでいても、生まれた子供が幼いうちに癌を発症するリスクは上昇しない―。英London Imperial CollegeのPaul Elliott氏らは、英国の癌登録と全英出生登録から抽出したデータと、携帯電話基地局に関する情報を分析し、妊婦の不安を払拭する結果を得て、BMJ誌2010年7月1日号に報告した。

 携帯電話の使用と、脳腫瘍やその他の癌、片頭痛、めまい、それ以外の健康障害の関係については今も懸念がある。米英では様々な研究が行われ、多くが携帯電話使用と特定疾患の関係を否定するデータを報告している。

 近年、携帯電話の基地局が住まいの周辺に存在することが健康に害を及ぼすのではないかと心配する声が高まっている。基地局周辺の無線周波数電磁界に曝露することの影響は、成長発達の最中にある小さな子供たちと胎児においてより大きいと考えられている。

 そこで著者らは、妊婦のマクロセル型基地局(日本の携帯電話の基地局もこのタイプ)からの電波曝露と生まれた子供の幼少期の癌の関係を調べるケースコントロール研究を実施した。

 1999~2001年に癌登録にデータが入力された0~4歳の癌患者の全て(1926人)のうち、誕生時点の住所が明らかだった1397人(全体の73%、ケース)と、それらの患者と性別、誕生日が一致する5588人(患者1人当たり4人のコントロール)を分析対象とした。

 主要アウトカム評価指標は、脳と中枢神経系の癌、白血病と非ホジキンリンパ腫、あらゆる癌とした。

 癌患者1397人中251人が脳または中枢神経系の癌、527人が白血病または非ホジキンリンパ腫だった。

 誕生時の住まいから最も近くにある基地局までの距離の平均は、ケースが1107メートル(SD1131)、コントロールが1073メートル(SD1130)で、有意差なし(P=0.31)。

 住まいから700メートル以内に存在する全ての基地局からの出力の総計は、2.89kW(SD5.9)と3.00kW(SD6.0)で、やはり差なし(P=0.54)。

 住まいから1400メートル以内(1400メートルを超えると曝露はバックグラウンドレベルになる)に存在する基地局からの電波の出力密度の推定値は-30.3dBm(SD21.7)と-29.7dBm(SD21.5)で差はなかった(P=0.41)。

誕生時の住まいの出力密度が最も低いグループに属する母親から生まれた子供たちを参照群(低度曝露群)として、学歴、貧困度、人口密度などで調整し、あらゆる癌のオッズ比を求めたところ、中等度の曝露を受けた母親の子どもでは1.01(95%信頼区間0.87-1.18)、高度の曝露を受けた母親の子どもでは1.02(0.88-1.20)となり、非有意だった(傾向性のP=0.79)。

 脳と中枢神経系の癌も同様で、中度曝露群の調整オッズ比は0.97(0.69-1.37)、高度曝露群では0.76(0.51-1.12)で、傾向性のP=0.33だった。

 白血病と非ホジキンリンパ腫についても、それぞれ1.16(0.90-1.48)と1.03(0.79-1.34)で傾向性のP=0.51となった。

 最も近い基地局からの距離、700メートル以内の基地局からの出力の総計についても同様に、参照群(低度曝露群)、中度曝露群、高度曝露群に分けてオッズ比を求めたが、統計学的に有意なリスク上昇は一切見られなかった。

 このように、携帯電話の基地局からの電波の胎内曝露と4歳までの小児癌発症の間に有意な関係は見られなかった。

 原題は「Mobile phone base stations and early childhood cancers: case-control study」、全文は、BMJ誌のWebサイトで閲覧できる。
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こーゆー報告が出ると、逆方向の結果の報告も出るかもしれません。

それにしても、、、妊婦さんの中で、ケータイ電波を気にして、なるべくケータイを携帯しない人はどのぐらいいるのでしょうか。

妊婦になって次第に体が重くなってくると、ケータイとかパソコンとか、じっとしていても楽しめるガジェッツに楽しみをみつけやすくなるような気もしますが。。。こういうもんがない昔だと、大概の妊婦さんは編み物とか読書をしていましたね。

妊婦さんは食事や運動、もちろん生活スタイルなんかも、何かと制約が加わります。ストレス発散と、胎児のための我慢と、うまくバランスを取らなくちゃいけませんね。


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