乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

チョコとノーベル賞

2012年10月27日 | 社会
秋が急激に深まったこの頃、皆さまはいかがお過ごしですか?
私は風邪を引いて寝込みますた( ̄ii ̄)。
布団のかけ過ぎで、夜中に布団を蹴っ飛ばして寝てしまったのが敗因です。電気毛布も敷いちゃってたし。

で、ようやく治ってきたので、デパ地下で買い物に繰り出しました。1件目では自分にご褒美(←何の褒美?)とばかりに、小さいのに1個200円もするフルーツトマトをご購入。で、飲みかけの水筒と同じ袋に入れ、ぐるぐる巻きにし、外から黒い布をかけて二台に置いて二件目へ入ったんです。

弁当を買って戻ってきたら、、、トマトがないっ!(@ ̄Д ̄@;)

まぢかよ!?って感じです。
水筒は残っていたんです。でも、トマト2個が消えていた(。≧Θ≦。)

つまり、黒い布を取り払い、ガサゴソ袋を開けてトマトだけ盗ったんだね(゜◇゜ )。くそーっ(`ロ´)
自転車の荷台に荷物を置いたままにするのが不用心なのはわかっていましたが、、、まさか、二重にぐるぐる巻きにしたのを外し、トマトだけ持っていくとは想像できずです。普通、袋ごと盗っていくんじゃないかと。

水筒自体の値段が2800円だから、被害金額は400円で済んだのですが。。。夕飯のおかずを盗まれると、すご~~く腸が煮えまっせ(`ω´*)。
おかげで、野菜のない夕飯になってしまいますた。

水筒もべたべた触られたんだろうなと、煮沸消毒したのはいうまでもありません。こんな目にあうのなら、最初から用心すりゃよかった。。。

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【チョコレート摂取量が多い国ほどノーベル賞受賞者も多い】 NEJM誌から

国民1人当たり年間400g多く食べればノーベル賞1人、統計学的に“有意な”関係をユーモア交え報告


 欧米を中心とした世界22カ国の国民1人当たりのチョコレート摂取量と、人口1000万人当たりのノーベル賞受賞者数には強力な関係があることが、米Columbia大学のFranz H. Messerli氏の研究で分かった。今年のノーベル賞受賞者決定を受けて、2012年10月10日付のNEJM誌電子版にOCCASIONAL NOTESとして掲載されたこの報告は、ユーモアとウィットを交えつつ、統計学的分析結果の解釈には慎重さが求められることを、改めて訴えかけるものとなっている。

 著者のMesserli氏はスイス出身。2009年に独高血圧学会のFranz-Gross-Science Prizeを受賞、2010年には米高血圧学会のWilliam Harvey賞にノミネートされた、高血圧分野では著名な研究者だ。

 食品からのフラボノイド摂取は認知機能を改善するという報告がある。特に、定期的なフラボノイドの摂取は、認知症リスクの低減、特定の認知機能検査のスコアの改善、軽度認知機能障害を呈する高齢者の認知機能の向上と関連づけられている。フラボノイドの一種であるフラバノールは、ココア、緑茶、赤ワイン、一部の果物などに広く含まれており、加齢による認知機能の低下を遅らせる、または改善する可能性があると考えられている。さらに、フラバノールは血管内皮の機能を高め、血圧を下げる効果も持つことが示されている。

 したがって、フラバノールを豊富に含むチョコレートの摂取は、個人の認知機能を改善すると考えられ、これにより集団全体の認知機能も向上する可能性がある。そこで著者は、国レベルのチョコレート摂取量と国民の認知機能の間に関係があるかどうかを調べようと考えた。しかし、各国の国民全体の認知機能を示したデータは公表されていない。そこで、ノーベル賞受賞者の総数を国民100万人当たりの数で示せば、優れた認知機能を持つ人々が国民に占める割合の代替エンドポイントになり、国民全体の認知機能をある程度反映するのではないかと考えた。

 22カ国の人口1000万人当たりのノーベル賞受賞者の数(2011年10月10日判明分まで)は、Wikipediaの「List of countries by Nobel laureates per capita」から得た。

 これらの国の人口1人当たりのチョコレート摂取量は、スイスのウェブサイトであるChocosuisse、ドイツのサイトのTheobroma-cacao、欧州チョコレート・ビスケット・菓子工業協会であるCaobiscoのウェブサイトに掲載されていたデータから最新の数値を得た。

 国民1人当たりのチョコレートの摂取量と、人口1000万人当たりのノーベル賞受賞者の数の間には、有意で強い線形相関が見られた(相関係数r=0.791、P<0.0001)。外れ値となるスウェーデンを除くと、相関係数r=0.862になった。

 国民1人当たりのチョコレート摂取量と、人口1000万人当たりのノーベル賞受賞者の数がどちらも最高になったのは、スイスだった。

 得られた相関関係に基づいて推算すると、国民1人当たり年間0.4kg余分にチョコレートを食べれば、ノーベル賞受賞者が1人増えると予想された。これを米国に当てはめると、国民のチョコレート総摂取量が現在より年間1億2500万kg増えれば、ノーベル賞受賞者が新たに1人現れることになる。最小有効摂取量は約2kg/年だった。用量反応関係を見たところ、スイス国民の2011年のチョコレート摂取量である11kgを超えても、摂取量に応じたノーベル賞受賞者数の増加が期待できることが示唆された。

 なお、スウェーデンのデータを外れ値とした理由は、国民のチョコレート摂取量から予測されるノーベル賞受賞者数の2倍近くの受賞者を輩出しているからだ。著者は、考えられる理由として、ストックホルムのノーベル賞委員会が選考に際して愛国心を発揮している可能性や、スウェーデン人のチョコレート感受性が非常に高く、わずかな量でも認知機能の向上が得られる可能性などを挙げている。

 国民のチョコレート摂取量と人口1000万人当たりのノーベル賞受賞者数の間に驚くべき強力な関係が見られたが、因果関係が示されたわけではない。だが、用量反応関係が見られたことから、チョコレートの摂取がノーベル賞受賞に必要な基盤を作っている可能性はある、と著者は述べている。一方で、国民の認知機能が高いとフラボノイドの健康に対する利益に注目が集まりやすく、これによりチョコレートの摂取量は増え、並行してノーベル賞受賞者の数も多い可能性もある。因果関係の有無を明らかにするためには、無作為化試験が必要だ。

 この研究にはいくつか限界がある。例えば、ノーベル賞受賞者の過去と現在のチョコレート摂取量は不明であるし、国民のチョコレート摂取量とノーベル賞受賞者の数は年ごとに変動する。

 スイス出身の著者は、ダークチョコレートを日常的に摂取している。今回の報告では、同氏の累積チョコレート摂取量と将来的なノーベル賞受賞確率に関する考察はなされていない。

 原題は「Chocolate Consumption,Cognitive Function,and Nobel Laureates」、概要は、NEJM誌のWebサイトで閲覧できる。
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ヨーロッパにはおいしいチョコレートがたくさんありますね。リンツのシーソルトチョコがマイブームです。塩見が加わると、ダークチョコがさらに深い味わいになるような気がして。

チョコレートは高エネルギー食品なので、登山やハイキング、非常食・保存食ともなります。というのを口実に、私はネットで大人買いしちゃいます。先日はゴディバのプラリネチョコをご購入。1粒300円ってめちゃ高いけど、トマトを盗まれた後はこんなん食べないと気持ちが納まらないし(〃ω〃) 。

ゴディバのプラリネチョコは、洋酒がうんと利いているので好き。でも、、、風邪で鼻をやられてしまって、せっかくの高級チョコも味が全然わかりませ~ん(〒_〒)。

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なかのひと

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最適な休憩のタイミング

2012年10月09日 | 社会
昨夜からテレビでは、ノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥・京都大教授(50)の話題でにぎわっていますね。

人工多能性幹細胞(iPS細胞)の開発を発表してから6年、50歳でこの快挙です。日本人にもこんな人、いるんですねえ。素晴らしい。

今朝のテレビでは、実際は開発まで、挫折と再起の繰り返しだったと報じていました。
学生時代は柔道に打ち込んだが、十数回の骨折を繰り返したとか、それで整形外科医になったが、手先が不器用で自分は向いてないと悟ったとか。

親として、1回骨折したら、部活動を続けさせますか?
自分の手先が不器用で、手術が下手だとわかったら、研究者の道に方向転換しますか?

目の前にできた大きな壁を見た時、現代の教育システムだとどうでしょう。 
「無理しないで休んでいいよ」になっていないでしょうか?

実際に“無理”をさせると、鬱っぽくなってしまい、結果的に取り返しのつかない状態になる、、、のを恐れる。恐れるのが誰かといえば、本人以外の人たちです。

山中教授の凡人ならぬところは、こうした壁にぶち当たった時、自分で考えて自分で行動する力じゃないかと思いました。

文科省推奨の「生きる力」って、こんな試練を乗り越えるための力であるべきなんでしょうけど、、、実際の現場では逆方向に走ってないかと、ふと想像したりします。

もっとも、ノーベル賞を取るほどの「生きる力」を取り上げても、凡人には適切ではないですよね。では、山中教授の生きる力の源は何かと想像すれば、、、

整形外科の研修医時代、治すことができない数多くの患者がいるという現実に直面したといいます。
研究費が足りず、教授自ら資金集めのためにマラソンに出場したら、企業のみならず、患者さんたちからの寄付が集まり、彼らのメッセージに涙したといいます。

ここら辺が教授の生きる力の源になっているように思います。
生きる力の源って、学校の先生が教えてくれるもんじゃなさそうです。

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【良いアイデアがひらめく! 「最適な休憩」を取るタイミングとは】   (ライフハッカー[日本版])


シャワーを浴びたりランチを食べたりしているような、何気ない瞬間にふと天才的にいいアイデアがひらめくことがあります。この、「なぜこのようにひらめくのか」、「どのようにすればひらめきの回数を増やせるのか」についてのカリフォルニア大学の最近の研究がありました。
 
この研究では、145人の大学生を対象に、2つのクリエイティブな作業をして、それから休憩を取ってもらうようにしました。休憩中、1つのグループには指示を与えてほかの作業をしてもらい、別のグループはただ単に休んでもらい、最後のグループは「思考が散漫になるような作業」をしてもらいました。

休憩後、もう一度クリエイティブな作業をしてもらったところ、最後のグループがほかのグループよりも41%良い結果を出しました。休憩前にやっていたのと同じクリエイティブな作業をしているにも関わらず、最後のグループだけがほかのグループよりも良かったのです。研究者のBenjamin Baird氏は以下のように言っています。

「この実験は、思考が散漫になるようなことというのは、すでに頭の中に刷り込まれている問題に対してのみ効力を発揮するということを意味しています。一般的なクリエイティブな問題を解決する能力が高まる、ということではないように思われます。」

休憩を取ることで生産性が上がるというのは、みなさんご存知でしょうが、この実験によって休憩を取るのに最適な時間というのが分かりました。つまり、プロジェクトの仕事や解決したい問題に関する仕事を少しした後、休憩するのがいいようです。

多少思考が散漫になるような休憩を取れば、待ち望んでいたグッドアイデアがひらめく可能性が高まります。何か行き詰まった仕事や問題を抱えている人は、休憩を取るタイミングの参考にしてみてください。
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休憩を取る際は、休憩中に思考が散漫になるような作業をすること。

“挫折”して酒飲んで遊ぶっていうのも、似たような作業?かしらん(^▽^)。

自暴自棄になり、そのままそっちの世界から帰って来ない、というのはだめなようですね。あっちの世界で遊んでも、生きる力の原点が明確ならば、戻ってこれそうです。

現代人は、あっちの世界が楽し過ぎて、原点がぼやけてしまうのか。それとも、原点を持てないからあっちの世界に入り浸ってしまうのか。。。不況の影響も大きいのかなあ。

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なかのひと

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同窓会に出席しました。

2012年10月04日 | 生活
先月、高校の学年全体の同窓会がありました。幹事の命を受けた私は、1か月ほど前からお肌の準備です。

チョコレートが大好きなんですが、、、1粒食べると、翌日には吹き出物が1つ出現するため、この月はチョコレートと獣肉を断ちました。
チョコを食べなけりゃ、自然と体重が減少です。私ぐらいの年齢になると、中年太りをする人が激増するので、スリムでいられるっていうのは格好いいです。

髪の毛も染めている人が多くなります。私はまだそんなに白髪はありません。抜いてしのげる程度なんですが、、、後頭部は自分じゃ抜けません。なので、使ううちに黒く染まるというのが売りのシャンプーを使ってみました。

白髪は染まりませんでした。代わりに爪は黒く染まりました(T▽T)。タンパク質に作用するのは確かなようですけど。。。

事前の幹事会の時に、同級生の姿を見て悟ったんですよ。女も閉経が近づく年齢になると、老けた人とそうでない人と、はっきり差が出るって。

老け込む要因は、出産回数とか仕事の有無とか、あまり関係はないように見えました。それよりも、恋です!

恋愛している人はお肌がつやつやです☆
自信を持って生活している人は、目が生き生きとしている。

こ、これらは私にないものです。なのであわててこれらをゲット、、、できるわけありません。付け焼き刃ですが、エステサロンでシミや皺のカバー方法を習っちゃいました(〃ω〃)。

なんでこんなに力が入ったかというと、、、一応、乳癌患者だからです。
ここら辺で一度、皆さんに挨拶しておいて、お世話になった先生にも会って、お礼を言っておきたい。

10年後の次回の同窓会に出席できるかどうか。そりゃわからないから、というのが本心でした。

で、案の定、集まった同級生たちは老化の速度が人それぞれ。顔を治したんじゃないかと思うような人もいて、私も眼瞼下垂を治したいと本気で思いました。

恩師の挨拶では、「この場に来られた皆さんは、幸せな人です」とおっしゃったのが心に残りました。

そうですね、他人から見たら、同窓会に出席できるのは、幸せなことですよね。癌の親を看取り、失職し、癌の再発の不安をかかえて生きる私だって、他人から見たら、やはり幸せな人です。

血液の癌を患った同級生に声をかけられた時は嬉しかったです。彼女は杖をついていました。それを見ると、私と同じ気分で出席したのかなと。
「生き抜こうねーっ」なんて、手を取り合い、お互い気合いを入れちゃいました。

そうそう、私はいじめられたことがありましたが、、、私をいじめた人たちはいませんでした。彼女らは幸せじゃないのかな?なんてね。

私はスタイル維持に涙ぐましい努力をしているのですが、、、私なんかよりずっと格好いい人がたくさんいて、そういう人は、もちろん純白のニットドレスで体のラインを見せびらかしです。私もなんだか燃えてきました。もっと筋力トレーニングをしなければ。

会の最初に恩師への黙祷タイムがあったのですが、会場から「えー、あの先生が亡くなったの!?」の声があがりました。
私は次回に、自分の名前が呼ばれるのは、絶対いやだと思いました。10年後じゃ、まだ誰も死んでいない。そんな元気な年齢です。だから「えー、あの人がこの歳で!?」って言われるのは、ずぇぇったい嫌です。

同級生に会うのはこれが最後になるのかものつもりで出席したのに、なんだか元気になって帰途についたのであります。

そうそう、1か月間の節制生活のため、検診の血液検査の値がよくなっていました。乳癌以来、高脂血症になってきていたのに、コレステロール値が標準まで下がっちゃいましたよ。
でも、チョコレートのない生活は、もう我慢できませーん。

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患者様の満足度

2012年10月01日 | 患者の気持ち
台風一過、後片付けしています(;´3`)=3

我が家が台風17号の直撃コースに乗っかっちゃったのがわかっていたので、あらかじめ、昨年の教訓を元に、LEDランタンとネックライトを用意。もちろん、昨年吹っ飛ばされて修理代5万円もしちゃった門も縄でがっちり固定。とばされそうなものは全て家に収容。
草むしりはこの日のためにずっと放置。昨年は塩害で雑草まで枯れ、草むしりをしないですんだんです。

で、雨風が強くなりそうな夕方頃、救急車が続けて2台。強くなって更に2台。誰も外は歩いてなさそうな天候なのに、室内で一体何が? ひょっとしたら、暴風雨に恐くなった一人暮らしの人が呼んじゃったとか??

何とか夕飯は食べられたのですが、、、お風呂をどうしようかなと思っていたら、停電キタ━━━━(゜Д゜|||)━━━━!!
19時で真っ暗です。

一番困るのは冷蔵庫です。んが、これも昨年の経験から、バッチリ用意してありました。

おにぎりです!

でんぷん質は融けにくいのです。おにぎりを冷凍庫の一番上に置いておくと、保冷剤の役割も果たしてくれる。これも昨年の経験です。

ネック対策ができていたので、さっそくふて寝です。、、、とはいえ、20時に就寝っていうのは難しいです。暴雨風雨のサウンドエフェクトもすごいし。

防災ランタンにラジオも付いていたので、ずっとそれを聴いていました。3分間取っ手を回して充電すると、5分間ライトがつくかラジオが聴けるかという品なんですが、、、5分間って、短いです。
取っ手を回すのが次第に面倒になってきました。しかも、一番台風が接近した21時頃、ライトもラジオも点かなくなりました。

内蔵電池が切れたようです( ̄□ ̄;)

頃を見計らったように、トイレに行きたくなりました(T*T)。

仕方ないので、ネックライトを灯して用を足しに。でも、ネックライトの灯りはおぼろです(TT▽TT)。
というわけで、ヘッドライトが一番有用な気がします。ランタンは手で持って歩くことになるしね。

せっかく準備万端と思ったのに、今回もまた失敗です。
というわけで、ただいま、庭に飛んできたもんを片付けちうです。

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【病院に満足している患者は外来で50%、入院で64%】

厚労省が2011年受療行動調査をまとめる

 厚生労働省は9月11日、2011年の受療行動調査の概況を公表した。これは全国の医療施設を利用する患者に対し、受療の状況や受けた医療に対する満足度を調査したもの。



 それによると、外来を受診した患者のうち、病院に「非常に満足」あるいは「やや満足」(以下、「満足」)しているとの回答は49.7%。「やや不満」あるいは「非常に不満」(以下、「不満」)は4.4%だった。病院の種類別にみると、「満足」との回答は特定機能病院が57.1%と最も多く、小病院(52.2%)、大病院(51.1%)と続いた。「不満」との回答は、中病院が5.2%と最も多く、次いで大病院(5.1%)、特定機能病院(4.6%)だった。



 外来患者の項目別の満足度をみると、「満足」の割合が最も多いのは「医師以外の病院スタッフの対応」で49.3%。以下、「医師との対話」(48.8%)、「医師による診療・治療内容」(46.7%)と続く。一方、「不満」の割合が最も多いのは「診察までの待ち時間」(25.3%)で、「診察時間」(7.8%)、「精神的なケア」(6.0%)と続いた。



 入院患者では、「満足」が64.1%、「不満」は4.5%。病院の種類別では「満足」との回答は、特定機能病院が72.6%と最も多く、大病院が69.1%、小病院が65.4%。「不満」との回答は、療養病床を有する病院が4.9%と最も多く、小病院が4.6%、中病院が4.5%だった。



 入院患者の項目別の満足度では、「満足」の割合は「医師による診療・治療内容」(68.1%)、「医師以外の病院スタッフの対応」(67.1%)、「医師との対話」(63.0%)の順で多かった。一方、「不満」の割合が最も多いのは「食事の内容」で14.5%。「病室・浴室・トイレ」(11.2%)、「病室でのプライバシー保護の対応」(7.5%)と続く。



 診察を受けた病気や症状に対する診断や治療方針について、「医師から説明を受けた」と回答したのは外来が85.6%、入院が93.3%。また、その説明の内容が「分かった」との回答は外来が96.6%、入院が93.5%。「分からなかった」は外来が3.4%、入院が6.5%にとどまっており、きちんと説明がなされていることが分かる。



 もっとも、診断や治療方針に対する疑問や意見について「十分に伝えられなかった」との回答が外来で13.6%、入院では16.7%あった。「十分に伝えられなかった」理由については、「質問しにくい雰囲気だった」が外来で5.7%、入院で6.0%。「的外れな疑問や意見のような気がした」が外来で4.0%、入院が4.4%だった。



病院を選択した理由は、外来は「以前に来たことがある」が最多


 病院を選んだ理由については、外来では「以前に来たことがある」が38.0%と最も多く、「自宅や職場・学校に近い」(37.6%)、「医師による紹介」(33.2%)と続いた。入院では「医師による紹介」が49.0%、次いで、「以前に来たことがある」(34.9%)、「医師や看護師が親切」(34.7%)だった。



 病院を選択する際に「病院について何らかの情報を入手した」との回答は外来が51.6%、入院が55.3%。「特に情報は入手していない」との回答は、外来が38.8%、入院が35.3%だった。



 病院を選択する際の情報源を項目別にみると、「医療機関の相談窓口」が外来26.0%、入院42.4%と最も多く、「病院が発信するインターネットの情報」(外来13.2%、入院10.6%)、「病院の看板やパンフレットなどの広告」(外来11.9%、入院8.8%)と続いた。

病院の種類別にみると、いずれの規模の病院でも「医療機関の相談窓口」がもっとも重視されていたが、特定機能病院、大病院、中病院、小病院では「病院が発信するインターネットの情報」が次いで多かったのに対し、療養病床を有する病院は「病院の看板やパンフレットなどの広告」が続いた。



 調査は岩手県、宮城県、福島県を除く全国の500病院を対象に、2011年10月18~20日のうち1日、調査票を配布して行った。調査票の回収数は外来9万9986、入院5万2569。病院規模は、大病院は500床以上、中病院は100~499床、小病院は20~99床と区分した。



関連サイト
平成23年受療行動調査の概況(概数)
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超高齢化により、“患者”数は今後増えそうですし、“少子化”により、医療スタッフは減りそうです。外国人スタッフの導入なしでは成り立たないという声もあがっていますね。

いまのうちに“仮病”救急患者の撲滅を図らないと、病院に対して不満だらけになりそうです。

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