乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

S-1とハーセプチンの併用

2010年07月29日 | 病気・症状
抗がん剤と分子標的治療薬のコラボ投与は、今後、増えてくるのでしょうか。

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【進行再発乳癌に対するS-1投与で長期の病勢安定も可能乳癌学会2010】 2010. 6. 30

   第18回日本乳癌学会 2010年6月24日~25日 札幌

 
 進行または再発乳癌で、肺転移単独あるいはリンパ節転移単独の患者では、S-1単独あるいはS-1とトラスツズマブの併用で、長期間の病勢安定が可能になることが確認された。日本大学医学部乳腺内分泌外科の榎本克久氏らが、6月24、25日に札幌で開催された第18回日本乳癌学会学術総会で発表した。

 2005年から2009年に、アントラサイクリン系抗癌剤やタキサン系抗癌剤投与後にS-1を投与した進行・再発乳癌25人を対象とした。年齢は34~78歳(平均58.5歳)。ステージ1が1人、ステージ2Aが6人、ステージ2Bが5人、ステージ3Aが8人、ステージ4は5人。再発部位は肝が12人、肺が5人、脳が4人、皮膚が1人、骨が15人、リンパ節単独が2人だった。

 無病期間(disease free interval: DFI)が10カ月未満だったのは、ステージ4の患者と35歳未満の若年性乳癌患者だった。肝転移のある患者では病勢進行が認められることが多かったが、肺転移単独やリンパ節転移単独では長期の病勢安定(long SD)が見られた。

 副作用としては、グレード1が10人(色素沈着、口内炎)、グレード2が1人(口内炎)、グレード3が1人(口内炎)だった。

 榎本氏は発表の中でlong SDの見られた2人の症例を紹介した。1人はステージ4で、FEC(75)とドセタキセルを投与し、局所制御のため胸筋温存乳房切除術と腋窩リンパ節郭清を行った後に、レトロゾールとビノレルビンを投与したが、副作用のため中止。カペシタビンを投与したがグレード2の副作用が出て投与を中止し、3年前からS-1の継続投与を行っている。

 もう1人はステージ3Aで、胸筋温存乳房切除術と腋窩リンパ節郭清を先行して施行後に、FEC(75)を投与したがリンパ節転移が認められた。週1回のパクリタキセル投与とS-1による4週投与2週休薬を行ったが、グレード2の副作用のために中止した。カペシタビンやUFTを投与したがグレード2の副作用で投与を中止した。1年前からトラスツズマブとS-1による2週投与2週休薬を行い、治療を継続している。

 このような結果から、「S-1以外の5-FU系薬剤投与後でも副作用なくS-1投与は可能であり、トラスツズマブ併用では投与方法を工夫することで有害事象を認めず、long SDが見られた。分子標的治療と併用することによって、より効果的な治療ができる可能性がある」とまとめた。
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分子標的治療薬との新しい組み合わせです。
抗がん剤は、副作用が強い薬が多いですよね。比較的副作用の軽い分子標的治療薬と組み合わせ、相乗効果で奏効率が上がれば、抗がん剤の減薬が可能になるのでは?なんて、期待します。

薬歴を見ると、なかなかハードな感じがします。副作用との戦いもありそうですし。w医師の言葉を思い出します、「乳がん患者は、薬でつないで粘りましょう。辛抱してがんばれば、次の薬の登場に間に合うかもしれません」。


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40歳代のマンモ検診不要論

2010年07月27日 | 病気・症状
最近、日本では20-30歳代のマンモグラフィ検診について、高名な医師らがマスコミに、検診不推奨の要望書を出しました。一方、米国では40歳代の場合について注目が集まっているようです。

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【40歳代のマンモ検診不要論、米国ではメリットよりデメリットを重視乳癌学会2010】  2010. 7. 2

第18回日本乳癌学会 2010年6月24日~25日 札幌


 2009年11月に、米国予防医学特別作業部会(U.S. Preventive Services Task Force:USPSTF)はガイドラインを改訂し、40~49歳の女性に対するマンモグラフィによる定期的な乳癌検診を、「推奨B:推奨利益は中程度」から「推奨C:推奨しない、実施には個々人に対し考慮が必要」に引き下げた。これに対し、米国では患者団体などが猛反発し、大きな議論が起こった。日本でも新聞などがこの問題を取り上げ、関心を集めた。

 東京慈恵会医科大学乳腺・内分泌外科の内田賢氏は、6月24、25日に札幌で開催された第18回日本乳癌学会学術総会で、「マンモグラフィ検診には死亡率15%減というメリットがあるが、USPSTFは偽陽性や偽陰性などのデメリットを重視した可能性がある。これらは秤にかけられるものではないが、日本でも検診の不利益を受診者に正確に伝える努力は必要だろう」と述べた。

 この議論に関し、日本乳癌検診学会は2010年5月に、「USPSTFの改定は科学的根拠に基づいたおおむね適切なものであるが、米国のデータに基づいた判断であり、日本にそのまま適用することはできない。わが国では科学的根拠に基づいた推奨度の改訂を行うまでは、当面現行の推奨を継続することが妥当である」との見解を示している。

 米国では、年間4万人が乳癌で死亡しており、乳癌は肺癌に次いで多い。70%の女性がマンモグラフィ検診を受けている。

 40~49歳のマンモグラフィによるルーチンスクリーニングについては、メタアナリシスで15%の乳癌死亡率の減少が確認されている。一方、被爆や検査時の疼痛・不安、偽陽性や偽陰性というデメリットがある。

 内田氏は、USPSTFの改訂はこれらのうち、不利益の方を重視した可能性があると指摘。米国で1996年~2006年に行われたマンモグラフィ検診を行った約360万3800人についての調査報告において、60~69歳の検査では感度が80%程度、要検査率が8%程度だったのに対し、40~49歳の検査では感度は70%程度、要検査率が10%程度だったことを紹介した。

 出産能力がある年代の女性では、乳腺が発達しているため、マンモグラフィで乳腺と乳癌を見分けることが難しく、擬陽性・偽陰性の率が高い。そのため現在、40歳未満の女性には、マンモグラフィは推奨されていない。40代、50代と年を経るに従って乳腺は衰えて検査は行いやすくなるが、40~49歳の女性におけるマンモグラフィによる検診には議論がある。

 内田氏は、最も大きな問題として偽陽性を挙げ、頻度は0.9~6.5%であること、10年累積では40~49歳で56%にも上ること。40~49歳では1000人中84.3人が追加の画像診断を行い、1000人中9.3人が生検を行っていることを紹介した。

 さらに、年間女性1000人中0.07~0.7人存在する過剰診断についても言及。非浸潤性乳管癌(DCIS)は乳癌死亡率に影響を与えないこと、検診で見付かる癌のうち非浸潤癌は3割程度を占めること、DCISが浸潤癌になるには10年ほどかかることなどから、あまり早期に発見しても乳癌の死亡率の減少には結びつかないという公衆衛生の立場での意見があることを紹介した。

 内田氏は、「USPSTFは今回の改訂で、いろんな議論が起こることを望んだのではないか。また、Recommendationは経済状況を反映している可能性がある。個人的には、15%の死亡率減少という利益は、被爆や疼痛、不安、偽陽性、偽陰性、過剰診断などの不利益に勝ると考えるが、特に偽陽性と過剰診断の不利益と死亡率減少とをどのように重み付けるかは種々の立場で様々な考えがある。今後は日本でも検診の偽陽性、偽陰性の問題点を受診者に周知していくべきだろう」との考えを述べた。
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私は乳腺が濃くて、30代前半から今まで、マンモグラフィは真っ白に写ります。で、撮り直しになることも多く、結構、被曝量が多くなってしまっている気がします。撮り直してきれいに写ればまだいいんですが、結局「これじゃわかんないよ」と、医師に呟かれることの方が圧倒的に多いです(T_T)。自分でも毎回、撮影は無駄になりそうだと思いながらも、一応、検査を受けます。

というのも、乳がんが見つかったのは、マンモグラフィで写った石灰化の散らばり方に怪しい点があったからです。ほとんど真っ白に写るのに、その時は運よく乳腺の薄い部分に、不規則な石灰化の散らばりが写ったのです。同時に行ったエコーでは、異常なしの診断でした。

というわけで、運が影響した部分が大きいのかもしれませんが、一度こんなことがあったので、やはりダメもとでマンモグラフィも受けています。
そうそう、抗がん剤治療で強制閉経して4年が経ちますが、、、乳腺が減ってきますた。濃厚乳腺の私でも、女性ホルモンがどっかんと減少すると、乳腺もさすがに衰退するようです(苦笑)。


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ASCOがガイドライン改訂

2010年07月25日 | 病気・症状
米国臨床腫瘍学会(ASCO)って、時々、ガイドラインの改定が入ります。それだけ、有用な報告でガイドラインが塗り替えられるのかもしれません。
んが、ついていく身の我々患者としたら、患者にメリットのある治療法は歓迎ですが、難しいのはちょっとねえ…ですよねえ。

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【ASCOが6年ぶりに乳癌ホルモン療法のガイドラインを改訂】 2010. 7. 14

 米国臨床腫瘍学会(ASCO)は、ホルモン受容体陽性乳癌の女性患者に対するアジュバントのホルモン療法についてガイドラインを改訂し、7月12日に「Journal of Clinical Oncology(JCO)」電子版で発表した。

 今回の改訂は2004年の改訂以来となる。改訂に当たり、乳癌のアジュバント療法に使用された抗エストロゲン薬(タモキシフェン)とアロマターゼ阻害薬(AI)3種(アナストロゾール、レトロゾール、エキセメスタン)のいずれかを検討した、12の前向き無作為化試験の結果から、最新のエビデンスが検討された。

 これらの試験では、タモキシフェンの単独療法と比較して、AIの単独療法またはAIとタモキシフェンの併用療法は再発リスクを減少し、無再発生存期間を改善したことが示された。特にAIを使用することで、遠隔転移のリスクの減少、乳房内および対側乳房の再発のリスクが減少することが明らかになった。



 改訂されたガイドラインにおける新しい推奨の主なものは以下の通り。

・閉経後の女性患者では、イニシャルアジュバント療法、またはタモキシフェンを2~3年投与した後でAIを投与する方法のいずれかで、治療のコースにAIを含めることを考慮すべきである。AIは5年間まで投与可能である。タモキシフェンを5年間投与した後でAIを投与してもよい。

・タモキシフェンは閉経前・閉経後のすべての女性患者に投与すべきである。閉経前および閉経期の女性には、診断時から5年間タモキシフェンを投与することを推奨する。

・3種のAIにおける重要な有効性の違いは示されていない。

・タモキシフェンとAIの作用メカニズムは異なるため、両剤を使用しても多くの患者では副作用は比較的軽度である。タモキシフェンと比較して、AIは血栓形成と子宮癌の発生が少ないが、骨粗鬆症と骨折のリスクは上昇する。

 ASCOのEndocrine Therapy for Breast Cancer Update Committeeで共同司会を務めたUniversity of MichiganのJennifer Griggs氏は、「患者に治療への理解を深めて選択してもらうために、使用する薬剤の副作用について話し合うことが重要と考える。私たちにできることは、これらの重要な治療のコンプライアンスを最大限にすること」と話した。

 さらにガイドラインでは、今後、必要な研究として、治療に反応するホルモン受容体陽性乳癌の種類を示す腫瘍マーカーまたは病理学的所見、AIによる治療期間(5年か、さらに長期か)、タモキシフェンからAIにスイッチする最適な時期を挙げている。

 ガイドラインとその他の臨床ツールは、ASCOのホームページから入手できる

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>タモキシフェンの単独療法と比較して、AIの単独療法またはAIとタモキシフェンの併用療法は再発リスクを減少し、無再発生存期間を改善したことが示された。特にAIを使用することで、遠隔転移のリスクの減少、乳房内および対側乳房の再発のリスクが減少することが明らかになった。

アロマターゼ阻害薬(AI)3種の開発により、予後が改善されたことは、患者にとって大きなメリットです。で、これらの薬の副作用は、

>タモキシフェンと比較して、AIは血栓形成と子宮癌の発生が少ないが、骨粗鬆症と骨折のリスクは上昇する。

骨粗鬆症も骨折もいやだなあ。血栓形成と子宮癌の発生もいやだけど。。。
病気にならないのが、一番いいですねえ。


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すみません。薬って、本当に副作用がつきものなのね、と思ったら、なんか現実逃避したくなりますた。

なかのひと

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ゲムシタビン・パクリタキセル併用療法

2010年07月22日 | 病気・症状
日本の治療法は、海外より遅いといわれますが、、、それでも日本人患者の臨床試験は、行わなくちゃなりません。

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【ゲムシタビン・パクリタキセル併用療法は転移・再発乳癌に有望】2010. 6. 29

   第18回日本乳癌学会 2010年6月24日~25日 札幌

 転移・再発乳癌患者に対するゲムシタビン・パクリタキセル併用療法(GT療法)は、日本人患者においても海外の報告と同様の奏効率が得られ、忍容性も良好であることが、フェーズ2試験の2年間の経過観察報告から示された。6月24、25日に札幌市で開催された第18回日本乳癌学会学術総会で、大阪大学大学院乳腺・内分泌外科の中山貴寛氏が発表した。

 GT療法は、海外ではアントラサイクリン治療歴のある転移・再発乳癌の標準療法の一つと考えられている。

 中山氏らは、アントラサイクリン系抗癌剤による術前/術後補助化学療法を受け、転移・再発をきたした日本人の乳癌患者を対象としたフェーズ2試験において、GT療法の有効性と安全性を検討し、今回は2年経過観察した結果を報告した。

 パクリタキセル(T)175mg/m2を1日目に、ゲムシタビン(G)1250mg/m2を1日目と8日目に投与し、21日毎に繰り返した。

 主要評価項目は奏効率、副次的評価項目は奏効期間、無増悪期間、生存期間、1年および2年生存率、安全性であった。

 対象は、アントラサイクリンを含む術前/術後補助化学療法の治療歴を有し、転移・再発乳癌を認める56人(年齢中央値55歳)。転移巣を認めた患者は89.3%で、肺(51.8%)、骨(42.9%)、肝(35.7%)など、主要な内臓への転移が多くみられた。前治療でアントラサイクリンのみを投与されたのは55.4%、アントラサイクリンとタキサンの両剤を投与されたのは44.6%だった。

 エストロゲン受容体(ER)陽性は62.5%、プロゲステロン受容体(PR)陽性は46.4%、HER2陽性の3+は16.1%。

 完了コース数の中央値は7.5コース、Dose Intensityはゲムシタビン79.6%、パクリタキセル85.8%だった。

 有効性については、部分奏効(PR)26人(44.6%)、安定状態17人(30.4%)であった。奏効率は44.6%、奏効期間の中央値は7.9カ月だった。

 無増悪期間の中央値は8.6カ月、生存期間の中央値は27.1カ月(22.9カ月-上限算出不能)におよび、2年生存率は58.9%となった。

 サブタイプ別に効果をみると、ERまたはPRが陽性でHER2が陰性の場合、奏効率は59.3%、無増悪期間の中央値は9.3カ月であった。トリプルネガティブの場合、奏効率は35.7%、無増悪期間の中央値は6.0カ月。ER、PRはいずれでもHER2が陽性の場合、奏効率は22.2%、無増悪期間の中央値は9.6カ月。

 安全性について、試験期間中の死亡例はなく、有害事象は全例に発現したが、重篤な有害事象の発現は8.9%であった。有害事象による投与量減量は30.4%、休薬は39.3%、投与中止は10.7%、投与延期は66.1%だった。

 グレード3以上の主な有害事象として、血液毒性では好中球減少が82.1%と高率であったが、発熱性好中球減少症はみられなかった。血小板減少8.9%、ヘモグロビン減少7.1%であった。非血液毒性では、ALT増加14.3%、AST増加7.1%、下痢5.4%などがみられた。

 中山氏は「日本人患者を対象とした本試験でも、海外の報告と同様のGT療法の有効性を確認することができた。GT療法は、アントラサイクリン既治療の転移・再発乳癌の標準療法の一つと考えられる」と話した。
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今後、日本でもGT療法が行われるようになるのかもしれません。が、HER2強陽性の私としましては、、、はぁ~って報告に見えてしまいます。。。ちょっと落胆です。


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暑中見舞い

2010年07月20日 | まんが
皆さま、連休はいかがお過ごしでしたか?

私は、大学の時の友人が訪ねてきてくれました。ご飯を食べる以外は、ず~~~~っとおしゃべりして過ごしました。

彼女はそろそろ3人分の育児が終了し、そして、舅を看取ったところです。で、姑がちょこっと認知症になってきたので、嵐の前の凪状態である今、昔の友人を訪ねるのに積極的なんだそうな。

彼女は毎年、自作の農作物を送ってくれます。電話ではその都度、話をしていたのですが、会うのは十数年ぶりでした。

春先に私も、小学校からの友人に会いにいきました。スカイプでは夜通ししゃべりまくる仲ですが、7年間も会えずにいました。
自分が癌になっちゃったら、会える内に会っておいたほうがいいかな、なんて気持ちがわいてきたのです。

長年顔を見ていないと、電話やスカイプでしゃべりまくっても、相手の顔の記憶がかすんできます。それが実際に会うことにより、記憶の塗り替え作業が行われたような感じがしました。これでまた、気持ちを新たにおしゃべりできるかな。


さて、梅雨あけ宣言したら、急にあつくなっちゃいましたね。せめてこの絵で涼んで下さいませ。

暑中お見舞い申し上げます。


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い、いきなり暑くなりましたね。

脂肪を溶かすタンパク質

2010年07月18日 | 病気・症状
「わが社が開発した“ビューティーXXX”を飲むと、油をビューティーXXXが取り囲み、包んでしまいます。で、体外排出で~す!」
っていうダイエット食品が、はやったことがありました。
コップになみなみと注がれたサラダ油に、この商品を入れて実演します。すると、あ~ら不思議! 油がマリモのようにポコポコと塊になります。

試した人たち曰く、この食品を食べると、ウンチがやけに油っぽくなるのだそうです。

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【脂肪溶かすたんぱく質発見=抗肥満薬の候補に―東京大】 6月9日1時20分配信 時事通信
 
脂肪細胞内で中性脂肪の塊を溶かすたんぱく質を、東京大の宮崎徹教授らの共同研究グループが発見し、9日付の米科学誌セル・メタボリズムに発表した。副作用の少ない新たな抗肥満薬の候補になるとしている。

 このたんぱく質は「AIM」と呼ばれ、動脈硬化への関与などが知られているが、作用メカニズムは分かっていなかった。

 研究グループは、AIMをつくれないようにしたマウスが太りやすいことに着目。脂肪細胞で詳しく作用を調べたところ、AIMが細胞内に取り込まれ、中性脂肪の主成分である脂肪酸の合成を阻害することが分かった。この結果、余分に蓄積されていた中性脂肪の塊が溶け、脂肪細胞が縮小した。

 AIMのないマウスは脂肪細胞が大きく、通常のマウスより体重が1.5~2倍重い肥満状態だったが、AIMを注射するとやせた。

 宮崎教授は「もともと生体内にあるたんぱく質で、脂肪細胞にのみ作用するため、多くの抗肥満薬にみられる中枢神経系の副作用は認められない」としている。 
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この報告を読むと、AIMとよばれるたんぱく質が、肥満阻止の作用を持つ可能性を感じさせますね。しかも、もともと生体内にある物質ならば、アレルギー反応はなさそうですし。

“脂肪細胞にのみ作用する”だなんて、まるで分子標的治療薬みたい、ピンポイント治療じゃありませんか。
今後は、肥満治療も標的治療となってゆくんでしょうか。

ダイエットといえば、カロリー制限が王道です。
で、副作用は、リバウンド。また、やみくもに小食すると、栄養失調になってしまいます。

薬による肥満治療は、痩せないと、命に関わるような緊急を要する場合だけです。
普段、暴飲暴食して太ってしまった人が薬で痩せても、太るような生活習慣を変えることは、並大抵のことではありません。意識改革が必要です。


そういうけど、こーゆー薬が安価に手に入るのなら、試してみたいわと思う人、<ここをクリックよろしくね~ >

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アレルギー反応抑制物質の発見

2010年07月15日 | 病気・症状
“世界初”の発見を、日本から発表したようですぞ。

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【アレルギー反応ほとんど抑制…アラジン1発見】 Yomiuri online 2010年6月7日(月)12:21

 花粉症やアトピー性皮膚炎などさまざまなアレルギー反応を抑え込むたんぱく質を、渋谷彰・筑波大学教授らが世界で初めて発見した。

 このたんぱく質は人間などの生体内にもともとあり、その働きを高める方法がわかれば、画期的なアレルギー治療薬につながる可能性がある。6日発行の専門誌ネイチャー・イムノロジーで発表した。

 このたんぱく質は、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンなどの物質を生産して放出する「肥満細胞」の表面にあった。渋谷教授らはこれを人間とマウスからみつけ、「アラジン1」と命名した。

 その働きを調べたところ、肥満細胞の中で、ヒスタミンなどを放出させる信号の伝達を妨げていることがわかった。アラジン1が働かないマウスではアレルギー反応が激しく、アラジン1の効果も確認した。

 現在、アレルギー疾患の治療には、放出されたヒスタミンなどの働きを抑える薬が使われている。渋谷教授は、「アラジン1の働きを高める薬剤がわかれば、ヒスタミンなどの放出自体を抑え込める。ほとんどのアレルギー反応を根本から抑えられるので、これまでよりはるかに有効な治療ができる」と話している。


◆ アレルギー反応=体内に入ってきた物質に、体を守る免疫機構が過剰に反応して起きる。花粉症やアレルギー性鼻炎、ハチに繰り返し刺されて起きるアナフィラキシーショックなどがある。「IgE抗体」に花粉やハチ毒などが結合し、それが特殊なたんぱく質を介して肥満細胞を刺激して起きる。この反応は、もともと寄生虫を駆除するためのもの。強い毒性のあるヒスタミンなどを出すので、症状が激しい。
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うををっ! アレルギー反応を抑え込むたんぱく質って、「肥満細胞」の表面にあるのですね!
しかもその肥満細胞は、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンなどの物質を生産して放出する細胞でもある・・・(^^;)。

自動車に例えたら、アクセルとブレーキの関係。そういえば遺伝子の中にも、癌抑制遺伝子と癌発現遺伝子があり、これもアクセルとブレーキの関係に似ているのだそうです。
元来、生体はどちらも必要だから、持ち合わせているのでしょうか。

素朴な疑問。
んじゃ、肥満細胞をほとんど持たない人は、アラジン1もほとんどないけど、同時にアレルギー反応を引き起こすヒスタミンなどの物質を生産し、放出することもないってことかしら??

でも、じゃあ痩せて肥満細胞をなくしてしまえ!と思っちゃいけないんでしょうね。
肥満細胞も、体には適量必要ですもんね。車に例えるなら、クッションの役割。人間の体に備わっているものは、それなりの存在理由があると考えた方がよさそうな気がします。


でも、、、私は夏に向かって“肉じゅばん”を落としたいと、切実に思う人、<ここをクリックよろしくね~ >

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腫瘍径1cm以下のハーセプチンによる術後治療

2010年07月13日 | 病気・症状
腫瘍径5ミリと7ミリ、19ミリと20ミリ…、わずか1、2ミリの差に何か意味があるのでしょうか。

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【腫瘍径5mm以上のリンパ節転移陰性HER2陽性乳癌にはトラスツズマブによる術後治療を検討乳癌学会2010】 2010. 6. 28

  第18回日本乳癌学会 2010年6月24日~25日 札幌


 腫瘍径1cm以下でリンパ節転移陰性でもHER2陽性乳癌はHER2陰性に比べて再発リスクが高く、腫瘍径5mm未満では再発はないが、5~10mmの場合はトラスツズマブによる術後治療を検討すべきことがレトロスペクティブな解析で明らかになった。愛知県がんセンター中央病院乳腺科の堀尾章代氏らが、6月24、25日に札幌で開催された第18回日本乳癌学会学術総会で発表した。

 HER2陽性で、リンパ節転移陽性もしくは腫瘍径1cm以上では、トラスツズマブによる術後治療の有用性が臨床試験で示されている。しかしHER2陽性でも、リンパ節転移陰性で腫瘍径1cm以下の乳癌に対する効果は明らかではなかった。

 2003年4月から2007年12月に手術を行った腫瘍径1cm以下のリンパ節転移陰性の乳癌患者267人を対象とした。このうちHER2陽性が42人、HER2陰性が225人。観察期間中央値は4.3年。

 まずHER2陽性と陰性を比較したところ、HER2陽性で有意に無再発率が低く(p=0.031)、HER2陽性はHER2陰性に比べて再発リスクが高いことが示された。

 HER2陽性のうち、5mm未満群(23人)では再発は認められなかったが、5~10mm群(19人)では再発は21%(4人)で、有意に5~10mm群で無再発率は低かった(p=0.025)。

 なお5~10mm群のうち術後化学療法を行わなかった9人では2人(22%)が再発し、術後化学療法を行った10人(うちトラスツズマブは3人)では2人(20%)が再発していた。術後化学療法の有無で無再発率に統計的な違いはなかったが、術後化学療法を行わなかった群で早期に再発する傾向があった。

 これらの結果から堀尾氏は、「腫瘍径5mm未満では再発はなかったが、5mm以上ではトラスツズマブを用いた術後治療を検討すべきである」とした。ただし「“5mm”は目安であり、年齢やホルモン感受性など他の要素も考慮しなければならない。5mm未満では術後治療が不要というわけではない」と話した。
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なんだか、、、暗くなってしまいました。。。
私はHER2陽性、リンパ節転移陰性、腫瘍径7ミリなんですが、そうですか、約2割が再発ですか。
はぁ。。。  il|li_| ̄|○il|li


>術後化学療法の有無で無再発率に統計的な違いはなかったが、術後化学療法を行わなかった群で早期に再発する傾向があった。

再発を遅らせるためには、術後治療は必要なんですね。トラスツズマブ(ハーセプチン)にタキサン系を上乗せすれば、より効果的になるかもと、期待は持てそうですが。。。

なんか、脱力しました。本日はこのへんで。


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高校生の喫煙率

2010年07月11日 | 生活
最初、この記事を見た時、タイトルが間違っているんじゃないかと思ったのですが…(^^;)。“高校生”でいいようです。。。

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【高校生の喫煙経験率、5年で半減 09年は約6%】 asahi.com 2010年6月23日17時31分


 高校生の喫煙経験率が2004年の約14%から5年間で半分以下の約6%に減っていることが、岐阜薬科大、兵庫教育大などによる3万人規模の全国調査でわかった。喫煙の害への認識が社会全体で強まっていることが反映しているようだ。飲酒や違法薬物使用の習慣も減っていた。

 勝野真吾・岐阜薬科大学長(社会薬学)らが昨年10月から今年1月にかけて、全国から抽出した高校にアンケートした。59校の約2万9千人から回答があり、04年と06年の各約4万人の調査と比べた。

 すると、調査までの1年間に喫煙経験があると答えた高校生の割合は6.4%で、04年の14.4%、06年の10.7%から大きく減少。飲酒経験の割合は43.1%で、こちらも04年の62.8%、06年の55.5%から減っていた。

 違法薬物の経験率は04年の1.3%が06年には1.6%に増えたが、今回は0.74%に減少。シンナーや大麻の使用を誘われた経験も04年、06年に比べ半減していた。

 英米独仏など欧米の同年代を対象にした同様の調査では、大麻の経験だけで20%を超えており、日本は薬物乱用の予防対策が非常にうまくいっているという。

 勝野さんは「社会全体が喫煙に対し厳しくなっていることや、教育やキャンペーンが効果をあげていると考えられる。だが、経験率が減って社会の関心が薄れると再び増える傾向があり、油断はできない」と話す。
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高校時代、私も飲酒を体験しますた。父がとってもおいしそうに日本酒を飲んでいたので、そんなにおいしいのかと、好奇心に勝てず。。。

皆が寝静まった深夜、台所をごそごそ、日本酒をちびりとやったんですぅ。うまかった!
で、酒にめざめちゃったんですぅ。
父は喫煙もしていましたが、これは興味を引きませんでした。おいしそうに吸っていなかったし、煙もよい臭いじゃなかったし。

で、夜な夜な酒を飲みに台所へ、、、でも、毎晩だと減りが早い(笑)。バレないように飲むのはむずかしい。
ある夜、いつものようにこっそり酒を飲んだつもりが、、、うへぇ、みりんだった。 なんか、これで一気にテンションが下がり、台所通いは終わりを迎えますた。

と、まあ、高校生だと、酒屋に買いにいくわけにもいかず。当時の高校生って、そんなことしたら、たちまち警察を呼ばれてしまいそうな環境だったしで、飲酒を続けることは難しかったです。“習慣”となるには、環境もおこずかいもなし。

飲酒、喫煙、そして麻薬も、好奇心との戦いという面があると思います。高校生ぐらいの年齢だと、まさに好奇心旺盛な時期です。こういうことをしたら親が悲しむとか、廃人にまっしぐらとか、、、自制心は、そのずっと前から育むべきものですね。

私の場合は、受験勉強の日々に疲れ、何かイケナイことをしてみたいという、反抗心から行動したのですが、、、親に見つかったら大変、だなんて思っていたわけで、ずいぶんショボイ反抗心ですた。

喫煙に関しては、井上靖著「夏草冬濤」で、主人公がイケナイ喫煙をする描写を思い出します。なぜ、高校生ぐらいになると喫煙しようという気分がわきおこるか。で、煙草はおいしかったのか、まずかったのか。


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なかのひと

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がんペプチドワクチンの開発は前進するか

2010年07月08日 | 病気・症状
がんのワクチン治療というと、最近、接種が承認された子宮頸がんワクチンがありますね。がんも、いよいよワクチン治療の時代の始まりとなったようです。

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【 “テーラーメード”日本好機 2010年問題で世界をリードも】 産経新聞 2010年6月18日(金)08:00

 大型医薬品の特許が相次いで切れる「2010年問題」。製薬企業にとっては経営の根幹にかかわる苦難だが、ピンチをチャンスに変えようという動きもある。
 
 世界を舞台に展開する大手製薬企業は年間売上高1千億円を超えるブロックバスターを生み出し、特許期間中(最長25年)に莫大(ばくだい)な利益を得て、研究開発費を新たな創薬に回す、というビジネスモデルで成り立ってきた。

 しかし、創薬の“タネ”が開発しつくされ、そのビジネスモデルは困難に直面。肥大化する研究経費を効率的に運用するために、世界の製薬業界では巨大合併が進んだ。

 そんな潮流の中で、日本は最大手の武田薬品工業ですら売上高が世界15位(09年)と、後塵(こうじん)を拝してきた。当然、研究費も見劣りする。武田薬品工業の研究開発費は世界最大手のファイザーの3分の1以下だ。

 しかし、科学技術の進歩で状況は変わりつつある。たとえば遺伝子解析の技術は、薬の効きやすい人、効きにくい人を事前に調べることを可能にした。

 「今後は個人に合わせた“テーラーメード医薬”が出てくるだろう。ユーザーに合わせたモノづくりが得意な日本にとって有利な時代になる」と木村教授は予想する。

 実際、最先端のテーラーメード医薬品の開発が久留米大(福岡県久留米市)の研究室で進められている。同大が5年後の承認申請を目指して開発中のがんペプチドワクチンだ。

 がんペプチドは1991年にベルギーの研究者が発見したがん細胞の表面にあるタンパク質の断片で、ワクチンにするとがん細胞を攻撃する免疫細胞を活発化させる働きがある。

 久留米大では他国の研究者や製薬企業に先駆け、患者個人に合わせて2~4種類のペプチドを組み合わせた場合、末期がん患者の延命効果が得られることを突き止めた。

 久留米大先端癌(がん)治療研究センターの野口正典教授は「すべての人に同じ薬が効くとは限らない。21世紀の医薬は効果のある人だけに投与するのが当たり前になるだろう」と語る。

 がんペプチドは現在、実用化に向けた治験中だ。昨年4月から投与を受けている前立腺がん患者の男性(72)はすでに骨や脳にまでがんが転移している。しかし「この薬を使うようになってからは体調も良いし食欲も出た」と語る。がんペプチドはすでに物質の一部が特許を取得済みで、実用化の期待が高まっている。

 「いい薬になり得る研究は、日本にはいっぱいある」。そう話すのは大阪大医学部の森下竜一教授(先進医療)。ただ、「せっかくいい研究があるのに製品化されない制度的な欠陥がある」と指摘する。日本では大学の研究室で生まれた創薬技術が市場に出にくい状況があるというのだ。「問題は資金」と森下教授は指摘する。

 「米国では、先進的な研究にファンドや個人投資家が投資し、産学をつなぐ役割を果たしているが、日本にはその橋渡し役がない」という。

 久留米大も販売網を持たず市販後、臨床試験などが行えないため、「製品化には大手製薬会社の協力が不可欠」といい、現在も数社と交渉中という。

 2010年、主力商品の特許切れに直面する日本の製薬業界。個々の製薬会社や研究の現場では、それを乗り越えるための萌芽(ほうが)は生まれている。しかし、業界全体でみると、確かな“処方箋(せん)”を手にするには、まだ多くの課題があるのが現実だ。
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>久留米大では他国の研究者や製薬企業に先駆け、患者個人に合わせて2~4種類のペプチドを組み合わせた場合、末期がん患者の延命効果が得られることを突き止めた。

この研究は少し前まで、一部の医療関係者からは、何やらわけのわからぬ研究として語られたことがありました。どの程度の延命効果があるかは不明ですから、いまだに否定的な専門家もいるかと思われます。

しかし、、、新規なものとか、開発とかって、最初は専門家らの全否定から始まるものでもありますね。
患者サイドから見たら、まず、効けば○なのです。
原材料があやしげとか、製造過程が変とか、、、は、どーでもよろしい。副作用が少なく奏功すること。次に治療費。

> 久留米大先端癌(がん)治療研究センターの野口正典教授は「すべての人に同じ薬が効くとは限らない。21世紀の医薬は効果のある人だけに投与するのが当たり前になるだろう」と語る。

目ざましいスピードで開発されている分子標的治療薬も、まさにテーラーメードの薬といえるでしょう。そして、患者一人ひとりの治療歴により、薬の使用順番や量を変えたり…とか、研究が進めば治療も複雑化するのかもしれません。
患者も今後の展開を見据えて、勉強すべき???

いや~~、あまり複雑化したら、素人の独学は、反って医師の迷惑になっちゃうんじゃないかと、ちらりんこと思います。
実際、医師の講座で、「ネットで自分の病気について調べる患者さんがとても増えた。しかし、ネットは間違った情報も多い」と、苦言を呈する医師は少なくありません。

治療法は患者が理解するのに、難しい方向に進んでもいいです。高いQOLを維持して奏功するならば。


治療が複雑化すると、患者ができることといったら、すぐれた医師を見つけ出すことじゃないのか?と、ふと思った人、<ここをクリックよろしくね~ >

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ヨガと乳癌

2010年07月07日 | 病気・症状
はぁ~~~っ。
毎日、だらだらと過ごしています。なんか、やる気が湧き起こらなくて。。。
術後4年を経過したのに、倦怠感が抜けません。これ、抗がん剤の副作用のせい?(笑)

…。

なワケないですね(^^;)。んじゃ、梅雨のせいにしようっと♪ ←加齢のせいという発想はまるでナシ

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【ヨガで癌経験者の睡眠障害が改善、睡眠薬使用量も減少ASCO2010】 2010. 6. 8

 癌経験者は、癌治療が終わっても睡眠障害や倦怠感といった後遺症を高頻度で持っており、QOLが障害されているケースは多い。そうした悩みを持つ患者に対してヨガを行うと、睡眠障害や倦怠感が大きく改善する。

 6月4日からシカゴで開催されている第46回米国臨床腫瘍学会(ASCO2010)で、米ロチェスター大学メディカルセンターのKaren M.Mustian氏が発表した。

 Mustian氏らは、癌経験者の睡眠障害や倦怠感といった症状の改善法としてヨガの効果を検討するため、ロチェスター大がんセンターcommunity Clininal oncology programの調査拠点(URCC CCOP)を通して、全国多施設のランダム化比較試験を行った。

 対象は、転移のない早期癌の経験者410人。2~24カ月前に癌の標準治療を完遂しており、中等度から高度の睡眠障害に悩まされている人を対象とした。平均年齢は54歳、96%が女性で、75%が乳癌患者だった。いずれも過去3カ月の間にヨガに参加していなかった。

 通常のケアで経過観察する群(206人)と、通常のケアに加えて4週間の癌患者向けヨガプログラム「YOCAS」(週2回、75分/回)を行う群(204人)に分け、その前後で睡眠やQOL、倦怠感について評価を行った。介入前に客観的な睡眠障害の指標が高かった人(Pittsburgh Sleep Quality Index(PSQI)スコア5以上)は、ヨガ介入群で84%、通常ケア群で83%と、両群で差がなかった。

 YOCAS(Yoga for cancer survivors)とは、がん経験者向けのヨガプログラムで、呼吸法や瞑想、立位や座位、寝た状態でのポーズといった内容から構成される。CCOPの監修のもと作成された指導用のマニュアルやDVDがあり、本試験では、習得したインストラクターによって全米各地で標準化され実施されている。


 その結果、4週間のプログラム後には、ヨガ介入群では通常ケア群と比較して睡眠の質、倦怠感、QOL、日中の眠気、睡眠薬の使用量のすべてにおいて、有意に改善していた(すべてp<0.05)。
 
 特に改善が大きかったのは、睡眠の質だった(改善率:22%vs12%)。ヨガ介入群では、通常のケアを受けた群と比較して、PSQIによる客観的な睡眠障害(同31%vs16%)や日中の眠気(同29%vs5%)も、より多くの患者で軽減していた。また、睡眠薬の使用頻度について調べると、通常ケア群では、使用頻度が増加した人が5%存在したが、ヨガ介入群では21%の患者で減少していた。

 さらに、倦怠感については、ヨガ介入群の42%が改善したと報告している一方で、通常のケア群では改善している人は12%にすぎなかった。ヨガへの参加でQOLが向上したと報告したのは6%、通常のケア群では、QOLが上がった人はいなかった。

 Mustian氏は、「ヨガは、癌経験者が日常的に悩んでいる睡眠障害や倦怠感を改善するだけでなく、睡眠薬の使用量も減らすことができる。睡眠障害を訴えをする患者には、臨床医はヨガを勧めてもよいのではないか」と話している。
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1回75分間のヨガって、エクササイズとしては十分な時間になりましょうか。
呼吸法を体得するのは、私はいいような気がします。抗がん剤治療中、自律神経が乱れまくって、過呼吸が出ちゃったからです。

これ、出ると焦ります。特に、夕方から夜への交感神経から副交感神経への切り替え時とか、真夜中とか、過呼吸が出やすくなっちゃって。思わず救急車を呼びたくなるほど、焦ると、本当に苦しくなってしまいます。

また、瞑想もいいような気がします。焦って心臓がバクバクし始めた時、瞑想で精神をコントロールできたら、かなりQOLが上がりそうです。私は小さな不安が生まれると、必ずといってよいほど、大きく育ててしまうマイナス思考の持ち主ですから。妄想するのは得意なんだが、瞑想はその逆方向だもんね、難しそうです(^^;)。

精神コントロールに関しては、キム・ヨナが受けたと言われるトレーニングに大変興味を持っています。
不安を払拭する、、、癌経験者の最大の関心事じゃないでしょうか。不安が頭のどこかにぺったり貼り付いてしまっているから、睡眠障害が出てくるのかなと思ったりします。

なんだか、日中に眠くなったら、ヨガをやるのもいいような気がしてきました。人間は動くモノですからね、体を動かすことが、人間本来の姿かしら。。。


そりゃー、体を動かさないでダラダラするより、動かして適度な疲労を与えた方が寝つきはよくなるんじゃないのと思う人、<ここをクリックよろしくね~ >

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眠れないとはどういうことか?

2010年07月04日 | 患者の気持ち
自分が速効で寝付けるタイプなので、なかなか寝付けないという人の気分がいまひとつわからずにいました。

で、これがどんなに苦しいものなのか、理解できたのは家人の看取りがきっかけです。
あの頃は毎日、一寸先も読めず、家人も私もどうなっていくのかと思うと、大きな不安の濁流に飲み込まれた気分でした。体は激疲れのはずが、病院からの呼び出しがあるかもしれないと、全く眠りにつけなくて。

一睡もできず、でも眠くもならず、、、これが数日続きました。初めての体験でしたので、とても怖かったです。で、何とかこの事態から逃れようと、市販の睡眠導入薬を飲んだのですが。。。

きっかり3時間寝れました。が、、、ぜんっぜん爽やかな寝起きとはならず(T▽T)。薬を飲む前の、頭は疲れ思考は回らず、神経は過敏になった状態のつづきが待っていただけでした。ものすごーくがっかりしました。

というわけで、この時、うつ病からくる不眠で苦しむ人の気持ちが、始めてわかったのでした。睡眠薬を飲んでも、症状は改善しないんだなあと、身をもって知りました。

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【「眠れない」とはどういうことか?――人は毎日生きて、毎日死ぬ】

  ――自分が本当は何がしたいのかわからない。


「なかなか寝つけない」「寝ても眠りが浅くて、疲れがとれない」「寝よう寝ようと思うと、よけい眠れなくなってしまう」

 このような不眠症状は、「うつ」状態においてはもちろんのこと、精神的なバランスが乱れた場合に生じてくる、かなりポピュラーなものです。

 通常の治療では、「うつ」などの原疾患に対する治療薬とともに、その不眠の性質に応じて睡眠導入剤が処方される対症療法が行なわれます。

 しかしながら、不眠がかなり深刻になってくると、強力な睡眠剤を複数組み合わせて用いても「眠れる時には眠れるけれど、やっぱり眠れない時には薬を飲んでも眠れない」という状態に陥るケースも珍しくありません。何が何でも眠れるようにとさらに薬を増強していくと、強い眠気や脱力が長時間持ち越されてしまい、翌日が使い物にならなくなってしまったりします。

 今回は、このように通常行なわれている薬物療法で見落とされがちなポイントについて、つまり、不眠という状態をどう捉えるべきなのか、不眠という症状からどんなメッセージが受け取れるのかといったことを考えてみたいと思います。
「眠れない」とは?
まずは、「眠れない」ということについて、よく吟味してみましょう。
「眠れない」とは、「眠りたいのに眠れない」「眠るべきなのに眠れない」ということを省略した言い方であろうと思われます。
「頭」は本来「~すべき」、つまりmustやshouldの系列の言葉を用いる場所です。一方の「心」は「~したい」、つまりwant toの系列の言葉を発します。

「心」と「身体」は矛盾なく一心同体につながっていますが、理性や意志の場である「頭」は、「心」(=「身体」)に対してコントロールをかけたがる性質があって、「心」との通路を閉ざして一方的な独裁体制を敷きがちです。それは「頭」が「心」との間の蓋を閉めてしまった状態で、人間は「頭」vs.「心」(=「身体」)と分断されてしまい、両者は対立の様相を呈することになります。

 さて、この仕組みから考えますと、「眠るべき(頭)なのに眠れない(身体)」は蓋が閉まっている状態として理解できますが、「眠りたい(心)のに眠れない(身体)」ということはあり得ないことになります。さてこれは、どういうことなのでしょうか。

眠りは「心」=「身体」のもの
―「頭」に命令されてたまるか!
これは、「頭」による偽装工作の結果だと考えると、簡単に説明がつきます。
 つまり、「眠るべき」を「頭」が「眠りたい」に偽装したということです。この種の偽装は「頭」がしばしば行なうもので、「学校に行くべき」を「学校に行きたい」にすり替えたり、「会社に行くべき」を「会社に行きたい」にすり替えたりするのです。

 偽装というのは大げさに響くかも知れませんが、別の表現で言うならば、「心」(=「身体」)の声を無視して「頭」の意志が一方的に作り出した「~したい」であったということです。

 少々回り道をしましたが、ここで整理しておきますと、「眠りたいのに眠れない」という言い方も、実はその正体は「眠るべきなのに眠れない」だったということなのです。

 つまり「眠れない」という状態は、「眠れ!」と高圧的に指令する「頭」と、「意地でも眠るものか!」と反発する「心」(=「身体」)の対立の構図で理解できるということです。

なぜ「心」(=「身体」)は、
「眠るまい」と反発するのか?
「眠るまい」と「心」(=「身体」)が反発するのには、いくつかの理由が考えられます。
1つは、そもそも眠りは「心」(=「身体」)の側が自然に行なうはずのものであって、「頭」によって指示される筋合いのものではないということです。

「頭」に相当する部分を持たず「心」(=「身体」)だけでできている自然界の動物においては、睡眠は自然な欲求であり、葛藤なく実現されています。ですから、「心」(=「身体」)にしてみれば、「頭」が睡眠に口を差し挟んでくることは越権行為であり、それに反発を覚えるのも当然のことでしょう。

 現代人の生活は、案外歴史の浅い、時計仕掛けの硬直化した時間によって毎日の生活が規制されています。

 季節が変わっても、天候がどうであれ、体調や気分がどんなでも、決まった時間に起床し出勤しなければなりません。そこから逆算して、睡眠を○○時間とるべきだから何時には寝るべきである、と「頭」が計算し、きちんと実行できることが「規則正しい」ことだとして奨励されています。

 日々刻々と変わる生き物としては、必要とする睡眠の長さが日によって違ったり、眠くなる時間が変動したりすることはごく自然なことなのですが、しかしこれも現代の常識からすれば、「不規則な睡眠」として異常視されてしまう状況なのです。また、「うつ」状態においてよく見られる昼夜逆転の状態も、その意味が熟慮されずに、はなから病的なものと捉えられてしまう残念な傾向もあります。

 フランスの啓蒙思想家ルソーは、代表作『エミール』の中で次のように述べています。

食事と睡眠の時間をあまり正確にきめておくと、一定の時間ののちにそれが必要になる。やがては欲求がもはや必要から生じないで、習慣から生じることになる。というより、自然の欲求のほかに習慣による新しい欲求が生じてくる。そんなことにならないようにしなければいけない。

子供につけさせてもいいただ一つの習慣は、どんな習慣にもなじまないということだ。(今野一雄訳、岩波文庫より)

1日を一生と捉えて毎日の死を迎える

「心」(=「身体」)が「眠るまい」とするもう1つの理由として、今日1日の幕を引く気になれないということが考えられます。
 メメント・モリ(memento mori「死を想え」「死を忘れるな」という意味)という古いラテン語の格言があります。これは、「死」というものを想うことによって、ともすれば浪費されがちな「生」の有限性とはかなさを知らしめる警句です。

「よく死ぬ」ためには「よく生きなければ」なりません。ここで言う「よく生きる」とは、自分に生来与えられた固有の資質を存分に開花させ、自分らしい「生」を享受する生き方のことです。

 これを1日の単位で考えてみても、同様のことが言えるのです。
 1日を締めくくる眠りを、いわば「毎日の死」として捉えてみると、今日1日を「よく生きて」いなければ、「よく死ねない」。つまり、「死ぬに死ねない」がゆえに不眠になってしまうわけです。

1日をどう締めくくるか
 もちろん、1日は限りある短い時間ですから、欲張ってあれもこれもすることはできません。しかしながら、1日の中でたとえわずかでもその人らしい時間を持つことができたか否かは、その日の眠りを大きく左右します。

 よく「身体を動かして疲れれば眠くなるものだ」と言われたりしますが、これは「身体を動かす」ことがその人らしい過ごし方である場合に限って有効なものであって、そうでないタイプの人がいくら身体を動かしても、「身体は疲れているのに、頭だけが冴えてしまって眠れない」ということになってしまいます。

 静かに読書したり、音楽を聴いたり、日記をつけて自分との対話を行なったりすることがその人にとって大切な「自分らしい時間」であるならば、たとえ30分でもそんな時間を持つことによって、自分の奥底で何かが充足し納得するので、眠気も自然に訪れやすくなるでしょう。

どのように過ごすことが「自分らしい時間」になるのか、それは各人各様ですから、自分自身で試行錯誤しながら見つけていく必要があります。

 おびただしい「すべきこと」に追い立てられ日々を過ごさざるを得ない私たちにとって、ここで述べたようなことを実行することは、なかなか容易ではないかも知れません。しかし、何が自然で何が不自然なことなのか、日々の生活に何が欠けているのかということに無自覚であるよりは、せめて問題の所在に気づいているだけでも大きな違いなのです。

 また、薬物療法を要するような不眠に苦しんでいる方であっても、社会化された「頭」が、内なる自然(「心」=「身体」)に向かって力ずくで睡眠剤という爆弾を投下し「あるべき睡眠」を強要するようなイメージではなく、時間に制約された状況に生きているがゆえに薬を使わざるを得ないことを、自分の「心」(=「身体」)に詫びつつ、「これで少しでもお休みください」とお願いするような気持ちで薬を使用することが大切だと思うのです。
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ここでは、「眠りたいのに眠れない」という言い方は、その正体は「眠るべきなのに眠れない」だったということになっていますね。
で、現代人の生活は、歴史の浅い、時計仕掛けの硬直化した時間によって毎日の生活が規制されている。
で、ルソーの作品から引用し、眠れないと言う人は、体の必要性からくる欲求より、習慣による欲求に支配されているのではないかと指摘しています。
「自分らしい時間」を過ごすことが、眠りにつく鍵としていますが、、、確かにこれを探すのは難しそうですね。だって、「自分さがし」って言葉がはやるほど、自分が何者なのかわからん人は一杯いるでしょうから。

私は寝しなに、数学の問題をやったり、哲学書みたいな難解な本を読み出すと、とたんに眠くなります。そういえばリカ子は、数学の問題を解きだすと、頭が冴え、シャキっとすると言っていました。
「自分らしい時間」、私にとって数学とか哲学は違うみたいです。

自分の奥底で何かが充足し納得するという「自分らしい時間」、、、私のそれは、ネットオークションです! これをやりだすと、リカ子と同様、頭が冴え、興奮し、眠りに、、、あれっ、眠りにつけないよ!


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高齢乳癌患者の乳房温存術後

2010年07月01日 | 病気・症状
「75歳以上は、死ねっていうのかいっっっ!(怒)」。

国が“後期高齢者”に保険金を特別徴収しようとした時、話題になったセリフです。死ねと言うどころか、乳がんのある限定条件下では、70歳以上なら治療を省略しても寿命に及ぼす影響は少なそうな報告がでました。

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【高齢乳癌患者の乳房温存術後 ホルモン療法に放射線治療追加の有無で予後変わらずASCO2010】2010. 6. 21

   第46回米国臨床腫瘍学会 2010年6月4日~8日 Chicago, U.S.A.

 70歳以上の高齢の早期乳癌患者では、乳房温存術後の放射線治療を省略してホルモン療法を行っても、ホルモン療法単独と10年後の生存率や遠隔転移の発生率は変わらないことが明らかになった。6月4日から8日までシカゴで開催された第46回米国臨床腫瘍学会(ASCO2010)で、米ボストンのMassachusetts General HospitalのKevin S.Hughes氏が発表した。

 リンパ節転移のないステージ1の早期乳癌においては、乳房温存術を受けた場合には、その後放射線治療を受けるのが標準治療になっている。ただし、進行が遅く再発リスクが低いことが予想される高齢患者にとっても同じ治療が適しているのかどうかは、明らかではなかった。

 研究グループは、1994~99年に、70歳以上で乳房温存術を受けた早期乳癌患者636人(エストロゲン受容体(ER)陽性、リンパ節転移なし、腫瘍径2cm以下)を対象に、5年間のタモキシフェン単独療法(Tam)群319人とタモキシフェンと放射線療法併用(Tam+RT)群317人の2群に無作為に分け、その後の経過を比較した。

 同グループは以前、観察期間中央値7.9年の結果を発表しており、当時は、Tam群がTam+RT群と比較してわずかに再発リスクを高めることを報告。今回は観察期間中央値12年の長期予後について検討した。

 主要評価項目は、局所再発率、再発による乳房全摘術の実施率、遠隔転移の出現率、そして、乳癌特異的生存率、全死亡率とし、すべて観察期間10年間で評価した。

 同側乳房への再発リスクは、Tam群が9%(27人)だったのに対し、Tam+RT群は2%(6人)と低かった(p=0.0001)。

 ただし、再発によって最終的に乳房全摘術を行ったケースは、Tam群では4%(10人)だったのに対しTam+RT群では2%(4人)で、両群で差はなかった。(p=0.1779)両群の生存率についても差はなく、10年間の乳癌特異的生存率は、Tam群98%、Tam+RT群97%(p=0.4115)、全生存率は両群とも67%だった。

 さらに、遠隔転移の発生率(Tam群5%、Tam+RT群5%、p=0.451)や新たな第2の癌の発生率(9%、12%、p=0.7258)も、両群で変わらなかった。

 観察期間中央値12年の間に、49%の患者が死亡しており、乳癌による死亡は3%だった。

 「この結果から、319人が放射線治療を受けることで、21人の再発を防げるということになる。わずかにメリットはあったものの、生存率などその他の項目については両群で差はなく、高齢者の早期乳癌で乳房温存率の後に放射線治療を受けることのメリットは小さい」とHughes氏。「放射線治療の省略は、我々の研究の範囲では、理にかなった治療の選択肢だ」と結論づけた。
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この結果の重要ポイントは、
1 進行が遅く再発リスクが低いことが予想される70歳以上の患者
2 ER陽性、リンパ節転移なし、腫瘍径2cm以下

で、 同側乳房への再発リスクは、ホルモン剤単独治療の場合のほうが、放射線も行った場合より高い、、、んが、生存率は同じ結果に落ち着いた!

これって、70歳を超えると、

>観察期間中央値12年の間に、49%の患者が死亡しており、乳癌による死亡は3%だった。

乳がんで死亡するより、他の要因で死亡することが主、と言われているも同然ですね。まあ、、、70歳を迎える前に、乳がんでなくても多くの人が亡くなります。70歳を超えたら、やはり乳がんと関係なくとも、多くの人が亡くなるのは自然な感じがします。

もっとも、がん患者となってしまった私は、長期生存は目指していません。それより、生活の質です。きょう一日、生きてよかったと思えることがあったか。小さな満足を感じられたか。これが一番大切ですわ。

乳がん患者の皆様、さあ、身近な幸せを探しましょう。


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