乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

年1回のスクリーニング検査にMRI?

2011年01月30日 | 病気・症状
MRIの有用性について、遺伝性や乳癌既往歴別に研究した報告をみつけました。

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【乳癌既往者に対するスクリーニングでMRI検査は有用】

 米Washington大学医療センターのWendy B. DeMartini氏らは、乳癌既往歴を持つ女性に対する年1回のスクリーニングの際に、マンモグラフィーに加えてMRI検査を行うことを支持する研究結果を米放射線学会(RSNA)で2010年11月29日に報告した。

 米癌協会(ACS)の現行のガイドラインは、遺伝的な素因を有する、または、強力な家族歴があり乳癌の生涯リスクが20%を超える女性を対象に、毎年のスクリーニングに乳房MRI検査の実施を推奨している。一方で、乳癌の既往歴がある女性については、MRIスクリーニングを推奨すべきかどうかを判断できるほど十分なエビデンスはない、としている。

 DeMartini氏らは、ガイドラインが適応としている女性と、乳癌既往女性に対するMRI検査の有効性を調べるために、後ろ向き研究を行った。得られた結果は、MRIスクリーニングの乳癌検出における有用性は、遺伝的な素因を有する、または強力な家族歴がある集団に比べ、乳癌歴を持つ集団で高いことを示唆した。

 2004年1月から2009年6月にMRIを用いたスクリーニングを初めて受けた女性1026人を分析対象とした。うち327人は遺伝的素因または強力な家族歴を有し、646人は乳癌既往歴を持っていた。

 1026人中27人が乳癌と診断された。MRI検査で陽性となったのは、それらのうちの25人で、感度は92.6%だった。

 乳癌と診断されたのは、癌既往者の3.1%、遺伝的素因/強力な家族歴あり群では1.5%で、それぞれのグループにおけるMRI検査の特異性は93.6%と86.3%になった。特異性が高いほど、偽陽性となって別の検査や生検を受ける女性は少なくなるため、この点においてMRI検査の利益は乳癌既往者でより高いと考えられた。

 DeMartini氏らは、ガイドラインを変更するためには、同様の研究をさらに行って今回の結果を確認する必要があると述べている。
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まず、
>米癌協会(ACS)の現行のガイドラインは、遺伝的な素因を有する、または、強力な家族歴があり乳癌の生涯リスクが20%を超える女性を対象に、毎年のスクリーニングに乳房MRI検査の実施を推奨している。

日本には毎年のスクリーニングにMRIは奨励していませんね、自己判断で検診です。

>一方で、乳癌の既往歴がある女性については、MRIスクリーニングを推奨すべきかどうかを判断できるほど十分なエビデンスはない、としている

乳癌になった人が、毎年MRIスクリーニングを受けるように医師に言われた人もほとんどいないんじゃないでしょうか。

「乳癌になった人が再発した場合、対処治療が少し遅れても予後に差はない」と私の主治医は言います。なので私の場合、年に1回のマンモグラフィとエコー検査、血液検査を半年に1度で経過を見るのみです。
かなり咳が続いた時があったのですが、CTすら撮ってくれへんかったのやで。

でも、遺伝的に発病しそうな場合だと、私だったら毎年検査するかなあ。で、何年か続けていると、仕舞いには乳房切除手術なんかを受けちゃうかもです。高率で発病するとなると、そんなん持って不安がって暮らすより、ないほうが安心を得られる気がして。。。
でも、うんと若い時なら本当に悩んでしまいますね。
こういうことを考えると、妊娠・出産は体が若々しいうちに済ませておいたほうがいいなとつくづく思います。


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なかのひと

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混乱する乳癌ラジオ波療法

2011年01月27日 | 病気・症状
医師に乳がんと診断され、手術を勧められても、絶対に乳房切除はイヤだという患者さんも存在するようです。W医師の講演会で、「そういう患者さんのための濃厚治療」なんぞ、、、時々紹介しますから。

そういう患者さんが一縷の望みをたくすのに、「ラジオ波治療」があると聞きます。

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【混乱する乳癌ラジオ波療法】


  日経メディカル2010年12月号「トレンドビュー」
     「臨床試験に限定を」と学会が普及に歯止め

“切らない乳癌治療”として注目を集めるラジオ波療法だが、このほど日本乳癌学会が「臨床試験に限定を」と発表し、普及に歯止めを掛けた。ラジオ波療法の実施を停止する施設も出ている。
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 乳癌のラジオ波熱凝固療法(ラジオ波療法)をめぐって現場に混乱が起こっている。今年6月、日本乳癌学会が「臨床試験として実施されるべき治療法である」と会員に注意を喚起し、事実上の歯止めを掛けたためだ。

学会が実態調査に乗り出す

 乳癌の治療は外科手術が中心であり、早期乳癌では乳房温存手術が広く行われているが、「できれば切りたくない」という患者は少なくない。そんな患者心理を反映して普及してきたのがラジオ波療法だ。

 原理は電気メスと同じで、超音波ガイド下で腫瘍に細い電極を差し込み、交流(ラジオ波)電流を流して腫瘍組織を焼く。肝細胞癌で2004年に保険適用が認められているほか、肺癌、乳癌、腎臓癌などで研究が進んでいる。乳癌では数年前から、保険外の自由診療(患者の負担はおよそ30万~35万円)でこの治療を行う医療機関が出てきていた。

 だが「この治療後に再発した患者が、ほかの医療機関に駆け込んでいるという報告が複数寄せられた」(東北大教授で同学会医療安全委員会委員長の大内憲明氏)。そこで同学会は今年1~2月に実態調査を実施。把握できた1000件余りの症例の過半数が、臨床試験以外の目的で行われていた。この結果を踏まえて同学会は、今年6月の定時総会で、ラジオ波療法を臨床試験以外の目的では行わないよう注意を喚起。学会の決定に強制力はないが、悪質なケースは対応を検討するという。

適応を超えた治療が横行

 なぜ再発症例が増えてきたのか。2003年からこの治療の研究を精力的に行ってきた和歌山県立医大第一外科准教授の尾浦正二氏は、「一部の医療機関が、適応の限度を超えて行った結果」と話す。

 腫瘍が大きいほど、当然“焼き漏らし”のリスクが高まる。国立がん研究センター中央病院乳腺科・腫瘍内科副科長の木下貴之氏によると、1回の焼灼で変性する組織の範囲は直径3cmほどだという。「主病巣はこの範囲に完全に収まる必要があることから、適応となる腫瘍の大きさは1~2cm程度だろう」(木下氏)。ところが一部の医療機関では、3cmを超える症例にもラジオ波療法を行っていたようだ。
 また、主病巣が1~2cmであっても乳管内の進展巣が焼け残ることもある。「こういう病巣は放射線照射などで制御可能と予想されるが、まだ研究段階だ」(木下氏)。

 つまりラジオ波療法は、乳房温存療法などと比較して、乳房の整容性やQOL、長期生存率などが同等以上であることはまだ証明されておらず、さらに治療前の検査やフォローアップ法なども確立されていない技術なのだ。10年ほど前から肺癌や腎臓癌のラジオ波療法に取り組む岡山大放射線医学教授の金澤右(すすむ)氏も「ラジオ波療法は、肝臓以外の臓器については未完成の技術」と話す。「乳腺の専門医は針生検に慣れているので、電極を簡単に刺せる。だからラジオ波療法そのものも簡単だと思ってしまいがちだったのではないか」(金澤氏)。

研究を中断する施設も

 日本乳癌学会は「臨床試験として実施する」ための要件として、厚生労働省が告示した「臨床研究に関する倫理指針」の遵守を求めている。ここには研究計画書を倫理委員会に諮るなどの規定が盛り込まれており、大学など研究機関以外にとっては、事実上の中止勧告といえる。

 研究機関でもラジオ波療法の実施を中断する施設が出てきた。和歌山県立医大は新規の実施を昨年から停止している。「初期からこの治療に取り組んできた者の責任として、まず長期成績を見極めることを優先させたい」(尾浦氏)。

 早期乳癌へのラジオ波療法は、第3項先進医療技術として認められており、国立がん研究センター中央病院など6施設で臨床研究が行われている。

 一方、自由診療でこの治療を行っていたある医師は「腫瘍の大きさが3cm程度の患者には、私もまず手術を勧めている。しかしインターネットなどでラジオ波療法の情報を見付けてきて『絶対に手術は嫌だ』と言い張る患者もいる。そういう人には再発のリスクを説明して実施した」と話す。もちろん、患者が希望すれば何をやってもいいわけではない。ただ、専門家の間では“研究段階”という認識でも、情報を得た患者が行動を起こすのは止められない。

 乳癌学会の会員への注意喚起で、自由診療を行う医師に歯止めが掛かるのか。乳癌のラジオ波療法をめぐる混乱は、しばらく続きそうだ。
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>1回の焼灼で変性する組織の範囲は直径3cmほどだという。「主病巣はこの範囲に完全に収まる必要があることから、適応となる腫瘍の大きさは1~2cm程度だろう」。
> また、主病巣が1~2cmであっても乳管内の進展巣が焼け残ることもある。「こういう病巣は放射線照射などで制御可能と予想されるが、まだ研究段階だ」

私の乳がんは「飛び散り型」でした。腫瘍径自体は1センチ足らずだったのですが、、、マンモグラフィには、乳房全体に小さな石灰化の集積が映っていました。おそらく、点在する石灰化はがん細胞の活動跡だと思われます。というわけで、乳房を全摘出することにあまりためらいはありませんでした。というか、全てのがん細胞を確実に取ってほしいと思いました。

乳がんのラジオ波療法、上記を読むとなんだか美容整形手術を受けにいくような、生命の危機とは離れたノリを感じてしまいます。それは施術する側の医師にも同様、感じます。「患者が希望すれば何をやってもいいわけではない」をもっと強調しなくちゃ、こういった患者はやはり温存に固執するのではないでしょうか。

この治療法を選んで再発すると、「あ、しまった!」と思うのか。
「あなたは乳房を温存できたのに」と、他の病院で言われた全摘出患者も、あ、しまったと思うのでしょうか。。。

手術後、私は主治医が若い患者だけ同時再建術を勧めていたと知り、憤りました(苦笑)。一度、手術をした患者ならば、もー手術は懲り懲りという気持ちに共感できるでしょう。私はもう、まっぴらです。なので、主治医を恨んじゃいました。

ところが、です。
乳房再建術も最近、格段に技術が進んできました。その過程を追うたびに、あの時、是が非でも再建しなくてよかったのではないかという気持ちがわいてきます。
是が非でも乳房温存し、放射線治療をしていたら・・・。乳房再建術には不利だし、それより、私の場合は絶対再発したとも思います。

全摘出した直後は、片胸だけないのはとっても不便で、絶対再建しようと思っていました。でも、数年経つとその興味も薄れました。つまり、あまり不便を感じなくなったのです。そうなると、どーでもいーです(^^;)。
胸に拘るより、他に気持ちを注ぎ込むことができちゃったともいえます。


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乳癌と肥満

2011年01月25日 | 病気・症状
ホルモン治療を受ける患者の場合、肥満は大敵。でも、治療を続けていると、食事量に注意しているのに、なぜか体重が増えてくる…、そんな人は大勢います。自分じゃ努力しているのに、実らないどころか、あざ笑われるかのごとく肥満する、、、た、耐えられん!

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【エキセメスタン、タモキシフェンによる術後ホルモン療法の効果は肥満女性でも標準体重の人とほぼ同じ】

   サンアントニオ乳癌シンポジウム2010年12月8日~12日 San Antonio U.S.A.

肥満は乳癌患者の再発リスクを高め、生存率に悪い影響を与えるといわれている。しかしアロマターゼ阻害剤のエキセメスタンやタモキシフェンによる術後ホルモン療法を受けた乳癌患者において、肥満女性の無病生存率は標準体重の人と変わらないことがフェーズ3試験であるTEAM試験の解析で明らかになった。オランダErasmus Medical Center Daniel den Hoed Cancer CenterのC. Seynaeve氏らが、12月8日から12日に開催されているサンアントニオ乳癌シンポジウムで発表した。

 TEAM(tamoxifen exemestane adjuvant multinational)試験は、閉経後でホルモン感受性早期乳癌患者を対象に、術後補助療法として、アロマターゼ阻害剤であるエキセメスタンとタモキシフェンを比較した無作為化オープンラベル国際共同試験。当初5年間タモキシフェンを毎日投与する群と5年間エキセメスタンを毎日投与する群を比較する予定だった。しかしIES試験でタモキシフェンからエキセメスタンへの切り替えで無病生存率が改善することが明らかになったため、TEAM試験のタモキシフェン群はすべて無作為化後2.5年から3年の時点でエキセメスタンに切り替えられた。

 今回の解析では体重と身長が分かった6304人を対象とした。このうち標準体重(BMIが18.5kg/m2以上25kg/m2未満)は36.1%、過体重(25mg/m2以上30kg/m2未満)は37.8%、肥満(30kg/m2以上)は24.6%だった。なお低体重(BMI<18.5kg/m2)は1.5%だったが解析から除外した。

 フォローアップ期間2.75年の時点で、エキセメスタン群の無病生存率は91.5%、タモキシフェン群(タモキシフェン→エキセメスタン)は90.2%で、ハザード比は0.87(95%信頼区間:0.74-1.03)、p=0.11と有意な違いはなかった。またフォローアップ期間5年でも、エキセメスタン群とタモキシフェン群の無病生存率に有意差はなかった。

 次にBMIで分けたところ、2.75年の時点で、標準体重群の無病生存率は90.7%、過体重群は91.4%、肥満群は90.0%と違いはなく、フォローアップ期間5年でも無病生存率に有意差はなかった。

 タモキシフェン群に対するエキセメスタン群の無病生存率のハザード比は、2.75年の時点で、標準体重群は0.99(95%信頼区間:0.74-1.31)、過体重群は0.84(0.62-1.14)、肥満群は0.74 (0.52-1.05)で有意な違いがなかった。5年の時点では、ハザード比が標準体重群は0.93(95%信頼区間:0.76-1.13)、過体重群は0.93(0.76-1.13)、肥満群は0.94 (0.73-1.22)だった。

 この解析にあたり研究グループは、過体重や肥満の人では脂肪組織などで多くのエストロゲンが産生されるため、それがホルモン療法に影響を与えるとの仮説を立てていた。しかし、TEAM試験の患者では、標準体重群に比べて過体重群や肥満群で臨床結果が悪くなることはなかった。
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ホルモン治療を行うにあたっては、

>過体重や肥満の人では脂肪組織などで多くのエストロゲンが産生されるため、それがホルモン療法に影響を与える

と言われてきました。
んが、この結果では、、、!

これ、どう考えたらいいんでしょうか? これは患者にとって朗報でしょうか。
さっぱりわかりません。全く逆の報告は出ないんでしょうかね。


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遺伝性乳癌とMRI

2011年01月23日 | 病気・症状
MRI検査って、混んでますよね。
大きな病院ほど、予約をするのに日数がかかります。癌の確定診断中の人など、検査日まで待つのも憂うつです。

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【遺伝性乳癌の早期発見においてMRIはマンモより有効】

オランダErasmus大学などの研究者たちは、BRCA1またはBRCA2遺伝子に変異を有する、または、乳癌の家族歴を持つために遺伝性乳癌リスクが高いと見なされる女性を対象に長期にわたる大規模前向き研究を行い、一部の女性においては、乳癌の早期発見における精度はマンモグラフィーよりもMRI検査の方が高いことを示す結果を得た。詳細はClinical Oncology誌に11月15日に報告された。

 研究者たちは、遺伝性乳癌を発症する生涯にわたる累積リスクが15%超と推定された女性を2157人登録し、半年ごとの視触診と、年1回のマンモグラフィーおよびMRI検査を実施しながら中央値4.9年追跡した。

 登録者は乳癌発症累積リスクに基づいて以下の3群に分けられた。BRCA遺伝子に変異が存在し乳癌発症累積リスクが50-85%のグループ、既知の変異は持たないが乳癌の家族歴があり乳癌発症累積リスクが30-50%のグループ、変異はないが家族歴があり乳癌発症累積リスクが15-30%のグループ。

 MRIの乳癌診断感度は、浸潤性乳癌の検出においてマンモグラフィーより優れていた(77.4%と35.5%、p<0.00005)。非浸潤性乳管癌の検出感度には差は無かった。

 マンモグラフィーの感度は、BRCA1変異を有する女性の癌よりもBRCA2変異を持つ女性の癌の検出において高かった。BRCA1検出感度は25.0%、BRCA2検出感度は61.5%。

 BRCA1変異陽性者では、マンモに比べMRIの乳癌検出感度が高かった(66.7%)。BRCA2変異陽性者ではMRIの癌検出感度は69.2%だった。

 対象となった女性の追跡期間中の死亡率は低く、BRCA変異陽性グループの4人が死亡したたけで、変異陰性群の女性には死亡も遠隔転移も見られなかった。診断から6年間の追跡で、BRCA変異陽性で浸潤性乳癌と診断された女性の全生存率は93%だった。この数値は、過去に行われた、BRCA変異陽性女性にマンモグラフィーを用いたスクリーニングを実施しながら、またはスクリーニング無しで中央値5年間追跡した26件の研究で得られた結果(プール解析した全生存率は74%)に比べ高かった。

 現在、乳癌のスクリーニングに利用可能な検査法は、視触診、超音波検査、マンモグラフィー、MRIの4つだ。既存のスクリーニング・ガイドラインの多くはBRCA変異陽性者にはMRIの適用を推奨しているが、変異陰性だが家族歴がある女性に最適な検査法は明らかではなかった。

 今回の前向き研究で得られた結果は、遺伝性乳癌リスクを抱えた女性に対するMRIを用いた積極的な観察の安全性と有効性を示した。著者らは、特にBRCA変異陽性女性においては、MRI検査は予防的切除の代替として有用ではないかと述べ、BRCA1陽性者には半年に1回のMRI検査実施を推奨している。
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遺伝性乳癌の場合、遺伝子検査をする前に、家族の中で乳癌を発症した人が数人いる可能性は高い。もしそうならば、遺伝子検査もMRI検査も、若いうちに受けることは可能でしょうか。
となると、検査を受ける人の数が格段に多くなる??

病気をするより予防をした方が、ずっといいに決まっています。検査機関や体制を整える必要がありますが、、、国はごく一部の乳癌について、どこまで考慮するのか。。。しないような気がします(苦笑)。

というわけで、全体患者数から見ればごく一部なんだから、さっさと検査に行くべきです。遺伝性の癌の存在が、あまり認知されていないことが問題だと思います。



なかのひと

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正確な余命告知は必要か

2011年01月20日 | 患者の気持ち
新年早々、あまり考えたくないことですが、、、考えた方がいいことなのかもしれません。。。

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【正確な余命告知で残された時間を有意義に過ごせる可能性】


   第48回日本癌治療学会総会 2010年10月28日~30日 京都

 癌の再発や治療不能で余命が限られる患者に対する余命告知の予後の検証で、残された時間を有意義に過ごすためには、正確な余命告知が必要であることが示された。第48回日本癌治療学会学術集会(JSCO2010)のポスターセッションで高槻赤十字病院の熊谷広治氏が余命告知の妥当性について報告した。

 対象となったのは2006年6月から2010年4月までに終末期をむかえた婦人科癌患者で、再発時の年齢が36歳~85歳までの13人。子宮頸癌3人、子宮体癌2人、卵巣・卵管癌7人、原発不明癌1人で、癌の進行度は1期から4期までだった。

 癌の告知は全例に行われたが、余命告知は13人中9人だった。告知の内容としては「数年以内」が1人、「1年以内」が5人、「月単位」が3人で、死亡した6人に関しては、余命告知後4カ月目までに死亡した。また、余命告知後、緩和科への連携に至ったのは12人、精神科との連携が1人だった。

 対象期間における余命告知の比率は、期間の前半では43%、後半では100%と終末期の診療数が増えるに従って余命告知の頻度も上昇した。だが、余命告知の際には患者本人への遠慮から余命を長めに伝えがちだったことも指摘。残された時間を有意義に過ごすためには、正確な余命を伝える必要があると結論づけた。
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>余命告知の際には患者本人への遠慮から余命を長めに伝えがちだったことも指摘

医師も本人を目の前にすると、さすがに遠慮することがあるのは人情でしょうね。伝えられる本人も、精神的に大変辛いです。
我家の場合は、家族である私が聞き、本人は知らぬままにいました。本人の性格を考えると、それでよかったと思います。

癌で亡くなった知人のことです。医師から余命を伝えられた彼は、病気の痛みを薬でごまかし、最後の最後まで会社に出勤しました。家には養う両親がおり、仕事を辞めるわけにはいかないと。
ご両親は年金があるし、彼の稼ぎはよかったのです。私なら即、退職し、余生は親しい人への挨拶まわりとか、自分の好きなことをするのにと思ったものです。

彼の体調がかなり悪化した頃から、彼は出社することに全力を使い、私ならするであろう“身辺整理”みたいなことを全くしませんでした。それよりも、要介護のご両親を施設に入れなくてよいのか、、、親族のみならず、彼を知る人は心配したはずです。

彼は痛みに耐えかね、何度も病院へ飛び込みました。その度、医師にホスピスを勧められても、会社から辞職を勧められても、出社すると「すっかり良くなった」。体調とまるで逆のことを言うようになりました。医師に対して、「まるで僕が末期患者みたいじゃないか」と憤慨していました。
最初は強がっていたのかと思ったのですが、、、のちにそうではなかったことがわかりました。

彼は自分の死を考えないと決めたのではないか。

彼が亡くなる数日前、上司にあてた手紙には、自分は必ず癌と共存できると信じ、退院するのを待っていてくださいと書いてありました。
最後まで自分が死ぬことを考えずに、退院できると。だからこそ、大切にしていた両親の今後を、今、どうするかを考えなかったんじゃないか。

彼の場合、初発の時点で再発する確率の非常に高い病状でした。もし私が彼の立場なら、医師の説明を自分なりに調べた時点で、精神的に参っていたと思います。絶対再発すると思い、絶望的な気分で残りの日々を生活していたでしょう。

しかし彼は違う。ほとんど自分の病気について深く知ろうとしなかった。主治医を信じて任せていた。そして再発しても、自分が死ぬとは思わなかった。

彼の頭の中から「死」という文字が、いつ消えたのかはわかりません。しかし、本当に死を考えないようにできる人もいるのです。
残された親族は大変かもしれません。
しかし、それでいいじゃないですか。そのぐらいの自分を通すことは、迷惑なことでしょうか?

死を意識しないで生き切るのは、本当に難しいと思います。腫瘍マーカーに少しの上昇があってもビクつく私です。彼のように最後まで希望を持っていき抜けるものか、、、私は彼の生き方、精神力を本当に羨ましく思います。


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なかのひと

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塩分摂取と生活環境

2011年01月18日 | 食と栄養
お正月、いかがお過ごしでしたか。

私は年末の忘年会から、ご馳走の食べっ放し。タンパク質はしばらく食べなくてもいいかな。。。

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【若い女性の食塩摂取量は食事の回数や生活環境に影響される】

 若い健常女性の食塩摂取量は、体重とは関連を認めず、食事の回数や生活環境に影響される可能性が示唆された。欠食頻度が高い人の食塩排泄量は低い傾向があったが、食塩排泄量が高い人よりも体重が軽いという訳ではなく、チョコレートやクッキーなど食塩相当量の少ない食品からエネルギーを摂取している可能性が考えられた。国立病院機構九州医療センター栄養管理室の増田香織氏が10月15日から福岡で開催された第33回日本高血圧学会で発表した。

 高血圧の発症・進展予防のために減塩は重要であり、青少年期から適正な食習慣を形成することは極めて重要である。そこで増田氏らは、若年健常女性の食塩摂取量とその規定因子について調査を行った。

 対象は、九州医療センター付属看護学校に在籍する女子学生29人(平均年齢19.4±0.8歳)。

 対象者のうち、寮に住んでいる人は17人、実家から通っている人は9人、一人暮らしの人は3人。平均身長は158±5cm(150~167cm)、平均体重は50.3±6.0 kg(37.3~62.4 kg)、平均BMIは20.2±2.0kg/m2(15.9~24.4 kg/m2)、平均血圧108±9/66±7mmHgだった。

 夜間尿(8時間相当)から1日食塩排泄量を推定する減塩モニタを用いて30日間食塩排泄量の自己測定、欠食の有無や間食の有無を含めた簡単な食事内容の記録を依頼した。さらに、開始時と終了時に血圧測定とN-scanによる身体測定を行った。

 調査の結果、30日間の平均食塩排泄量は8.4±1.2 g/日(5.5~11.4g/日)だった。寮生の食塩排泄量は8.9±1.2g/日であり、実家から通っている学生や一人暮らしの学生の食塩排泄量7.6±0.9 g/日に比べて有意に高かった(p<0.01)。

 30日の平均食塩排泄量の分布をみると、一人暮らしの人では5~6gが1人、7~8gが2人であり、実家から通っている人は7~8gが5人、8~9gが4人だった。これに対し、寮に住んでいる人は7g未満の人はおらず、7~8gは4人、8~9gは6人、9~10gが3人、10~11gが3人、11~12gが1人と、寮生で明らかに食塩排泄量が多い傾向が見られた。

 期間中に1食以上の欠食があった日は、寮に住んでいる人は30日の調査期間中に6.7±5.1日、実家から通っている人・一人暮らしの人では、12.1±10.7日と、実家から通っている人・一人暮らしの人で多かった。

 欠食頻度と尿中食塩排泄量の関係を調べたところ、欠食した日が15日以上ある人の群では、30日の平均食塩排泄量が7.2±1.1g/日だった。一方、欠食が15日未満の群では、8.6±1.2gと、食塩排泄量は欠食が15日未満の群で有意に低かった(p<0.05)。両群に体重に差はなかった。また、食塩排泄量と体重の間に全く相関を認めなかった。

 増田氏は、寮に住んでいる人の一例(平均食塩排泄量が8.3±1.7g/日)と、平均食塩排泄量が最も少なかった一人暮らしの例(5.5±1.5g/日)の食事状況を紹介。一人暮らしの例では、30日中に17食の欠食があり、その代わりに間食としてチョコレートやクッキー、アイスクリームなどを食べていた。

 増田氏は、「若い健常女性の食塩摂取量は食事の回数や生活環境に影響される可能性が示唆された。欠食頻度が高い人の食塩排泄量は低かったが、食塩排泄量が高い人よりも体重が軽いという訳ではなく、間食としてチョコレートやクッキーなど食塩相当量の少ない食品からエネルギーを摂取している可能性が考えられる」と話した。

(日経メディカル別冊編集)
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>欠食頻度が高い人の食塩排泄量は低かったが、食塩排泄量が高い人よりも体重が軽いという訳ではなく、間食としてチョコレートやクッキーなど食塩相当量の少ない食品からエネルギーを摂取している可能性が考えられる

ふっはっは、、、真剣に研究してこの結果って、どーよ???(・∀・;)

実験する前から学生へのインタビューで、アウトラインは掴めちゃったというぐらいの内容だと思うんですけど。

栄養学部の学生時代、親元を離れて一人暮らしを始めた私は、、、米をどうやって炊くかも知りませんですた。学校ですばらしい料理、技術、理論など学びますが、、、んじゃアパートで実践するかって? 

しませ~ん!(|||゜▽゜||| )

授業では病理学とか精神保健学とかもたっぷり学びますが、、、拒食症の学生だって出現します。

知識と生活は別モノです。(╬☉д⊙)

看護学校の学生も間食するし、甘いものを食べるし、欠食もする。なんだか同じだなあと安心しちゃいますた。
まあ、この世代の人は多少の乱れた食生活をしても、あまり表だって影響がでてきませんね。体にがんばりが利いてしまいます。


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なかのひと

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ドラッグラグ

2011年01月16日 | 患者の気持ち
“ドラッグラグ”という言葉が、徐々に世間に浸透しつつあるように感じます。対象となる患者さんの声が大きくなってきたという背景はあるでしょう。同時に、医療訴訟の件数も増加しています。

権利と義務。当事者のみならず、周辺、そして一般の人たちまでも、両側面から考えなくては、この問題は簡単に解決しないでしょう。無責任なマスコミの手にかかると、単なるバルーン扱いとなり、釘を刺されて突然ぺしゃんこになってしまいます。

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【癌】ラグ解消進むも新たな課題浮上

   高額な薬剤費が患者の大きな負担に

 一部の抗癌剤のドラッグラグは解消されつつある。しかし近年、新たに承認された薬剤はすべて高額で患者が治療費を負担しきれないばかりか、医療保険財政にも影響を及ぼしつつある。一方、患者数が少ない小児がん領域ではドラッグラグ解消の兆しすら見えていない。
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 ドラッグラグの解消が待たれる薬剤の中で抗癌剤の占める割合は大きい。海外で使用されている未承認薬・適応外薬を国内でも使いたいという専門家や患者などからの要望が強いためだ。このような要望を受け、厚生労働省は約6年前から、ドラッグラグ問題に関する検討会を開き、要望の大きな抗癌剤の適応範囲の拡大や早期承認を進めてきた。

 2005年1月から厚労省に設置された「未承認薬使用問題検討会議」により、国内における開発が促進された抗癌剤は多い。表1に掲載した薬剤のうち、同会議の発足前に発売もしくは承認申請されていた薬剤以外は、すべて同会議の審議を経ている。例えば、悪性胸膜中皮腫治療薬ペメトレキセドは、この会議により承認のスピードが一気に速まった。05年1月の第1回検討会議の時点では治験開始前だったが、同会議で早期の治験開始が望ましいとされ、05年2月に第1相臨床試験、同年10月には第2相臨床試験が開始され、06年6月に承認申請となった。そして、約半年後の07年1月には販売承認に至っている。

 さらに今年2月に、同じく厚労省に設置された「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」で検討中の374件のうち抗癌剤領域の薬剤は80件を占める。11月10日の第6回会議までに、42件が医療上の必要性が高いと評価され、開発要請の対象となった。

承認後に医療経済的問題が浮上

 これらの厚労省の検討会が機能した結果、抗癌剤の承認は進んできているといえそうだ。その一方で、新たな課題として浮上してきたのが、経済的な問題だ。

 抗癌剤はほぼすべて高額であるため、ほとんどの癌患者は高額療養費制度の対象となる。しかし、この制度における自己負担額すら払えないという患者が増加している。加えて、国や保険者が高額な薬剤費を今後も負担し続けられるのかと危惧する声も多い。表1に示すように、薬価(規格単位)が数十万円以上する薬剤は、現在、決して珍しくない。

 薬価が100万円を超えるイブリツモマブは、放射性同位元素(RI)標識された抗体医薬で、再発もしくは難治性のB細胞性非ホジキンリンパ腫やマントル細胞リンパ腫を対象とする。一人の患者につき治療は1回のみで、特殊な施設を有する医療機関でなければ実施できない。とはいえ、1回の治療でβ線を放射するイットリウム(90Y)と、γ線を出すインジウム(111In)に加え、リツキシマブの3剤を用いる必要があるため、1回の薬剤費は約470万円と高額だ。

 患者数の多い大腸癌や肺癌、乳癌などを対象とする一般的なレジメン(抗癌剤に加え、併用薬や制吐薬、生理食塩水なども含む)においても、薬剤費は高額だ(表2)。治療を長期間継続する必要があるものも多い。進行大腸癌に対するmFOLFOX6とアバスチン併用療法は病気が進行するか重篤な副作用によって治療が継続できなくなるまで続けられる。また、再発もしくは転移性乳癌に対するドセタキセルとトラスツズマブの併用療法、再発もしくは転移性卵巣癌へのリポソーム化ドキソルビシン療法も同様だ。

静岡県立静岡がんセンター薬剤部資料(加藤敏明氏作成)より一部改変。患者を160cm 55kg、体表面積1.563m2と仮定して計算。投与回数に上限があるレジメンもあるが、再発や転移性の癌に対しては、効果があり、副作用が問題となるまで繰り返し投与される。(※2010年10月現在)

 国立がん研究センター中央病院副院長の藤原康弘氏は、「高額な薬剤による医療費の増加に対して、社会全体でどう対処していくべきかを議論すべき」と指摘する。

 また、東大医薬品評価学准教授の小野俊介氏は、「薬の費用対効果を検討するシステムがない国は、主要先進国の中で日本以外にはない」という。

 例えば英国には、医療経済的な評価から、新規薬剤を公的医療保険の対象とするか否かを評価するNICE(National Institute for health and Clinical Excellence)という公的機関が存在する。NICEは、薬剤の効果をQALY(完全な健康体で1年生活することに相当)に換算し、1QALY増加のために必要な薬剤費が3万ポンドを超える場合には公的医療保険の対象としていない。「英国ではNICEは、医療費高騰で国全体が倒れないようにするための“必要悪”と考えられている」と小野氏。日本でも、各薬剤の医療経済的な評価を始めるべきだろう。

取り残された小児がん

 患者数が少ないため、患者や専門家の声が届かず、ドラッグラグ解消の動きから取り残された領域もある。「日本では、ドラッグラグのために神経芽腫の小児の3人に1人が再発している」──。小児がんにおけるドラッグラグの問題に危機感を募らせているのは、国立がん研究センター中央病院小児腫瘍科長の牧本敦氏だ。

 牧本氏は、今年9月にNew England Journal of Medicine誌に掲載された米国からの臨床試験の結果に驚きを隠せない。この研究は、神経芽腫の小児の再発抑制を目的に、標準的に投与されているイソトレチノイン(13-cisレチノイン酸、日本では未承認)と、さらに3剤(抗GD抗体、GM-CSF、IL-2)を加えた併用療法を比較したもの(図1)。その結果、併用療法が有意に再発を抑制することが示された。

強化化学療法後に再発抑制目的で行う維持療法を比較。米国では適応外薬ながらイソトレチノイン投与が標準的な治療だ。加えて、新規薬剤を追加した併用療法により無再発生存率は約6割に上昇した。一方、日本ではイソトレチノインは未承認のため無再発生存率は約3割だ。
 実は、イソトレチノインは米国においても神経芽腫の適応はなく、薬事承認があるのはイタリアのみ。そのため、厚労省の未承認薬に関する会議で検討対象にすらならなかった。しかし、米国では「効果が認められているため、適応外ながらすべての患者に投与されている薬剤」(牧本氏)だ。

 さらに米国では、新規併用療法の上乗せにより神経芽腫は約6割が再発しない小児がんとなった。一方、日本では薬事承認にこだわるあまり、いまだイソトレチノインは使用できずに神経芽腫の7割が再発する(図1)。「再発した神経芽腫は治らない。大きな溝をあけられてしまった」と牧本氏は肩を落とす。

米国では政府が研究を支援

 日本における年間の新規小児がん患者数は約2000人。小児がんには様々な種類があり、各がん種の患者数は少ない。例えば、神経芽腫の新規患者数は年間約200人。牧本氏は、「患者数が限られる病気の治療薬を、営利活動を行っている企業に開発してもらおうと期待する方がおかしい」という考えだ。

 ほとんどの企業にとって、患者数が少なく投資を回収できる見込みのない領域の薬剤には手を出したくないのが本音。この状況は日本に限ったものではなく、海外でも同じだ。

 しかし、「米国では、企業が手を出さない部分を国が支えるという役割分担がはっきりしている」と牧本氏。米国では、連邦政府が巨額の予算を小児がんの治療法開発のために付けており、その予算を受けて、全米で新たな薬剤の臨床試験が行われている。

 米国で国からの予算を受け、臨床試験を実施しているのが小児がん支援団体のCureSearchだ(表3)。CureSearchは、臨床試験を支援するための財団NCCFと、臨床試験グループのCOGが共同設立した団体。COGの臨床試験には、全米の9割以上の小児がん患者が参加しているという。「9割の患者が受ける治療は、たとえ適応外薬や未承認薬を用いたものでも標準的といえるのではないか。(日本政府は)このようなドラッグラグにもっと敏感になってほしい」と牧本氏。

小児血液がんでは体制を確立
 一方、日本でも、小児血液がんの分野では、全国の医療機関のネットワーク化が進んでいる。ただし、研究予算が不十分なため満足な研究が進められない状態だ。

 「小児血液がんに関しては、全国で共同のプロトコルの下、臨床試験を行える枠組みを整えた」というのは、国立病院機構名古屋医療センター臨床研究センター長の堀部敬三氏。堀部氏らは、地域ことに活動していた4つの研究グループをまとめ、共同で研究できる体制として、日本小児白血病リンパ腫研究グループ(JPLSG)を03年に設立した。同グループには、現在、166施設が参加し、全国で統一の臨床試験が可能という。さらに、国際共同試験を進めている国際BFM研究グループ(International BFM Study Group)のメンバーでもあり、国際共同の臨床試験に参加することもできる。

 ただし堀部氏は、「各研究を行うためには研究費が足りない」と打ち明ける。JPLSGは厚労省の科研費などから、年間6000万~7000万円の研究費を得ているものの、米国CureSearchの予算規模と比べると2桁少ない。JPLSGは、データ管理のために十数人のスタッフを置いたデータセンターを設けているが、それらの人件費の確保にも苦労している。

 「国の施策として、臨床試験を十分に行えるような予算配分を考えてほしい」と堀部氏は訴える。小児がんに対する臨床試験の枠組みの改革が必要だろう。
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>抗癌剤はほぼすべて高額であるため、ほとんどの癌患者は高額療養費制度の対象となる。しかし、この制度における自己負担額すら払えないという患者が増加している。

>加えて、国や保険者が高額な薬剤費を今後も負担し続けられるのかと危惧する声も多い

自己負担額を払える患者は、払えない患者に対して何を考えるのでしょうか。やはり、自分たちだって負担し続けるのを危惧する?
自己負担金を払えない患者を無料で治療する??

「何でもかんでも無料化」には、私は反対です。医療費とか授業料とか、無料にしてしまうと、お金のありがたみが激減するものだと私は信じています。難しいのは、本当に困っている人と制度に便乗しちゃう人とがごっちゃになっていることです。選別するには、大きな人手が必要です。

「薬の費用対効果を検討するシステム」は必要ですよね。“大変高価で奏効率は10%”と言われたら、悲しくなっちゃいます。


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なかのひと

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医薬品副作用の救済制度

2011年01月13日 | 患者の気持ち
イレッサ訴訟で患者側が和解勧告を受け入れましたね。この受け入れは今後、がん患者にとってどのような発展をするのか、、、気になるところです。

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【<医薬品副作用>救済、抗がん剤の死者も 民主議員ら検討】 毎日新聞  1月9日(日)9時45分配信

 国の医薬品副作用被害救済制度に「抗がん剤」による死亡を含めるよう見直しを求める動きが出始めた。昨秋には民主党国会議員による勉強会も発足、制度改正の検討を開始した。抗がん剤は副作用がほぼ避けられず、現在は制度の対象外になっているが、東京、大阪両地裁が7日に和解を勧告した肺がん治療薬「イレッサ」訴訟の原告・弁護団も、死亡した場合は救済対象に含めるべきだと主張している。

 医薬品副作用被害救済制度は80年、整腸剤による副作用が問題化した薬害スモンを教訓に法制化された。薬を適正に使用したのに死亡や入院相当以上の健康被害が生じた場合、最高約2380万円の遺族年金や障害年金などが給付される。

 財源は、国内すべての製薬会社と薬局製造販売業者8340者が出荷数量などに応じて分担する拠出金で、09年度総額は約38億円。健康被害を受けた人からの申し立てを受け、厚生労働省の審議会が薬の使用状況などを審査し、09年度は1052件の請求に対し861件(総額約18億円)が給付対象になった。

 抗がん剤を対象から除外している理由について、厚労省は「重い副作用が起きる確率が高いうえ、代替の治療法がない患者が使用する場合も多く、副作用は受忍せざるを得ないという考えに基づいている」と説明する。

 最近は抗がん剤も進歩し、一部では副作用も軽減されてきているが、強い薬剤であることには変わりない。

 弁護団の水口(みなぐち)真寿美弁護士は「がん患者は残された命を大切にしたいという切実な思いで抗がん剤を使う。死亡被害まで受忍すべきだとする理由はない」と反論した。

 民主党議員の会は昨年10月、約50人で発足、抗がん剤の副作用にあった患者らからヒアリングを進めている。同会の事務局長を務める本多平直(ひらなお)衆院議員は「がん患者の立場に立った制度の在り方を検討したい」と話す。

 抗がん剤を販売する大手製薬会社の幹部は「延命目的で抗がん剤を使用する末期がん患者の場合、死亡原因が薬による副作用か、がんなのかを区別するのは難しいが、企業として被害者を見過ごすこともできない。拠出と給付のバランスが取れ、制度が維持できるならば実現も可能ではないか」と話している。【佐々木洋】

 ◇イレッサ問題も影響…抗がん剤救済検討

 民主党内で検討が始まるなど、医薬品副作用被害救済制度に、抗がん剤による死亡を含めようとする機運が高まっているのは、がんが国民の死因のトップ(09年で約34万人)を占め、3人に1人ががんで死亡する中、抗がん剤が幅広く治療に使われているためだ。

 進行がん患者に使われる抗がん剤の副作用は、問題が起きても「他に治療法がなく患者も覚悟していた」と片づけられがちだ。しかし、行政や製薬会社、医師から十分なリスクの説明がないまま効果だけが強調され、その結果、副作用で多数の死者を出した「イレッサ」の問題は、がん治療の在り方をも問いかけている。

 抗がん剤の副作用による死亡率は1~2%とされる。具体的な人数など正確なデータは不明だが、厚生労働省が抗がん剤を救済制度の対象に含めるのに慎重な理由の一つは、請求が殺到し製薬会社の負担が増え、制度が維持できなくなる懸念があるためだ。

 厚労省幹部は「医療者と患者が納得して治療する体制づくりが先ではないか」というが、イレッサ訴訟が投げかけた問題を真摯(しんし)に受け止め、救済制度の見直しに向けた検討も進めるべきだ。【佐々木洋】
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>弁護団の水口(みなぐち)真寿美弁護士は「がん患者は残された命を大切にしたいという切実な思いで抗がん剤を使う。死亡被害まで受忍すべきだとする理由はない」と反論した。

とありますが、

「がん患者は残された命を大切にしたいという切実な思いで抗がん剤を使う。死亡リスクと延命とを、秤にかけて決断する。」と、私は思っていました。
しかし、その心の奥底には、、、自分は副作用死をしないんじゃないかという、「自分だけは大丈夫」説を秘めていたのも確かです。

つまり、本当に命をかけて決断した、とは言えない。
副作用で強烈な苦しみに襲われたら、「ああ、しまったぁ、私が大当たりかぁ…」と悔しがりながら死んでいったかもしれません。それを傍らで見る家族は、何を思うのかな。
なかなか「覚悟」の選択って、できないような気がします。

この見直し案は、抗がん剤治療を行う上で、新薬について特に大きな問題を含んでいると思います。未知の副作用の多い新薬。医師だって副作用については初体験ばっかりです。患者が希望しても使うのをためらう場合が増えたらどうしましょう。

副作用死した場合、マスコミの取り上げ方によっては責任の所在が偏向します。責任をなすりつけられた人や機関は、どんな態度に出るのでしょうか。
「責任」も一方的に一人、一つの機関が、というわけでもなし。賠償金や保証金を取りやすいところから取るほどに、問題は複雑化するでしょう。

「余命短い癌患者が、死に際に抗がん剤治療を受けて死んでも、それは寿命だ」という声も聞こえてきそうです。
救済制度に申請する人が溢れ、結果として医療制度が傾くような救済金が払われたら、、、がん患者への差別が心配になります。
介護保険制度ができたばかりの頃、一気に申請者が増え、結果として保険の徴収額が上がったことを思い出します。

なんとなく、この見直し案を素直に受け取れない私でした。。。


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外来化学療法の副作用

2011年01月11日 | 病気・症状
十数年前、足の怪我で手術をしました。全身麻酔の必要な手術で、術前に患者として承諾書を書かされました。麻酔科医の承諾書だったのですが。。。

「この麻酔の副作用で死ぬ確率は、4000人に1人です」。

よっ、四千人に1人って、確率が高くね???

と思ったものです(苦笑)。
で、四年前、抗がん剤治療に際し、アレルギーによるショックなど重篤な副作用は1.5%と医師から説明を受けた記憶があります。
マンモグラフィで10%、さらにマンモトームで10%ほどの人に乳癌が見つかるって言われ、乳癌だった私としては、1.5%の確率ってドキドキでした。健康な時って、自分が1.5%に含まれるなんて全然考えたことなかったのに。。。

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【外来化学療法における重篤な副作用の発生率は1.1%癌治療学会2010】


第48回日本癌治療学会総会 2010年10月28日~30日 京都
2010. 11. 2

 外来化学療法において、副作用が原因で緊急入院となった事象(SAE;Serious Adverse Event)の発生率は1.1%で、安全に施行できる可能性が、6000件を超える外来化学療法施行例を対象とした調査から示された。10月28日から30日にかけて京都市で開催された第48回日本癌治療学会学術集会(JSCO2010)で、近畿大学医学部内科学教室腫瘍内科部門の藤阪保仁氏が発表した。

 近畿大学の通院治療センターで行われる抗癌剤治療の件数は、4年間で2倍以上に増加し、現在では月に約1100件に上る。同腫瘍内科には、消化器癌、肺癌、乳癌をはじめとして多様な癌の患者が受診し、2009年の新規症例は683例、抗癌剤治療の件数は約500件であった。

 藤阪氏らは、外来化学療法の実態調査と安全性の検討を行うため、化学療法の副作用が原因で緊急入院となった事象を「Serious Adverse Event(SAE)」として調査した。

 2009年6月から2010年6月に同腫瘍内科の通院治療センターで化学療法を行った6395件の患者データを解析し、DPC上での緊急入院となった患者について、外来化学療法との因果関係を判定した。SAE率は「SAE件数÷通院治療センターでの化学療法総件数」として算出した。

 その結果、SAEは70件(74事象)に発生し、SAE率は1.1%となった。SAE事象は、発熱性好中球減少症(20件)、薬剤性肺障害(10件)、食欲不振(7件)、脱水(5件)、肺炎と下痢(各4件)などの順に多かった。

 SAE発生率が1.1%であったことは、従来は入院で抗癌剤治療を行っていたことを考慮すると、外来でも十分安全に施行可能であると考えられた。リスク管理として、制吐剤や顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)などの適正使用をはじめとする支持療法の整備や、患者教育の徹底が行われていた。

 予定していた外来化学療法に対するキャンセル発生率は10.8%であった。キャンセル理由で多かったのは、白血球減少や血小板減少などの副作用、病勢進行による体調不良だった。

 藤阪氏は、外来での抗癌剤治療の安全性について検討されたデータが乏しい状況において、「患者に説明する際の資料の1つとなりうる。また有害事象の頻度や程度を知ることで、より安全な治療計画を立案できる」と話した。
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重篤な副作用が1.1%というのは、私が治療を受けた頃より更に低いです。医学の進歩を感じます。
薬でなくとも、食物アレルギーで重篤な症状を起こす人は存在します。万人がアレルギーを起こさない物質といったら、水ぐらいしか思いつきません。

というわけで、もし自分が発生者に含まれちゃったら、もう運命です。仕方ない。だからこそ、多種多様で奏効率の高い薬の開発をお願いします。


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高血圧の人の食事

2011年01月09日 | 病気・症状
ようやく年賀状書きに取り掛かりました^^;

さて、甘いものをガッツリ食べたくなる季節になりましたね。
この時期、なんといっても栗むし羊羹です! ケーキより餡子!! ←この人は既にカステラ、チョコ、肉まんを一気食いしている

閉経して4年、血圧も血中コレステロール値も急に上がってきました。無類の甘党には過酷な季節です。猛暑で食欲ダウンの夏の方が、血液検査だけを考えるとマシな気がします。。。

学校で昔、油分を多く摂るより糖分を取った方が肥満防止にはよい、と習いました。脂質は皮下脂肪として蓄えられやすく、糖質はエネルギー源として放出されやすい。だから同じカロリーなら、天ぷらを食べるより大福餅を食べた方が太りにくいと。

んじゃ、血圧はどうなのか?に対する報告が出たようです。
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【過体重の血圧高値例で食事の一部を糖質から蛋白質に変えると血圧が低下】


 総エネルギー摂取量を変えなくても栄養組成を変えることで、血圧が低下する可能性が報告されている。オランダTI Food and NutritionのM.A.van Baak氏らは、食事中の蛋白質摂取量を増やすことで診察室および自由行動下血圧が低下するかどうかを検討し、その結果を9月26日からバンクーバーで開催された第23回国際高血圧学会(ISH2010)で報告した。

 本研究は4週間の二重盲検無作為化並行群間試験として実施された。対象は2週間のrun-in期間の最終観察時に、過体重(BMI 25~30kg/m2)かつ血圧軽度上昇(130~160/85~100mmHg)が認められた症例。高蛋白質食あるいは高糖質食を用いて介入を行い、4週間の追跡期間中1週間おきに診察室血圧、体重の推移、自由行動下昼間血圧を評価した。

 対象者には、run-in期間は体重を維持しながら標準食を摂取するよう指導した。標準食のカロリー構成は蛋白質15%、脂質30%、糖質55%とした。試験開始時に、食事の内容は変えずに、標準食メニューに含まれている甘味飲料として摂取していた糖質60gを、高蛋白質食では蛋白質60gを含むサプリメント飲料に、高糖質食ではマルトデキストリン60gを含むサプリメント飲料に置き換えた。蛋白質サプリメント飲料の組成は動物性蛋白質(卵白、牛乳)が60%、植物性蛋白質(大豆、エンドウ豆)が40%で、こうした蛋白質のパウダーを溶かした飲料とした。なお、両群でNa、K、Ca、リンなどの摂取量は等しくなるように調整した。

 試験対象となった94例のうち、高蛋白質食群には43例(男性29例、女性14例)、高糖質食群には51例(男性35例、女性16例)が割り付けられた。年齢はそれぞれ55.0歳、55.3歳、BMIはそれぞれ28.8 kg/m2、27. 9kg/m2、収縮期血圧は142.6および143.3mmHg、拡張期血圧は92.2および92.9mmHgで、群間の背景因子に有意差は認められなかった。

 標準食から高蛋白質食あるいは高糖質食への変更により、両群で2週後までに診察室血圧は低下したが、その後、高蛋白質食群では血圧は低値に維持されたのに対して、高糖質食群ではベースライン値への回帰傾向を示した。ベースライン値補正後の4週後における群間の血圧差は収縮期血圧が4.9mmHg、拡張期血圧が2.7mmHgとなり、高蛋白質食群で有意に良好であった。高蛋白質食群の4週後の診察室収縮期血圧は約137mmHg、診察室拡張期血圧は約88mmHgだった。

 また、4週後の自由行動下昼間血圧を測定したところ、高蛋白質食群と高糖質食群の平均血圧差は収縮期血圧4.1mmHg、拡張期血圧1.7mmHgとなり、有意差は認められなかったものの、高蛋白質食群で低い傾向を示した。なお、4週間の試験期間中に体重には有意な変動は認められず、2群間でも差は見られなかった。

 以上の検討からはvan Baak氏は、未治療高血圧の過体重例では、食事中の糖質を、卵白や牛乳、大豆やエンドウ豆などの蛋白質に置き換えることで、血圧降下作用が得られると結論した。
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血圧のコントロールの必要性の度合にもよりますが、高血圧は心臓に負担をかけます。用心しなくちゃいけません。血圧コントロールの必要な人は、第一に降圧剤でコントロール。でも、なんとなく値が落ちない人とか、薬の量を減らせないかと思っている人には、こういった食事療法は大切です。

オレンジジュースを牛乳や豆乳へ、卵クッキーをメレンゲクッキーへ変更するのは、、、食嗜好の点で変更可能でしょうか?
甘いものが大好きな私は、大福餅を納豆に変更させられたら怒ります。


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あけおめ。

2011年01月04日 | 生活
みなさ~ん、新年おめでとうございます。今年もブログをお読みいただきまして、ありがとうでござんす。

正月休みに友達のポン子が遊びに来ていました。彼女はデザイナーなので、年賀状をデザインしてもらいました。あまりに忙しく、年が明けても私はまだ年賀状を出していませ~ん(^^;)。

年末年始はおさんどんの日々ですた。忘年会と新年会、料理を用意するのは大変。しかも大掃除も並行してやってましたし。この10日間で体重が1キロ減っちゃうほど、手もガサガサです(苦笑)。ほとんど椅子に座る暇がなく、料理を作るか酒を飲むか。あ、おしゃべりもすごくて、ちょっと声がかすれてしまっています。

ポン子とは小学校の頃からの付き合いです。彼女は転勤族で、この地にはたった2年間しか住めず、私とは1年間同じクラスだったんですが、、、小学生の頃から漫画を描くことで気が合い、当時はめずらしかった「交換漫画」をやっていました。

私は今、実家にいますが、小学校の友達で付き合いがあるのは転勤族だったポン子だけです、、、というか、そういう竹馬の友を持っている人は少ないんじゃないでしょうか。
お互い、大学進学で全く異なる道を目指したはずですが、、、紆余曲折の社会人生活を経て、現在は似たような仕事に従事しています。やっぱり二人とも絵を描くのが好きってことですね。

というわけで、二人で自宅の回りを何時間もぐるぐる歩き、いたずらでわんぱくだった子ども時代の記憶を上書きしました。
二人だと、細部に渡り記憶を鮮明に思い出すことができる。普段、互いに1人暮らしなので、幼少時の記憶なんて頭から抜けていく一方なのに、今回上書きできてよかったです。

毎年この時期の交通情報をTVで観るたびに、わざわざメチャ混みの時期に帰省しなくたって、、家族や親族と顔を合わせなくなって、、同窓会に出なくたって、、なんて思ったものです。んが、盆と正月しか休暇が取れないのが実情だし、大変な思いをしてでも人と合うのが大切なことなのだと、病気になって私も少々身にしみました。

というわけで、今年は大変充実した新年を迎えました。
本年もよろしくお願いいたします。


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