数人の医師の共著「医師アタマ」で、医師は患者と積極的にコミュニケーションを取るよう勧めています。
翻って患者側から医師へ、アプローチはなされているでしょうか?
あ、私の場合、医師にうるさいと(多分)思われるほど、一方的に自分語りしているかも・・・ですけど・・・(^^;)A
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「言いたいのに言えない」患者・家族の本音を“仲介”する
2008. 5. 13 特集●医療現場を変える女性たち Vol.4
新葛飾病院セーフティーマネージャーの豊田郁子氏。「患者と医療者が共に不信感を抱いていては、医療のトラブルは解決しません」。
患者とのトラブルにどう対応すればよいのかは、多くの医療機関が共通に抱える問題。新葛飾病院(東京都葛飾区)で、患者・家族と医療者との仲介(メディエーション)活動を担当する豊田郁子氏は、自身も5年前に医療事故で息子を亡くした被害者だ。
事故後、被害者の会に加わり、医療事故訴訟の傍聴にも何度も出かけた。医療事故はなぜ起きるのか? なぜ患者と医療者が分かり合えないのか? 悩むうちに、自分自身が医療現場に入って、実際に何が起こったのかを見なければ、解決策は見えてこないと考えるようになった。そのころ、自らの体験を外部で話したことがきっかけで、新葛飾病院の清水陽一院長に出会い、「患者の気持ちが分かる人が必要だ」と誘われた。
「医療従事者ではない私に仕事ができるのかと不安が大きい半面、この機会を生かさなければ後悔するという思いは強く、2004年に現在の職に就きました」と豊田氏は振り返る。
医療者と患者の直接のやり取りで解決できないトラブルが起こると、豊田氏が直接出向き、患者・家族と医療者の両方から話を聞く。生死にかかわるような重大な事例では、連日のように患者や家族に付き添い、患者・家族と医療者との面談に同席したり、対応策を話し合ったりする。いったんトラブルが解決した後も、病院の再発防止のための取り組みを定期的に報告するなど、患者・家族とのつながりは続く。
「特に事故後の患者の状態が思わしくない場合など、病院に対して聞きたいこと、言いたいことが家族にはたくさんある。状態が刻一刻と変化する中で、さっき聞いたけれど、また聞きたいということもあるのに、言い出せないこともあります。自分にも経験があるので、その気持ちはとてもよく分かるのです」と豊田氏。家族が不安を抑えきれないことに気付いた豊田氏が、外出中の主治医に連絡をとり、電話で話をしてもらったこともあった。
患者や家族の病院に対する不信感には、必ず理由がある。これまでの経験から豊田氏はこう確信している。「たとえ不信がまったくの誤解に基づく場合でも、誤解に至る、あるいは誤解が解けない原因が何かあるはず」(豊田氏)。「すぐに“クレーマー”と決め付けてしまうのではなく、根気よく話を聞くことが大切であることを学びました。でも現実問題として、私のような専任者を置く余裕のある医療機関はまだまだ少ない」とも話す。
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このセーフティマネージャーは医療事故の被害者ゆえ、医療事故の被害者意識のある患者や家族の心情が想像できる、ということでしょうか。
暴走族を取り締まる警察官は、暴走運転で慣らした族アガリをスカウトすることがあるって、昔、聞いたことがあります。おっかねー運転する人たちを取り締まるのは警官だって至難の技。同じような技量の警官じゃなくっちゃ、とっても捕まえられないですもんね。
>特に事故後の患者の状態が思わしくない場合など、病院に対して聞きたいこと、言いたいことが家族にはたくさんある。状態が刻一刻と変化する中で、さっき聞いたけれど、また聞きたいということもあるのに、言い出せないこともあります。
聞きたいことは聞く私、これがあまりないのです。
さっき聞いて、また聞いて、医師にうんざりされても堪えてもらいます。仕方ないです、その時は日本語として聞き取りはできたけど、自分の頭の理解はまだなんだもん、という感じでやっています。
患者の状態が悪い時ほど、医師がどんな態度になろうとも、聞いた方が、自分が納得すると思います、、、と強く思い、実行するようになったのは、過去のイタイ経験と深い反省からです。
その点、未経験の人なら、こんなセーフティマネジャーが誘導してくれたらいいですね。
>たとえ不信がまったくの誤解に基づく場合でも、誤解に至る、あるいは誤解が解けない原因が何かあるはず
その人なりの論理はあると私も思います。やはりセーフティマネジャーが聞きだしてくれるのならば、不信の理由を話しやすいでしょう。
しかしながら、私は心に淀んだもやもやとした気持ちをうまく言語化することができません。
自分がボキャ貧ってことも、言いだすのに大きなブレーキになっているんだろうけど・・・(^^;)。
結局、仲介者に頼っても満足できるもんでもなく、自己表現力を高めるのが先決ですかね。
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![なかのひと](http://nakanohito.jp/an/?u=154648&h=658079&w=48)
This blog “The salon of breast cancer women authored by Bu^che de Noe:l” can be read in Japanese only:-)
翻って患者側から医師へ、アプローチはなされているでしょうか?
あ、私の場合、医師にうるさいと(多分)思われるほど、一方的に自分語りしているかも・・・ですけど・・・(^^;)A
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「言いたいのに言えない」患者・家族の本音を“仲介”する
2008. 5. 13 特集●医療現場を変える女性たち Vol.4
新葛飾病院セーフティーマネージャーの豊田郁子氏。「患者と医療者が共に不信感を抱いていては、医療のトラブルは解決しません」。
患者とのトラブルにどう対応すればよいのかは、多くの医療機関が共通に抱える問題。新葛飾病院(東京都葛飾区)で、患者・家族と医療者との仲介(メディエーション)活動を担当する豊田郁子氏は、自身も5年前に医療事故で息子を亡くした被害者だ。
事故後、被害者の会に加わり、医療事故訴訟の傍聴にも何度も出かけた。医療事故はなぜ起きるのか? なぜ患者と医療者が分かり合えないのか? 悩むうちに、自分自身が医療現場に入って、実際に何が起こったのかを見なければ、解決策は見えてこないと考えるようになった。そのころ、自らの体験を外部で話したことがきっかけで、新葛飾病院の清水陽一院長に出会い、「患者の気持ちが分かる人が必要だ」と誘われた。
「医療従事者ではない私に仕事ができるのかと不安が大きい半面、この機会を生かさなければ後悔するという思いは強く、2004年に現在の職に就きました」と豊田氏は振り返る。
医療者と患者の直接のやり取りで解決できないトラブルが起こると、豊田氏が直接出向き、患者・家族と医療者の両方から話を聞く。生死にかかわるような重大な事例では、連日のように患者や家族に付き添い、患者・家族と医療者との面談に同席したり、対応策を話し合ったりする。いったんトラブルが解決した後も、病院の再発防止のための取り組みを定期的に報告するなど、患者・家族とのつながりは続く。
「特に事故後の患者の状態が思わしくない場合など、病院に対して聞きたいこと、言いたいことが家族にはたくさんある。状態が刻一刻と変化する中で、さっき聞いたけれど、また聞きたいということもあるのに、言い出せないこともあります。自分にも経験があるので、その気持ちはとてもよく分かるのです」と豊田氏。家族が不安を抑えきれないことに気付いた豊田氏が、外出中の主治医に連絡をとり、電話で話をしてもらったこともあった。
患者や家族の病院に対する不信感には、必ず理由がある。これまでの経験から豊田氏はこう確信している。「たとえ不信がまったくの誤解に基づく場合でも、誤解に至る、あるいは誤解が解けない原因が何かあるはず」(豊田氏)。「すぐに“クレーマー”と決め付けてしまうのではなく、根気よく話を聞くことが大切であることを学びました。でも現実問題として、私のような専任者を置く余裕のある医療機関はまだまだ少ない」とも話す。
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このセーフティマネージャーは医療事故の被害者ゆえ、医療事故の被害者意識のある患者や家族の心情が想像できる、ということでしょうか。
暴走族を取り締まる警察官は、暴走運転で慣らした族アガリをスカウトすることがあるって、昔、聞いたことがあります。おっかねー運転する人たちを取り締まるのは警官だって至難の技。同じような技量の警官じゃなくっちゃ、とっても捕まえられないですもんね。
>特に事故後の患者の状態が思わしくない場合など、病院に対して聞きたいこと、言いたいことが家族にはたくさんある。状態が刻一刻と変化する中で、さっき聞いたけれど、また聞きたいということもあるのに、言い出せないこともあります。
聞きたいことは聞く私、これがあまりないのです。
さっき聞いて、また聞いて、医師にうんざりされても堪えてもらいます。仕方ないです、その時は日本語として聞き取りはできたけど、自分の頭の理解はまだなんだもん、という感じでやっています。
患者の状態が悪い時ほど、医師がどんな態度になろうとも、聞いた方が、自分が納得すると思います、、、と強く思い、実行するようになったのは、過去のイタイ経験と深い反省からです。
その点、未経験の人なら、こんなセーフティマネジャーが誘導してくれたらいいですね。
>たとえ不信がまったくの誤解に基づく場合でも、誤解に至る、あるいは誤解が解けない原因が何かあるはず
その人なりの論理はあると私も思います。やはりセーフティマネジャーが聞きだしてくれるのならば、不信の理由を話しやすいでしょう。
しかしながら、私は心に淀んだもやもやとした気持ちをうまく言語化することができません。
自分がボキャ貧ってことも、言いだすのに大きなブレーキになっているんだろうけど・・・(^^;)。
結局、仲介者に頼っても満足できるもんでもなく、自己表現力を高めるのが先決ですかね。
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