乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

台風4号にやれますた。

2012年06月20日 | 生活
ことしもまた、台風の被害を思いっきり受けちゃいました(;´∩`)。皆様のところはいかがでしたか?

我が家は、晩になって雨漏りが始まったと思ったら、停電です。夕飯を済ませ、食器洗浄機を終えたのはラッキーでしたが、、、風呂には入れませんでした(T*T)。

やることないので、寝ました。21時に床に就くなんて、、、できるだろうか。と思ったら、あっけなく寝てしまいました。
途中、トイレに起きたのですが、もちろん真っ暗です。1年前にもひどい目に会ったので、懐中電灯は枕元にバッチリ標準装備です。でも、私のは取っ手を回し続けないと灯りがつきません。なので、トイレットペーパーや水レバーの位置を確認するたびに、取っ手をぐるぐるです。
最近では数十秒回すとしばらく灯りがつくタイプがあります。皆様にはこちらをおすすめします。

私は市の防災メールマガジンに加入しています。地震や台風などの自然災害の発生状況や、交通機関の状況、それらに伴う格機関の対応状況など、ケータイにメールしてくれるんです。

ケータイって、そういった自然災害が起こるとかなり重宝しますよね。

親戚や友人からの「大丈夫か?」メール。これ、ちょっと困ります。
停電になると、ケータイの充電はできません。なるべく電話はしたくない。ので、こちらから先に“大丈夫だよ、電池もたんでメールは不要だよ” メールを送りました。

昨年の経験から、これでケータイは大丈夫と思ったら、、、、(-"-;)。

市からの防災メールが頻繁に!(T_T)。

そりゃ、必要な情報は多いんですが。進展なしなら、そんなに回数いらんですぅ(≧へ≦)。
うとうとした頃、メールで起こされるといった調子で、寝入ったのはおそらく市の役人も寝入った24時過ぎ。台風が去ってしばらくしたころです。

昨年の台風による停電は6時間で復旧したのですが、今回は11時間もかかりました。早朝、大通りの交差点には、警官が手旗で交通整理をしていたようです。笛のピッピーっという音がうるさくて(T_T)。いえ、しっかり寝続けましたけどね。

11時間も寝たのは、大変久しぶりです。人間、よく眠れるもんですね。休養を取ったから、持病の腰痛がよくなったかと思いきや、別の意味で腰が痛かったです。ま、私は鬱病じゃないというのがわかってよかったですけど。。。

さわやかに起き、さわやかにシャワーを浴び、別の意味の腰痛かかえて掃除です。
冷凍庫の中はぐちゃぐちゃです。私の大事な“お取り寄せ”レトルトコレクションは全滅です。今日中に火を通してしまわないと傷みそう。おにぎりのような水分含有量の多い冷凍ものは、そんなに溶けなかったのですが、パンや薄っぺらの魚の切り身なんかはだめですね。今日中に胃の中に処分です。アイスクリームは、、、恐いので開けてませ~ん。

自宅の冷蔵庫でもこんな感じですから、スーパーとかデパートはどうなっちゃったんだろう。解凍品の安売りするかなあ。今晩、行ってみます(。・∀・。)。

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なかのひと

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術後補助療法の効果

2012年06月14日 | 病気・症状
2年間に渡り、松田聖子がCM出演するしみとり化粧品を使いました。しみが薄くなるどころか、なんだか増えたのでやめました。
やめてしみが増えたかというと、そうでもありません。見た目は同じ。
松田聖子には奏効しているように見えますが、もちろん効かない人もいるということですよね。残念です。

1か月1万円ぐらいかけてフェイスケアをしてきたのに、効果がないなんて。閉経したら、頬にカンパンが出てきちゃったし。
この際、化粧品でどーにかするのはあきらめて、ピーリングで剥いちゃおうかと。癌治療でお世話になった病院に、美容外科ができたんです。そこでフェイスピーリングをすると、ツルッツルの茹で卵肌になると、その病院に勤める友達のリカ子に聞きました。がぜん、興味が出てきましたぞっ。

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【HER2陰性腋窩リンパ節転移陽性乳癌への術後補助療法でAC療法後のパクリタキセルにゲムシタビンを追加しても5年DFS、OSに有意差なし】
第48回米国臨床腫瘍学会
2012年6月1日~5日 Chicago, U.S.A.

 HER2陰性の腋窩リンパ節転移陽性乳癌への術後補助療法として、dose-dense(dd)AC療法後のパクリタキセルにゲムシタビンを追加するレジメンの有効性を検討した結果、5年無病生存期間(DFS)と5年全生存期間(OS)は、dd-AC療法後にパクリタキセルのみを投与するレジメンやTAC療法との間に有意差が見られなかったことが示された。また、dd-AC療法後にパクリタキセルを投与するレジメンとTAC療法のDFSに有意差はなかった。NSABP B-38試験の結果で、米国Washington Cancer Institute at Washington Hospital Center のSandra M. Swain氏が、6月1日から米国シカゴで開催された第48回米国臨床腫瘍学会(ASCO2012)で発表した。



 NSABP B-38試験の目的は、ddAC(ドキソルビシン+シクロホスファミド)療法後にパクリタキセルを投与するレジメンやTAC(ドキソルビシン+シクロホスファミド+ドセタキセル)療法に対する、ddAC療法後のパクリタキセル+ゲムシタビンのDFSに関する優越性を検証すること。TAC療法とddAC療法+パクリタキセルレジメンのDFSの比較も目的とした。



 対象は、前治療のないHER2陰性の腋窩リンパ節転移陽性乳癌患者4894人で、登録期間は2004年10月1日から2007年3月3日。



 登録患者を(1)TAC群1630人(ドキソルビシン50mg/m2、シクロホスファミド500mg/m2、ドセタキセル75mg/m2、21日おき、6サイクル)(2)ddAC療法(ドキソルビシン60mg/m2、シクロホスファミド600mg/m2、14日おき、4サイクル)→パクリタキセル(175mg/m2、14日おき、4サイクル):ddAC→P群1634人(3)ddAC療法(ドキソルビシン60mg/m2、シクロホスファミド600mg/m2、14日おき、4サイクル)→パクリタキセル(175mg/m2、14日おき、4サイクル)+ゲムシタビン(2000mg/m2、14日おき、4サイクル):ddAC→P+G群1630人──の3群に割り付けた。ER陽性患者には、化学療法後にホルモン療法を5年間実施した。中央追跡期間は5.3年。



 患者背景は3群間に差はなかった。閉経前患者は45~46%、白人は86~87%、黒人は8~9%。ホルモン受容体(ER)陰性かつプロゲステロン受容体(PgR)陰性患者は20%、ER陽性かつ/またはPgR陽性は80%。腫瘍サイズは0-2cmが39~41%。術式では、乳房切除術が50%、乳腺腫瘍摘出術が46~47%を占めた。化学療法の完遂率は、TAC群が91%、AC→P群が88%、AC→P+G群が88%。放射線治療の実施状況では、未治療が19~21%、局所照射が31~33%、局所かつ部分照射は46~50%だった。



 試験の結果、5年DFS率は、TAC群が80.1%、ddAC→P群が82.2%、ddAC→P+G群が80.6%で、ddAC→P+G群とTAC群、ddAC→P群との間に有意差はなかった。また、ddAC→P群とTAC群のDFSに有意差は認められなかった。



 5年OS率は、TAC群が89.6%、ddAC→P群が89.1%、ddAC→P+G群が90.8%で、ddAC→P+G群とTAC群、ddAC→P群との間に有意差はなかった。

 有害事象は、グレード0-2の発現が、TAC群が59%、ddAC→P群が56%、ddAC→P+G群が54%で見られた。



 TAC群では、グレード3、4の有害事象のうち、発熱性好中球減少症、下痢の発現率は有意に高かった。グレード3、4の発熱性好中球減少症の発現率は、TAC群が9%、ddAC→P群が3%、ddAC→P+G群が3%、グレード3、4の下痢は、それぞれ7%、2%、2%だった。



 一方、ddAC→P群、ddAC→P+G群はTAC群と比べ、グレード3、4の感覚運動性ニューロパチー、アレルギー反応、ALT上昇、発疹の発現頻度が有意に高かった。



 さらに、貧血の発現頻度についてもddAC療法を選択している2群において高かった。ヘモグロビングレード2(10.0ー8.0g/dL未満)の占める割合を見ると、TAC群は12%だったのに対し、ddAC→P群が24%、ddAC→P+G群では31%と有意に多かった。血栓症・塞栓症のグレードによる有意な違いは3群間で見られなかった。



 加えて、探索的にエリスロポエチンと予後の関係について検討した結果、エリスロポエチン使用の有無によってDFS、OSに有意な差は確認されなかった。エリスロポエチン使用率は、TAC群が35%、ddAC→P群が47%、ddAC→P+G群が51%。輸血実施割合は、TAC群が4%だったのに対し、ddAC→P群が6%、ddAC→P+G群が9%となり、TAC群と両群間との間に有意差が見られた。



 これらの結果からSwain氏は、「AC療法後のパクリタキセルにゲムシタビンを追加しても予後を改善しなかったほか、AC療法後にパクリタキセルを投与した場合とTAC療法との間に有意な有効性の違いは見られなかった」と語った。また、探索的な検討結果から、エリスロポエチンの使用の有無は予後に影響を与えなかったとした。
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なんだか、愕然となっちゃうような報告ですが、、、似たような報告がいくつか出てくるまでは、治療法として残るんでしょうかね。
私はもう、苦しい治療をするのは勘弁と思っているので気になります。

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なかのひと

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ハーセプチンの皮下注製剤

2012年06月11日 | 病気・症状
昨日の大阪・ミナミの通り魔事件、殺人の理由が「自殺しようと思ったが、勇気がなかった。人を殺せば死刑になると思ってやった」。
私も自殺する勇気はありません。殺人を犯す勇気(?)は、もっとありません。
こういう人は即行で死刑にし、せめて残った臓器を有効に使ってほしいとまで思います。

さて、以前ブログで紹介したトラスツズマブ(ハーセプチン)の皮下注射薬の奏効性がわかってきました。
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【乳癌の術前補助療法でトラスツズマブの皮下注製剤は静注製剤と非劣性】

 トラスツズマブの皮下注製剤は現在販売されている静注製剤と非劣性であることが、HER2陽性早期乳癌を対象に術前補助療法として両剤を比較したオープンラベル無作為化フェーズ3試験HannaHで証明された。成果は3月21日から24日にオーストリアウィーンで開催された第8回European Breast Cancer Conference(EBCC)で、ドイツKlinikum OffenbachのC.Jackisch氏によって発表された。なお、この演題は今回のEBCCのBest Abstractに選ばれた。



 トラスツズマブの皮下注製剤は、組み換えヒトヒアルロニダーゼ(rHuPH20)を活用した製剤。静注製剤に比べ投与時間が5分未満と短く、患者や医療従事者の利便性向上、コンプライアンスの向上につながると期待されている。ただし中外製薬によると、残念なことにHannaH試験に日本は参加しておらず、皮下注射製剤の承認を日本で獲得するためには臨床試験を新たに行う必要があり、国内開発については検討中だという。



 非劣性試験であるHannaH試験のコ・プライマリーエンドポイントは、手術前のトラスツズマブの血清トラフ濃度(Ctrough)と病理学的完全奏効(pCR)率だった。



 試験はHER2陽性、手術可能、局所進行乳癌または炎症性乳癌を対象に行われた。患者は術前に化学療法としてドセタキセル75�/m2を4サイクル投与し、その後FECレジメン(3週おきに5-FU500mg/m2、エピルビシン75�/m2、シクロホスファミド500�/m2)を4サイクル受けた。そしてFECと同時に3週おきに投与するトラスツズマブを静注製剤(1回目は8�/m2、2回目から6�/m2)にする群(299人)と皮下注製剤(600�)にする群(297人)に分けられた。手術後、患者は1年間トラスツズマブの静注製剤か皮下注製剤を投与され、さらに2年間観察された。主要解析は全患者が手術を完了した時点と100人以上の患者が1年間の術後投与を終えた時点とした。



 皮下注群2754人、静注群278人が手術を完了し、116人が術後補助療法を完了していた。皮下注群、静注群の患者背景や腫瘍の特徴には差がなかった。観察期間中央値は皮下注群が12.4カ月、静注群が12.2カ月だった。



 トラスツズマブのCtroughの平均は皮下注群で69.0μg/mL、静注群は51.8μg/mLでやや皮下注の方が高かったが、7サイクル時点でのAUCの平均は皮下注群で2108μg/mL日、静注群は1978μg/mL日で同等だった。pCR率は皮下注群が45.4%、静注群が40.7%で、皮下注群の方が4.7%(95%信頼区間:-3.99-13.39)良い結果で非劣性の範囲内だった。奏効率は皮下注群87.2%、静注群が88.8%だった。



 体重と8サイクル時点のトラスツズマブのトラフレベルはpCR率には影響せず、両群ともエストロゲン受容体陰性の方が有意にpCR を得られる結果となった。



 全体的な副作用プロファイルは皮下注群と静注群で差はなかった。抗トラスツズマブ抗体の出現は皮下注群6.8%、静注群3.4%だったが、中和抗体は検出されなかった。
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私は6年ほど前にハーセプチンの点滴治療を1年間行いました。投薬開始15分後ぐらいにすっごく気分が悪くなるので、始めの30分はゆっくり点滴を落としてもい、1~1.5時間かけての点滴していました。

たった5分間で終わる皮下注射は大変魅力的ですが、、、私のような薬に敏感に反応してしまう人だと、かえって5分に時間短縮することは、どーなんでしょうね? 結構不安を感じます。

とはいえ、利便性を求める時代に生きているわけですから、いずれは全国的に皮下注射の治療に遷っていきそうです。点滴室の看護師さんの対応のおかげで、何とか1年間を乗り切った私です。看護師としてのプロフェッショナルなきめ細やかな対応は、絶対に必要だと思うのですが。。。

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なかのひと

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ラジオ波焼灼療法の再発率

2012年06月07日 | 病気・症状
乳癌患者の間で注目を集める治療法の1つ、ラジオ波焼灼療法の再発率が報告されました。
乳房の形を崩さす、全身麻酔で行う外科手術もしなくてすむ治療といわれています。この治療を受けるため、遠方から通う患者もいるようですが、、、手術に比べ高めの再発率が問題になっていました。

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【早期乳癌へのラジオ波焼灼療法の再発率は約10%、前向き試験の中間解析結果より】外科学会2012

 腫瘍径1.0cm以下で限局型の早期乳癌患者を対象に、高度医療評価制度のもとで現在進行中のラジオ波焼灼療法(RFA)の多施設共同研究で、これまでの39例の再発率は約10%だったことが報告された。試験責任者の国立がん研究センター中央病院乳腺外科の木下貴之氏は、今度さらに症例を集積し、保険収載を目指したいと強調した。4月12日から千葉県幕張で開催された第112回日本外科学会定期学術集会で発表した。



 非切除治療の1つであるRFAは、現時点で早期乳癌に対するエビデンスが十分にないため、日本乳癌学会の乳癌診療ガイドライン治療編2011年版では推奨グレードC2(実践することは基本的には勧められない)にとどまる。



 同科では、2005年12月から乳癌患者へのRFAの臨床試験を開始している。その後、2007年にRFAが高度医療として承認されたことを受け、全国6施設で第1相試験を実施した。2009年4月からは、腫瘍径1.0cm以下の早期乳癌患者を対象に「非切除術」としてのRFAの安全性と有効性を検証する第2相臨床試験を開始している。



 対象は、前治療なしで、USとMRIによる判定で腫瘍径1.0cm以下、限局性、腋窩リンパ節転移・遠隔転移なし、DCISも含んだN0早期乳癌患者。RFA治療後は、乳房照射と術後薬物療法を行った上で、術後12カ月間経過観察する。USとMRIによる画像診断と針生検での効果判定のほか、有害事象、整容性の評価も行う。予定登録数は40例。



 すでに同科では13例を実施しており、「1年間の経過観察の結果、再発し切除に至った1例以外は無事に経過している」と説明する。観察期間中に、病理学的所見で凝固壊死や肉芽腫、線維化などが経時的に見られた。乳房整容性については、「1年経つと大半の患者で(RFA治療による影響が)ほとんど分からなくなっており、整容性の高い治療といえる」と述べた。



 さらに2011年度からは、高度医療のもとで、RFAの多施設共同研究を継続している。同科でのデータを含め、全国8施設で39例実施しており、うち4例(10.3%)が再発例(不完全焼灼)だった。



 木下氏は、「今後はさらに症例数を増やしたい。さらに、患者選択基準を腫瘍径1.5cm以下に変更して高度医療を行い、薬事申請まで持って行きたい」と語った。



 同日には、乳癌低侵襲治療研究会の谷野裕一氏が、10施設におけるラジオ波焼灼療法(RFA)のレトロスペクティブな研究結果を紹介した上で、RFAを実施するためには、多施設が協力して厳格な基準を作ることが不可欠で、T1N0限局例を対象にした多施設臨床試験を開始することが必要と強調した。



 この解析は、RFAを実施した非切除の原発乳癌患者全例、519例を対象にしたもの。3年以上観察した症例では、腫瘍径2.1cm以上の症例の乳房内再発率は、腫瘍径2.0cm以下の症例と比べ、有意に高かった(p<0.001)ことが示されている。



 10施設のうち、2施設での実施件数が多く(それぞれ229件、150例)、T2以上の症例が2~3割だったほか、放射線治療未実施が3割を占めており、RFA実施基準が緩い傾向が確認されたと指摘した。



 谷野氏は(RFA実施後に)乳房内再発した患者のうち、T1症例が10例、T2以上が14例存在したことに触れ、「厳格な基準で試験を行えば、無駄な再発を出さずに良好な結果が得られていた」と指摘。T1N0のうち、限局した症例ではRFAは安全かもしれないと述べ、T1N0限局症例での臨床試験が必要であると述べた。
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ラジオ波焼灼療法は、「T1N0のうち、限局した症例ではRFAは安全かもしれない」というのが今回の総括ですね。つまりここまでのところ、この条件を超えた人は手術の方が再発リスクが下がりそうです。

第2相臨床試験の結果に注目しましょう。

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菊地直子

2012年06月04日 | 社会
本日のテレビ報道番組は、菊地直子の逮捕ニュースに終始しましたね。逮捕直後、本人は「もう逃げなくていいと思うと、ほっとした」と言ったそうですが、、、17年間も逃げ続けたのは、すごい精神力の持ち主だと思います。さすが宗教家だわ、精神力の鍛え方が違います。

介護職に就いて生活費を得ていたといいますが、ヘルパー2級の資格を取るほど真面目に勉強をしていた。介護を受ける高齢者やヘルパー同僚の評判がよかった。患者にはやさしく接し、同僚たちには頭のよい女性と報道していました。
ある番組では、菊地が以前潜伏していた部屋から、「逃亡生活を続けるか自主するか、葛藤がある」と書かれたメモが映し出されました。私は「葛藤」なんて漢字は、難しくて書けません(〃ω〃)。

彼女にプロポーズをした男性は、彼女が指名手配者であることを知っても警察に通報せず、隠匿をしています。これって、究極の純愛ですよね。男性を引き付ける魅力もあったように思うのです。

ここまで聴くと、そんなに変な思考や行動をする女性には見えません。というか、この大不況の時代に生きるのに向いているようにも見えるのです。文科省奨励の「生きる力」を持っている人物じゃないかしら。

もし、菊地がオウム教団でサリン事件などに関与せず、普通の社会で生活していたとしたら、、、普通に結婚できて、ひょっとしたら“いいお母さん”になっていたんじゃないかしら?

17年間も逃亡生活を送った彼女です。たとえ旦那が失職しても、極貧のアパートで子育てをすることになったとしても、やはりヘルパー2級の資格を取り、夫の代わりに働いたんじゃないかしら? 子供たちにはお金や物を与える代わりに、心の持ちようを与えることができたんじゃないかしら? 私の妄想は脹らみます。

心のあり方とか、幸せとは何かとか、精神世界を追求したり自分を再考するためにオウムに頼ったのだとしたら、そこが彼女の躓きの始まりでしょう。
大きなボタンの掛け違いになってしまったなあと思うのです。

オウム事件で逮捕された元信者たちは、口々に「教祖からマインドコントロールを受けた」と言いました。が、無差別殺人の計画が教祖の口から出た時点で、この宗教はおかしいと思わないのが、皆、おかしいのです。
無差別に殺人をしていいと説く宗教なんて、まやかしです。

菊地直子は、生きる力はありそうですが、宗教とカルトとの判別する力がなかった。ただのアホです。

多くの犠牲者に対し、償うことが今後の彼女の人生です。
できると思います。彼女には、これまでの経験で研ぎすまされた精神力があります。今度こそ正しい方向に自分の全てを使うべきです。“正しい方向”は彼女にとって、一つしかありません。犠牲者一人ひとりへの祈りです。
 
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