乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

「終活」が流行?

2012年12月16日 | 社会
前回のブログで紹介した「エンディングノート」、「終活」のアイテムとして用いられているようです。

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【「終活」震災を機に低年齢化 よりよく生きるために】2012年12月10日(月)21:00 (産経新聞)

 周囲に迷惑をかけず、自分らしく人生を締めくくりたい…。定年後に始めるイメージのあった「終活」が、東日本大震災を機に低年齢化しているという。象徴となる「エンディングノート」は、資産状況や葬儀の希望だけでなく、自分を見つめ、大切な人への思いを書き留めるメンタル重視型が人気。若いからこそ深刻にならず、「死の準備をすることで、より良い未来を」との前向き志向が共感を呼んでいる。

 11月20日、東京都港区立商工会議所で「30代から始める終活セミナー」が開かれた。

 29~42歳の男女12人が受講。システムエンジニアの矢野由佳里さん(32)は「震災発生時は都心の職場にいたが、激しい揺れに、もう家族と会えないかも…と不安がよぎった。死は身近なもの。後悔しない準備をしたい」と参加理由を語る。

 高級エンディングノートを企画販売するトゥルートラジェが主催。渋谷圭一社長(45)は昨年、母親をがんで亡くした直後、資産の把握に苦労したり、祖先について聞いておけばよかったと後悔したりした経験から、▽資産状況▽延命治療、葬儀や墓の希望▽家や自分の歴史▽大切な人へのメッセージ-などを自ら記録することを提唱。「病床の親に資産のことなどとても聞けない。一方、働き盛りの突然死も多く、遺志表明に年齢は関係ない。記憶力が鮮明な若いうちに記録を始め、更新していくことを薦めます」

 この日の講師は、人材開発や企業研修を手がける「自分楽」社長で静岡大大学院客員教授の崎山みゆきさん(47)。受講者に過去10年間の大事な出来事と目標を書き出させ、隣の席の人に2分間で伝える…という実践を行った。「自分の情報を整理し開示することは終活の基本。終活とは明日、自分がいなくなっても周囲が困らない準備。悔いのない生き方を歩んでいくことです」と崎山さん。

 大型書店に10種近いエンディングノートが並ぶ時代。一昨年コクヨが発売した「エンディングノート もしもの時に役立つノート」(1470円)は30万冊の大ヒットを記録した。

 一方、「あれこれ楽しく、遺言状を書こう。若いからこそ。」との作家、林真理子さんの推薦文の帯が目をひくのが、10月に発売された「未来に残すエンディングノート」(1575円)だ。

 「震災を機に、多くの人が生と死を見つめ直している。万が一のときに誰かに託せるノートが必要」と考えた集英社女性誌企画編集部の40代編集者らが、フェイスブック上に編集委員会を立ち上げ、一般の20~50代女性1400人超の声を反映して制作した。「生き方が多様化した今、さまざまな方がカスタマイズできるよう工夫した。日記やアルバム感覚で自由に使ってほしい。自分のための覚え書にもなります」と萱島治子編集長。

 「マイライフベスト10」「幸せ」「愛」の記録、「ありがとう」「ごめんなさい」のメッセージ記入欄など、誰もがヒロイン気分にひたって書ける仕掛けが乙女心をくすぐる。ピンクの表紙、ハート形ポケット付箋など華やかさにもこだわった。「プレゼントできるものを想定。これからの時期なら帰省のお土産に。正月に母と娘、姉妹で書いて、コミュニケーションツールとして楽しんでもらえれば」と田川久美副編集長。

 数人の使用例を見せてもらったが、凝った写真の切り張りやイラストから、その人生や人柄が浮かんでくる。9日には、センスよく仕上げるコツを指南する講座を、東京都中央区の「銀座おとな塾」で開くという。

 死は生物の宿命でありゴール。ならば早めに準備し、いつ死んでも後悔しないくらい現世を充実させたい。終活とは生きること、そのものなのだ。
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終末期をどうするか、すら、ビジネスにするっていうのは、すごいですねー。

とはいえ私も、早期に父が突然死したので、その後の処理には大変困ってしまいました。なんたって、お墓も即行で買うはめに。49日に間に合うようにです。
母は病死でしたが、確かに病床の親に資産のことなどとても聞けませんでした。が、家の金庫を開けたら、一番上に葬儀屋のパンフレットが置いてありました。さすが、癌患者。一応、心の準備はあったんです。

癌患者となってしまった人なら、多分、手術前に不要品は処分するんじゃないかと思います。女性ならば、出産前あたりに元彼系ラブレターなどの処理は済ませるでしょう。

しかし、「あれこれ楽しく、遺言状を書こう。若いからこそ。」
うまいなあ、林真理子。元コピーライターだっ。

そうそう、、、死者の灰をスイスでダイヤモンドに加工するサービスも、順調に伸びているそうですよ。主な注文者は、寡婦、子供を亡くした親なんだそうです。リングやカフスにして、身につけることが多いとか。

私は母が身につけた宝石を持っていますが、、、自分はつける気になりません。アクセサリーって、自分の好みのデザインでないと、どーもねえ…です。自分でデザインしたのを宝石屋に持っていったら、リフォーム代10万円ですと! なので、ほったらかしてあります。

こんな私ですので、たとえば親がエンディングノートを数十冊も書いていたとしたら、、、結構迷惑な気がします。スキャンして原本は処分したいと思っても、やっぱり捨てられない気がして。。。。

そうそう、家族写真はなるべく撮っておいたほうがいいですね。人生の節目は、皆、きちんと正装して。自分が乳癌になった時、この写真を見て生きる気力を得ました。

まあ、巷のビジネス根性に流されず、自分のスタイルを見つけることが一番だと思います。

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なかのひと

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4 コメント

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Unknown (kei☆)
2012-12-18 22:58:51
なるべく物を持たないのがいいかなと、
最近思うようになり、使わない物や、重複している物などを、整理しています。
使わない物=管理できない物 なので、1年以上手にしていない物は、はやりその後も使わないしな~と思うようになりました。
近頃は、廃棄するにもお金かかりますしね~。(リサイクル法やら、なにやら、、、)
買うときも、捨てるときのことも考えて買うようにしないと、後でこまっちゃう、、、
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Unknown (ノエル)
2012-12-20 14:13:21
私も荷物生理をしています。これまでに粗大ごみに出した布団が11枚! これから毛布も捨てなくちゃ(苦笑)。

自分の物は捨てられるんですが、親の物って迷います。高価だけどサイズや流行が全然合わない。お着物は本当に困りますわ。
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メリークリスマス (kei☆)
2012-12-24 17:36:07
予報通り寒波で寒くて、夜は部屋で、ネコみたいに丸まってます(笑)
クリスマス料理はGETしたんで、今夜は食べまくります。
食べた分をウォーキングで消化するには何キロ歩けばいいやら???
が、いいんです。たまには、、、(と、開き直り?)
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メリークリスマス! (ノエル)
2012-12-25 14:48:06
kei☆さん、ウォーキング、気をつけて下さいね。
私は痛くて悲しいクリスマスを過ごしています(T*T)。

あ、ケーキは食べましたけど(^0^;)。
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