また新型インフルの話なんですけど。
ここ数日間、喉が痛くて咳もでてしまって。。。
まさか、新型インフルの徴候? 熱がでるかしばらく様子を見ようと、しばらくガクブルでした。熱は微妙な温度まで上がったんですが、、、
自宅でもたついていたのは、もし新型インフルと診断されると、マスコミ報道で「病原体」扱いされるのは嫌だなあ・・・と、渋ってしまったためです。
私の住む町ではまだ罹患者の報道はありません。んが、マスクは売り切れで買えません。我家は親子で抗がん剤治療を長期間していたから、マスクの買い置きがあり、梅雨時までなら持ちそうです。で、TVを観たら、、、
「我が大学では感染拡大に備え、マスクの備蓄もしておりまして・・・」
と、県内のある医大が新型インフル対策として、医師と思しき教授が倉庫を紹介しているではありませんか。
ぶっはっは、、、巷ではマスクがないと騒いでいるのに、マスクが何箱も保管されているのを放映したら、「使ってないならよこせーっ」って、関西あたりから文句を言ってくる人、いるんじゃないでしょうか? この放映、地方版でよかったね(^^;)。
私が出入りする報道局には、感染予防として手洗い用のアルコールジェルが1本置かれました。
私は外出する時は必ず、マスク着用します。長年、抗がん剤治療をする人と一緒だった頃からの習慣です。でも、一人だけマスクをして局に入るのは、ちと恥ずかしい。。。この局では、エレベーターとかホールとか、誰もマスクをしていません。
取材から帰ってきたカメラマンたちは、玄関でマスクを取り、エレベータに乗り込みます。
・・・、エレベーターって、密室なのよね。ここでくしゃみすると、菌がこもりやすい。エレベーターを降りるまで、マスクを外さないほうがいいんじゃないかと私は密かに思ってしまいます。
エレベーターを降りると私はトイレへ行き、マスクを外し、手洗いとうがいをします。で、お茶場でカップにお茶を入れ、入室します。咳やくしゃみをする社員がいれば、極力近づきません。
、、、と、結構気をつけているでしょう?
なのに私は、ある風邪引き社員と数日遅れで症状を追っています。なぜ?
その社員を追跡調査してみますた。
その人は、うがい薬を持っています。いい心がけです。
で、お茶場へ行き、並んでいるカップから自分のを取り出し、薬を入れる。で、トイレへそれを持っていってうがいをするんだよね、、、
う“っっっ!
その人は、お茶場のシンクでガラガラし始めますた(**)。そっ、そこにはみんなのカップやらお皿やらが並べてあり、水しぶきが飛ぶんですけど。。。
更なる張り込み調査の結果、その人だけでなく、お茶場のシンクで歯を磨く人も数人いることがわかりますた。
不思議なんですけど、全員男性社員です。女性社員はうがいも歯磨きも、皆、トイレで行います。
もし、この町にも新型インフルが発症したら、この報道局で感染するのは容易なんじゃないかと。
そうしたら、やっぱり詳細に行動を報道するのかなあ。。。
*** 自宅療養中の健康管理方法について ***
よっしぃの独り言 「感染症の大家の意見 」 (抜粋)
感染症内科 岩田健太郎
1.水分を多めに取り、可能なら食事もきちんととり、栄養管理に努めましょう。
2.充分な睡眠を取りましょう。
3.よく手を洗いましょう。
4.咳やくしゃみをするときは、手やティッシュで口をふさぎましょう。そのときは手をこまめに洗いましょう。ティッシュは丸めてゴミ箱に捨ててください。ゴミは普通の燃えるゴミに捨てていただいて構いませんが、家人がゴミに手を触れたときはよく手を洗いましょう。ゴミからインフルエンザに感染する可能性はとても低いです。患者さんが吐いたり下痢をしたときは、マスクをつけてその処理をした方がよいでしょう。そのときもしっかり手を洗ってください。
5.患者さんのお世話をする人数は少ない方がよいでしょう。お世話のときはマスクをしてください。
6.患者さんも他の家族と接するときはマスクをしましょう。ひとりでいるときはマスクをしなくても結構です。
7.はし、コップなどの食器は共有しないでください。普通に洗えばそこから感染する可能性はとても低いです。
8.患者さんの衣類は普通に洗濯してください。脱いだ衣類をさわったら手を洗いましょう。洗濯したあとの衣類からは感染しません。
9.体温は1日2回程度測りましょう。熱は大抵、数日続きますので、受診翌日熱が下がらなくてもそんなに心配しなくてもかまいません。
9.患者さんの言っていることがよく分からなくなった。体温が急に変化した、息が苦しくなったなど症状が新たにでてきたら危険信号です。お子さんでしたら、いつもと様子が違う、という親御さんの直観も頼りになります。そういうときは発熱相談センターなどに相談されるのがよいでしょう。
10.症状が始まってから7日経ち、症状もおさまってきたら日常生活に復帰し自宅療養を止めてもよいでしょう。もし7日経ってもよくならないようだったらご相談ください。
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『専門家チームでのコメント』 新型インフルエンザウイルス対策から、新型インフルエンザ対策へ
インフルエンザは、ほかの病気同様、重症なものと軽症なものがあります。重症なインフルエンザは由々しき事態で全力をでの医療が必要になります。軽症者は自宅で安静にしていれば自然に治ります。本来、インフルエンザは自然に治る病気なのです。したがって、新型インフルエンザに対して、その重症度を無視して、一律の医療サービスを提供するのはいかにも理にかなっていないことです。
神戸大学病院では循環器など他科の先生もご協力いただき、全力でこの問題に取り組んでいます。しかし、鼻水、のどいただけで自然に治る病気に入れ込み、命にかかわる心筋梗塞の治療がおざなりになるのは、本末転倒です。
インフルエンザとは本来、病人/患者からアプローチすべきものです。世界の専門家はすでに気道感染症として病原体から切らないまっとうなアプローチをしています。RSウイルスもコロナウイルスもインフルエンザウイルスも原則的なアプローチは同じなのです。
日本は古来病原体からのみ感染症を扱っていました。感染症法がその象徴です。しかし、同じ病原体でも患者によってアプローチは異なるのです。患者中心の医療とはそういうことなのです。「患者中心」とは、単なるスローガンではないのです。
我々日本の医療者も、すぐに病原体探し、まずは検査という病原体中心の医療を行ってきました。それを真摯に反省しなくてはなりません。行政だけがけしからん、と主張したいのではないのです。しかし、この危機を乗り越えるとき、指定感染症の規制が現場を苦しめていることもまた事実です。
検査、治療、入院/外来サービスの提供は患者の状態から決定されるべきです。病原体だけがそれを規定してはいけません。臨床現場とはもっと柔軟でしなやかなものです。
H5N1の致死的なインフルエンザが消えてなくなった訳ではありません。1918年のパンデミックも第一波は軽症でしたが、夏に消えて冬に戻ってきました。もし、このような真に恐ろしい感染症が神戸にやってきたら、我々はぶっ倒れてしまうでしょう。
我々も全力でがんばります。この国とそこに住む人たちのために全力を尽くします。ですから、ぜひ我々が道半ばでダウンしてしまわないよう、皆様のお知恵とお力をお貸しください。
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というわけで、新型インフルについては、少なくとも普段から何らかの病気で通院しなければならない人以外は、一般のインフルエンザとあまり変わらぬ程度もののようです。
で、マスクです。使い捨てマスクは品切れで買えませんが、従来使用していた布マスク。これ、たんすに眠っていませんか? これで口のまわり覆うのは、息で喉に湿度を与えるから、ウイルス防御にもなるそうです。
たんすを探してみようと思う人、
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This blog “The salon of breast cancer women authored by Noe:l” is able to read in Japanese:-)