ちょことハーブと料理のある暮らし

チワワのちょこ&がん太やハーブ栽培やパン作りや料理や食器など日常の記録

ジャンバラヤの記録

2008年06月08日 | 料理:その他
 
初めて作るジャンバラヤ。
なんとなくそれらしいサフラン抜きパエリア的なものは作ったことがあるけど。
でも、それもちょいと違うというこの料理。

アメリカ南部料理でルーツはパエリアということらしい。
パエリアとの違いがいくつかあるようで。
1つにサフランが入らないこと。
そして、鶏肉や豚肉やソーセージが入り香辛料をきかせる料理であるということ。
タイムを入れるというのも特徴なのかなというところです。
色んなレシピを調べてみるとパエリアによく入るムール貝も入らないようで。


ジャンバラヤとアメリカ南部料理というものを知るべく、専門店で 南部料理を理解できるようなコースを出してもらいました。
以下4品で、それぞれ2人前。
これでランチで1人2,400円は少し高い?と感じたけれど、どう?
アメリカ料理って結構未知の世界。
昔観た映画「フライド・グリーン・トマト」もアメリカ南部が舞台だったような。曖昧な記憶。



最後に出てきたジャンバラヤはスパイシーでタイムの香りが印象的。
パラパラという感じではなく少し水っぽく感じたけれど、そういうものなのだろうか。謎。
チラリと厨房を覗くとスチコンが設置してあったので、お店の人に聞いてみたところ、コンロの加熱のみではなくオーブンを使って加熱しているらしい。スチームも入れるのかどうかは聞き忘れてしまいました。

お店の人いわく「ジャンバラィヤ」と呼ぶのが正しいらしい。
「ジャンバラヤと言ってほしくないんですよね」と。
「こだわりがあるんですね」というと、どうやらこだわりではないらしく。
「”こだわり”とはどうでもいいことに執着すること」だそうで、チクッと刺されてイタタタタ。

他の料理はオイスターロックフェラー含め3品。
オイスターロックフェラーはフレンチのエスカルゴ的な印象。ほうれん草が使ってあるようです。







全体的な印象としてはペッパーやカイエンペッパーを多用するのかなといったところで、スパイシー。
色々と調べていて驚いたのは、タバスコはルイジアナ州に本社がある会社が商標権を持っているということ。スパイシーな料理が多くても不思議はないのね。
タバスコという唐辛子の産地がルイジアナなのだとか。
メキシコのもんだとばっかり思っていたら驚きの事実。

アメリカ南部料理には「ケイジャン」と「クレオール(クリオール)」という2つの食文化があるらしく、それぞれ成り立ちがまったく異なるけれど混同されがちということで、実に興味深い。
ケイジャンは庶民的で、クレオールはより洗練された都会的な料理らしい。
ニューオーリンズを中心としたルイジアナ近辺に派生したこの二つの食文化。
フランスやスペインや色んな国の影響を受けているというのが、ジャンバラヤや他の料理にも伺えます。

料理って、その背景を知ることも大切なのね、そう思った1品。




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