ちょことハーブと料理のある暮らし

チワワのちょこ&がん太やハーブ栽培やパン作りや料理や食器など日常の記録

チーズプラトー 春バージョン

2010年03月31日 | チーズ
 
春のチーズを盛り込みつつ、チーズプラトー作り。

左端から順に、
 ◆さくら
 ◆ラ・ロッサ
 ◆ロックフォール
 ◆ペコリーノ・サラチーノ
 ◆マリボー  

以上、5種類。




先日のさくら
様々なコンクールでの輝かしい受賞歴を誇る逸品。
牛乳が原料だけれど、シェーヴルっぽい雰囲気のチーズ。

そしてお隣は、桜餅を彷彿とさせるラ・ロッサ。
伊豆の桜葉の塩漬けをイタリアへ送って作られるというチーズで、
葉が花と同じタイミングで出るという特徴を持つ大島桜の葉を使っているのだとか。
この大島桜の葉は桜餅にも使われるらしく、「桜餅のよう」という感想はあながち間違ってもないようで。
カットしてあると分かりにくいけれど、ホールで売られている姿は赤いリボンを身にまとい、とってもかわいい春限定のチーズ。



ペコリーノは相性のよい 空豆を組み合わせ、オリーブオイルをかけてフェンネルをトッピング。
価格もお手軽なペコリーノで、塩味も強くないタイプのもの。
そら豆のほっくり感とペコリーノのやさしい味がいい感じ。




添えは オリーブ、ドライフィッグ、トマトジャムなど。
和のチーズもあるので木の芽なんぞ添えてみましたが、なかなかよい雰囲気かも。




さくらなチーズ

2010年03月28日 | チーズ
  
今の季節にぴったりなチーズ。
その名も『さくら』



ちょこんと乗っかった桜がかわいい。
サイズも可愛らしく、100gにも満たない手のひらサイズ。



カットするとこんな具合。
てっきり白カビタイプのクリーミーなチーズだと思っていたけれど、カットした感じも食感もどちらかといえばシェーヴルっぽい。
桜の香りが広がって、春を感じる一品。



日本のチーズで、北海道の共働学舎新得農場のもの。
この説明書きの和な雰囲気がまたいいわ。






最近のブームなのか、あちこちで桜を使った商品を見かけ、これもその1つ。



さくら豆腐。
ほんのりピンクのボディが、これまたかわゆい。
同じくちょっこり桜の花が。



若干色がわかりづらいけれど、通常のざる豆腐と比べてみると こんな感じ。
春がやってきた!と感じずにはいられない。




キュレ・ナンテでデニッシュ

2010年03月02日 | チーズ
 
久々だといいながら、はしゃいで作った先日のデニッシュペストリーのおまけ。
そのうちの1種類に、キュレ・ナンテというチーズをのせてみようと思いつく。



キュレ・ナンテとはこんなチーズ。
これは1/2カットで100gほど。
ウォッシュタイプなので、周りはベタベタしてるし、ウォッシュの中では食べやすいとはいっても 他のチーズと比べて香りが強く、ちょこ&がん太もかなり敏感に反応している様子。
ところどころ気泡があって、熟成してもトロトロしないチーズらしい。
食感は「ムッチリ」「ムチムチ」という言葉でよく表現されていて、まさにそのとおりといった感じ。

有名なチーズが少ない、フランスのブルターニュ地方のロワール川下流のナントというところで作られるチーズ。
フランス革命のころ、難を逃れてナントの街に来た司祭(=キュレ)がつくったのが始まりだそうで、キュレと呼ばれたり、ナンテと呼ばれたりもするらしい。
表皮を洗う塩はゲランドの塩なのだとか。

じゃがいもと相性がよいとのことだけれど、チーズと食材の関係を調べるとたいていどのチーズも「じゃがいもと相性がよい」ってなっていることが多く、だいたいはじゃがいもと合うってことなんだろうなといつも思います。
ああ、でもフレッシュ系はまたちょっと別なのかな。




アーモンドクリームをのせて四隅を折り込む工程までは先日のデニッシュと同様で、
発酵させた後にこんなふうにチーズをのせて、
真ん中のくぼみに生クリームを流し込み、そしてオーブンへぶっ込み。



何気なく作ってみたのに、とってもおいしくて、棚からぼたもちというのは まさにこういう時に使うに違いないと思ってしまったよ。
特に出来立ては最高。
甘いおやつのデニッシュペストリーだけではなく、こんなのもいいなと思ってしまいました。




長い発酵の待ち時間に、かたわらでフレンチトーストを作ってパクパク。
これにバニラアイスがあれば完璧なのに。
色を添えようとアップルミントを飾ってみたものの、ちょっとアンバランスで合ってないわ。
まあ、よしとしましょう。



マロワールのタルトに挑戦

2010年02月03日 | チーズ
 
マロワールというフランスのチーズを使ってタルト作り。
「タルト」といっても、目指すはパンっぽい生地。

今回のチャレンジ、結論からいうと限りなく失敗に近い。
おいしくは食べたけれど、見た目がふっくらしすぎている気がして、なんか違う。

年末にフランスのマルシェで買ってきたという「タルト・オ・マロワル」というのを食べさせてもらったところ、感激のおいしさだったため、自分でもぜひとも作りたくなったのはいいけれど、あまりちゃんとした資料がなくて苦戦。

次のリベンジに向けて、注意点を記録しておくことに。



こちらが主役のチーズ「マロワール」。
これはソルベというサイズのもの。
ベルギーとの国境あたりで作られるこのチーズ、これを使ったタルトも、その辺りやアルザス近辺の名物料理らしい。



ウォッシュタイプなので、キッチンはなかなかの異臭騒ぎ。



なにせ、初めて知った料理で作り方も何もわからないので色々調べてみたところ、文献は少ないながらも、本当に色んなやり方があって調べるだけ迷ってしまう。
このマロワールのタルトを「フラミッシュ」と呼ぶと書いてあるものや、いやいや「フラミッシュ」とはポロねぎのタルトを指すという説明もあるし。
ある本では、「タルト・オ・マロワール」と「フラミッシュ」は区別してあるけれど、ある資料によると「フラミッシュ」=「マロワールのタルト」だったり。

今回は、若干の生クリームを加えるにしても、純粋にマロワールだけで作ってみることに。



パートブリゼで焼くというレシピもあったけれど、食べさせてもらったものは、パン生地のようなものだったため、それを目指したいという気持ちが強く。
ブリオッシュ生地の上にマロワルを乗せて焼くという聞きかじった知識を参考に、それらしいレシピのものを参照。

生地の配合はとりえあず以下の内容でパーセントを出しながらやってみることに。
薄力粉110g・強力粉90g・卵2個・ドライイースト6g(3%)・砂糖10g(5%)・塩2g(1%)牛乳30g(15%)・油20g(10%)。これで 21cmと15cmのパイ皿2枚分とってみました。

データを取ろうと思っていたのに、肝心の卵のグラムを計り忘れ、一番大事な水分量が適当になってしまいました。
ああ、どのくらいが妥当だったのかしらね。50~60%の間かな。
卵がちょっと大きかったようで生地がゆるくなってしまい、後から粉を足すという不本意な工程。




30分程度室温で一次発酵させて、パイ皿に成型した後に35℃で30~40分二次発酵をさせてみると、この二次発酵の仕方がどうやらまずかったようで、パイ皿にのせる前に二次発酵させておいた方がよかったようでした。
次回は、生地を薄く2~3㎜にのばしてパイ皿に置いて、それからチーズをのせてそのまま焼くという工程でやってみよう。



今回は型に敷いて二次発酵をとってしまったため生地がふくらみすぎたけれど、気付いた時にはすでに遅く、仕方なくそこへマロワールのスライスしたのを並べ、胡椒を挽いて、生クリームをかけて220℃で20~25分焼いて完成。



イメージしていたより、ずいぶん大きく膨れてしまったけれど、できたてはチーズがとろ~りでかなりうまかったー。
マロワールの香りもまろやかになって。



次は、もう少し生地が薄くなるようにやってみよう。
粉の分量ももう少し減らしてもいいかな。
それから、ブリオッシュの生地というものも、きちんと理解しておかなくっちゃいけなかったわ。
などなど、色々分かったので、次回はちゃんとできるかな。




白いんげんのペーストとミモレット

2010年01月17日 | チーズ
 
白いんげんのペーストと6カ月熟成のミモレット。
予定外に煮崩れてしまった白いんげんを、ミモレットと合わせてみることに。




細心の注意を払っていたはずなのに、火加減が若干強かったようで、
白いんげんが見事に割れて崩れてしまったものだから、



一部裏ごしてペースト状にすることに。



見た目はあんこ。
塩やにんにく、そしてハーブが入っているので、
言ってみれば洋風の餡かな。



いんげんを茹でるときに入れたハーブは今回は2種類。
冬の間も すこぶる元気に育っているマジョラム。



そして、全盛期に収穫し、ドライにしておいたセージ。



ハーブ風味のいんげんのペーストと、カリカリに焼いておいたバゲットと、ミモレットの食感と味わいがなかなかいける一品でした。




コンテでチーズフォンデュ

2010年01月08日 | チーズ
 
コンテだけを使ったチーズフォンデュ「フォンデュ・コントワーズ」。
グリュイエール&エメンタールで作るフォンデュとは一味違う。
ああ、なんて贅沢な。



使ったのはコンテ・ド・モンターニュ12ヶ月以上熟成。



すりおろして、



コーンスターチをまぶして、
ナツメグとブラックペッパーも忘れずに。

鍋ににんにくの香りをつけたなら、
チーズの半量の白ワインを沸かしてアルコール分を飛ばして、そしてコンテを投入。



おいしくないわけがない。
うますぎる。




フォンデュ鍋がないため、いつもは小さめのル・クルーゼの鍋で代用しているチーズフォンデュ。
今回はタジン鍋で代用してみたところ、これがなかなか使い勝手よし。
大きな発見。
小さな喜び。

火もランプなどではなくカセットコンロ使用につき、極弱の火加減が不可能なため、いちいち火を消したりつけたり微調整しながらだけど。
ピックもないもんから、竹串で代用してるというあたりは改善の余地ありかしらね。




ラクレット

2009年11月06日 | チーズ

溶かしてじゃがいもにつけて食べるという、フォンデュと共にスイスを代表する料理であるラクレット。
料理名でもあり、チーズの名前でもあるラクレット。
溶かしてこそおいしさが際立つらしいと噂のこのチーズを初めて味わうことに!




伝統的な食べ方は、半分にカットしたチーズを暖炉の火にかざし、溶かしたチーズを削り取ってじゃがいもにつけて食べるのだとか。
ラクレット専用の機器もあるらしいけれど、今回はフッ素樹脂加工の親子丼の鍋を使って溶かしたチーズをじゃがいもに のっけてみました。



ところどころ穴の開いたチーズ。
独特な香りと味。
相変わらずボキャブラリーが少なく、なんと表現してよいのやら。



だんだん寒くなってきて、溶かしたチーズがより一層おいしく感じられる今日この頃。



チーズプラトー お出かけバージョン

2009年10月23日 | チーズ
 
チーズの木箱を使ったチーズプラトー。
持ち運びのできる お出かけバージョンを作ってみました。

右上から順に時計回りで、
・カマンベール パストリゼ
・コンテ ド モンターニュ 12ヶ月以上熟成
・ミモレット エクストラ ヴィエイユ 18ヶ月以上熟成
・ゴーダ
・フルム ダンベール

ミモレットのオレンジ色とプルーンやオリーブの黒い色で全体が引き締まっていい感じ。
このミモレットのオレンジ色は、アナトーというベニの木の実から採った食品用の染料。「エクストラ ヴィエイユ」とは特に古いという意味でミモレットの中でも熟成されているもの。よく、からすみのような味と例えられる一品。

秋の行楽シーズンでプチ旅行の友人に渡したこちらのプラトー、やはり青かびのチーズは好き嫌いが分かれるようで、フルム ダンベールは人気がない様子。
ブルーを食べ慣れていない人向きだという印象が強いこのチーズも、ダメな人には受け入れ難いようでした。めげるな、フルム ダンベール。



ブルーチーズ5種類

2009年10月15日 | チーズ

ブルーチーズいろいろ。

手前中央から時計回りに、
 ダナ・ブルー(牛乳製・デンマーク)
 ブルー・デ・コース(牛乳製・フランス)
 ロックフォール(羊乳製・フランス)
 スティルトン(牛乳製・イギリス)
 ケソ・デ・バルデオン(牛乳製・スペイン)


以下、メモ。

◆ダナ・ブルー:塩分が強く、あまりクセがないというか、あまり香りを感じないというか。デンマークの代表的なチーズでロックフォールを参考にして作られたとか。

◆ブルー・デ・コース:柔らかくてなめらかで甘くてちょっぴり香ばしいような奥の深い味わい。原料や産地は違えど、製法がロックフォールと似ているとかで、そういわれれば似た質感。

◆ロックフォール:とてもなめらかで柔らかくてクリーミー。あとから鼻を抜ける強い香りがたまらない。

◆スティルトン:少々硬めで、塩分はあまり強くなく。感じる甘みと、かすかに感じる何かに似た香り。ナッツのような栗っぽいほくほくしたような感覚も。

◆ケソ・デ・バルデオン:塩分が強く香りも強い。

こんな感じ。
5種類ものブルーチーズを一度に味わう機会もなかなかやってこないので、貴重な記録として残しておくことに。

ブルー・デ・コース、ロックフォール、スティルトン。
この3つがお好み。



キプロスのハルミちゃん

2009年09月26日 | チーズ
 
グリルパンで焼かれるチーズ。
その名は「ハルミ」。
きっと、女の子にちがいない。



キプロスのチーズで、今回初めて食べる機会がやってきた!
手持ちの本を紐解くと、日本では「ハロウミ」と表示されることが多いけれども、現地読みでは「ハルミ」が正しいということらしい。



塩分が強いため、塩抜きして弱火でじっくり焼いて食べるとのレクチャーのもと、
カットして、まずは水に浸して塩抜きから。

噛むとキュッキュっというおもしろい食感が、面白くなんとも新鮮。
お味の方は、とってもミルキーで すこぶるうまい!



どんなに焼き目をつけられようが、溶けることのないチーズ。
不思議なチーズ、ハルミちゃん。

表面にチラリと見える緑色のものはミントだそうで。



牛だの羊だの山羊だのいろんなものがミックスされているのね。



成分表は、
熱量310kcal 蛋白質20.0g 脂質25.0g 炭水化物1.0g ということらしい。
このきっちりすぎる端数がアバウトな気も。
一般的なプロセスチーズとほぼ同じ、そしてカマンベールともほぼ同じだわ。
肉と同じぐらいの蛋白質量にも驚くけれども、脂質の多さも改めて思い知る。

カロリー計算の際の元となる『食品成分表』には、ナチュラルチーズの成分は記載されていないものも多く、すっかり市民権を得ているモッツァレラチーズでさえ五訂の成分表には未掲載ゆえ、こういった成分が表示されているチーズはとても貴重なのです。