こむらがえり？

ぐっすりと寝ていた早朝、いきなりガッ！！　と腕を掴まれました。
何だ何が起こった？　と重い瞼を開けると、ハルトくんが苦しそうな顔をして私の腕を折りそうな勢いで掴んでいました。

「どうした…」
「足が攣った！！
「なんだ…　ぐうぐう」

ここでまた寝た私も私ですが、ハルトくんは攣った足を戻す方法を知らなかったそうです。
攣ったところは右足のふくらはぎ、だったら足首をアキレス腱を伸ばすように曲げてやれば、一気に楽になること受け合いだというのに。
結局私がまた寝てしまったので、ハルトくんは私の腕を握りしめたまま、治るのをじっと待って耐えていたのだとか。

朝になって、攣った足はその後どうしたのかと尋ねたところ、解放されるまでに1時間近く掛かったとかで、攣ったのが治った今も足が痛いと言っていました。
そうね、次はアキレス腱を伸ばすように足首を曲げてみたらイイよ。

私は学生時代にも妊娠中にも足が割と攣り易かったので、その痛みは充分わかると思います。
きっと、疲れが溜まっているのでしょう。
でもそうか、治し方を知らないってこともあるんだね。
次は薄情にも二度寝せず、ちょっと手助けしてやりましょうかね。