Alohilani

何てことナイ毎日のつぶやき。
取るに足らない日常のアレコレ。

旅は道連れ

2009-09-17 23:51:51 | Weblog

サキタを迎えに行った、保育園の帰り道。
門のすぐそばに置いたベビーカーにサキタを乗せていると、すぐ隣にいた女の子がベビーカーの端っこを掴んだ。

「わぁー、お友達だね、サキタ。途中まで一緒に帰ろうか(^-^)」

その子は赤いベビーカーを気に入ったのだろうか、掴んだフレームを離さず、寧ろ押す勢いで並んで歩き始めた。
たまに私の方を見上げ、にっこりと嬉しそうに笑う。
ママさんは「すいません~」と言いながらも、制しようとしたのは最初だけ。
こちらが迷惑そうにするでもなく、急いでいる風にも見えないためか、その子の自由にさせている。
大らかで明るい感じのママさんで、好印象♪
ぶっちゃけ忙しい時間帯で、ガーッ!と勢いよく歩きたいのはヤマヤマだったけれど、たまにはこうして他のママさんと話してみるのもイイかな?と、そのままのんびり一緒に帰ることにした。

女の子は2歳4ヶ月で、1歳3ヶ月のサキタよりちょうど1年お姉ちゃん。
1歳児クラスということだな。(入園時の満年齢で分かれるので、サキタは0歳児クラス)
体の大きさは大差ないように思えるが、ベビーカーに感じる力を考えると、やはり力は強いのかな?
自己主張やコミュニケーション能力など、頭や心の成長の方に、より差があるように感じられた。

歩き始めたのは1歳半を過ぎてからだったのよ、とか。
歯が生えるのは早かったかな?とか。
女の子なのに、髪が伸びるのが遅くてね~!とか。
こちらが尋ねたことに、気楽にママさんは答えてくれた。
ほうほう、やはり個人差なのだね。
サキタは1歳3カ月にしてこの子と張り合えるくらいには歩くし、歯は未だに下2本しかナイし、髪は生まれた時から生えていたよ。
髪よりも眉毛がくっきりした新生児だったがな!

参考までに歯磨きについてなど尋ねているうちに、分かれ道に来てしまったようだった。
私達は道を横断してそのまま直進するのだけれど、ママさんと女の子は、道路を渡らずに左折し、少し歩いたところにあるコインパーキングに止めた車で帰るのだそうだ。
じゃあここまでだね、お姉ちゃん一緒に帰ってくれてありがとうね~♪

しかし女の子は、よほどベビーカーを押して歩くのが気に入ったのか、フレームを掴んだまま放そうとはせず、引き離されそうになると泣いて暴れての大抵抗。(^▽^;
仕方なくママさんは道路を横断するまで付き合っていたが、ここからは直進(住宅街へ)するわけにはいかず、何とか左折(駅方面へ)したいところ。

…イイっすよ、付き合いますよ…。(´▽`;

もうここまでのんびり歩いてしまうと、この後のスケジュール(?)なんか、もうどうでもイイ気分になっていた。
ここはちょいと左折に付き合って駅まで出てしまい、そこを右折すれば、ほんの少し遠回りになるくらいで、結局家には着くのだから。

皆で左折し、道路の向こう側にコインパーキングが見えたところで、ママさんは素早く女の子を抱き上げた。
私達に礼を言うと、女の子が抵抗する間もなく道路を横切り、パーキングへ飛び込む。
うーむ、お互い大変ですなぁ…。(^-^;

家に着くと、いつもより30分ほど時間は掛かっていたものの、たまにはこういう日があってもイイだろう。
ママ友以外で、普段接点のナイ人でも、小さい子供を持つママ同士、どこか親しみやすいところがあるということなのだろうか。
平日の夜は、保育園の先生と少し話をするくらいで、後はひたすらに孤独な戦いなので(もちろんサキタとお喋りはするけど、まだまだな)、こうした触れ合いも悪くナイなと思った私なのだった。