goo blog サービス終了のお知らせ 

紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

「家紋G」たより(14)『ち』

2006年10月05日 18時40分18秒 | 
     
この上の紋を見て、<大根>と間違える人が、少なからずいます。
<質問コーナー>にも混同されて尋ねられた方がいます。
この紋は、見本紋「三本並び丁子」紋です。
大根の紋「違い大根」は↓
    
他のシンプル化された紋に比べて、珍しく具体的な紋です。一目瞭然です。

「丁子」は香料の名前です。 詳しくはこちら
         
写真が小さくて分かりづらいですが、上の部分を除くと大根の形はしているようです。

『ち』の項の<丁子><茶の実><千切>紋をアップしました。

最近少々忙しくなり、なかなか更新が遅れています(泣)

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も・・・ (つらつら)
2006-10-06 09:02:53
ひと目みて大根かと思ってしまいました。

でも本当に大根の紋もあるんですね。

紋にすると大根もおしゃれに変身しますねー

丁子の紋も種類が多くてびっくりですがお仕事と

なると紋を扱われるのは大変だな~と思っています。

袱紗、急ぎませんからね。
返信する
つらつらさん (たーぼー)
2006-10-06 18:33:20
大根も<違い>という形を取ることによって、らしくなります。

<違い>の形は、「違い丁子」「違い鷹の羽」「違い柏」・・・・・と種類が多い形です。昔の上絵師はすごいです。



袱紗は、「三割五三の桐」の刷込み用の型が無く、今描いている所でもう少しお待ち下さい。

返信する
こんばんは ()
2006-10-09 20:32:30
紋ちゃんなかなか上絵師さんという仕事は、細かく神経を集中してやらなければいけない仕事だなあと常々思っていましたが、はっきりしない見本で描かなければいけないと言うのは大変ですね。



丁子紋の説明ありがとうございました。大根と言っていた友達によく説明しておきました。



つらつらさん、袱紗お先にすみません。写真より実物の方が断然良いと思いました。お楽しみにね。
返信する
風さん (たーぼー)
2006-10-09 22:38:02
原稿ー紋の版下を作るのが、結構手間がかかるんです。最近見本付きが多くて、原稿書きで忙しいです。仕事量はそんなに多くないのに・・・・・
返信する