紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

「 墓石を訪ねて」 (3)

2009年06月15日 18時43分11秒 | 墓石を訪ねて
訪ねた墓地は、区画整理によって古い墓地を集めたもので、新しい墓に混じって古い墓石の多くみられた。

  
  「下り藤に豆三星」

この墓地には「安藤」姓が多く、次いで「杉山」「大野」姓が多かった。
安藤姓は「下り藤に三星」「下り藤」が殆どで、その中に上のような「豆三星」の入った下り藤紋がありました。

    「下り藤」紋はこちら

  
「丸に見本・鷺」と名付けました。
島崎姓で、前に見かけたような見なかったような・・・・紋です。

  
通常「鷹の羽」紋に「丸」つく場合は、「細鷹の羽」紋は別として、羽根の軸の先はなくなる筈なのですが、軸(足)は出た紋です。
以前にもこのような紋を描きましたが、墓石にも残っていました。
「足付き鷹の羽」と名付けています。
   
  「鷹の羽」紋はこちら 

  
「日の丸二つ扇」紋は、当地方では「長縄」「永縄」姓に多く、よく描いてきましたが、「日の丸三つ扇」は初めてで、「廣瀬」姓にありました。

  「扇」紋はこちら 

同じ「廣瀬」姓で 下のような紋もありました。
  
名付けて「丸に見本・三つ並び剣」

「三つ剣」は前にも描いた事がありますが、このような剣は初めて見ます。

 
 

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