紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

「街角の紋」(10)犬山祭・たまには外へ

2007年10月30日 18時14分21秒 | 街角の家紋
先日の27,28日と愛知県犬山市で『犬山祭』が行われました。
27日は山車の曳き回しが行われたようですが、私は28日の「武者行列」を見に行きました。
というのも、「武者行列」には主に『甲冑製作教室』のメンバーが参加されているからです。このメンバーのお二人から、行列の衣装・武具に『家紋』を付けたいから、「貼り紋」を作って欲しいと依頼を受け、金刷りの貼り紋と「紋ぺタくん」(家紋シール)を作って送ったからです。

貼り紋の事は、次回に譲るとして、今日は新たな発見をしましたので、その事を紹介します。(画像を用意してなかった)



「亀甲に六角光琳鶴」紋
どういう踊の名称か分かりません(汗)が、よくイベントでお揃いの衣装で、集団で踊るメンバーの衣装・腹掛(Tシャツだったかもしれません)に、銀色で捺染されてました。

このような踊には、お揃いの「踊り長半天」など和風な衣装で踊っているのは知っていましたが、このように家紋を入れた衣装を着ているとは、驚き!
一つのデザインとして気に入られたようです。




このお若い女性、お揃いの長半天でなく、黒留袖の裾を短く端折ってご自分の半天として着てました。紋自体は滲んでいて見れたものではありませんでしたが、古着をうまく使って衣装としてました。

新たな発見に感動しました。
家の中で仕事ばかりせず、たまには世の中を見に出かけないと・・・・・・・・と反省する次第です。


途中の蔵に付いていた紋
「中村鷹の羽」紋らしき紋

  犬山城から木曽川下流を見た風景
ここから広大な濃尾平野が始まります。濃尾平野の東北端になります。

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