赤ちゃんが誕生して30日前後に宮参りしますが、その時赤ちゃんに着せるのが「祝着」(熨斗目)です。「祝着」には当家の家紋を、男の子は当家の定紋、女の子には女紋(この地方では定紋の丸無しの紋を入れるのが多い)を入れます。
しかし、最近は時々ご自分の家紋をご存知ない方がいて、持ちこまれた「見本」を見て戸惑う事が多々あります。当の若夫婦はもとよりその親(60才台以前)もご存知ない方がおられます。
下図は最初に持ち込まれた「見本」です。丁寧に描かれています。
この紋は「井桁」の陰紋です。当の本人は『着物の紋を書いてきた』と言っていますが、本職の立場としては、これはどう見ても「陰紋」(どちらかと言うと、目立たない様に又裏紋として女紋の一つ紋として使います)だし、正式な定紋ではない、多分お母さんの羽織の紋を見て書いてきたのだろうと、思いました。
実際、今の家々に紋は、女性の留袖か喪服にしか残っていない事が多いです。『家紋額』-宣伝しようかな?ーで代々残しておられる家もありますが、お母さんの留袖の紋を「これがうちの定紋」と思い込まれている方もおられます。
それで、この図は『何を元に描かれたのか確認してください』と呉服屋さんに聞いた所、やっぱり『お母さんの羽織の紋』を描いてきたものでした。今時携帯の写メールがあって便利です!
で、持ちこまれた見本は「陰紋」であって、この紋の正式な紋は「井桁」である事、又定紋としては、多分丸が付く(たまに丸無しの井桁が定紋の時があります)事を説明して以下のような「丸に井桁」の紋を「祝着」に入れた次第です。
家紋について分からない事がありましたらーこちらからー今変なのが入ってますが削除方法が分からずすみません)
しかし、最近は時々ご自分の家紋をご存知ない方がいて、持ちこまれた「見本」を見て戸惑う事が多々あります。当の若夫婦はもとよりその親(60才台以前)もご存知ない方がおられます。
下図は最初に持ち込まれた「見本」です。丁寧に描かれています。
この紋は「井桁」の陰紋です。当の本人は『着物の紋を書いてきた』と言っていますが、本職の立場としては、これはどう見ても「陰紋」(どちらかと言うと、目立たない様に又裏紋として女紋の一つ紋として使います)だし、正式な定紋ではない、多分お母さんの羽織の紋を見て書いてきたのだろうと、思いました。
実際、今の家々に紋は、女性の留袖か喪服にしか残っていない事が多いです。『家紋額』-宣伝しようかな?ーで代々残しておられる家もありますが、お母さんの留袖の紋を「これがうちの定紋」と思い込まれている方もおられます。
それで、この図は『何を元に描かれたのか確認してください』と呉服屋さんに聞いた所、やっぱり『お母さんの羽織の紋』を描いてきたものでした。今時携帯の写メールがあって便利です!
で、持ちこまれた見本は「陰紋」であって、この紋の正式な紋は「井桁」である事、又定紋としては、多分丸が付く(たまに丸無しの井桁が定紋の時があります)事を説明して以下のような「丸に井桁」の紋を「祝着」に入れた次第です。
家紋について分からない事がありましたらーこちらからー今変なのが入ってますが削除方法が分からずすみません)
やっぱり紋ちゃんが入れた紋、格好いいよね。