紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

張り紋の位置

2006年04月27日 20時38分35秒 | 
男物の紋付羽織に付けた「張り紋」を取って、新たに同じ紋を刷込む仕事が来ました。
刷込む紋入れが、使用する日に間に合わなく急遽張り紋をつけて間に合わせた様です。
急いで慌てて付けたのか、張り紋の位置がバラバラで、袖の紋下がりは、二寸三分だったり、一寸七分だったり、前(胸)紋も袖の方に寄りすぎてたりしてました。↓

襟が折れてないから分かりませんが、前紋は襟に接する様に付けるのが正しいです。


参考の為に「張り紋の位置」をアップしましたので、ご参考にして下さい。
         

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4 コメント

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成る程ねえ ()
2006-05-01 10:48:33
寸法間違いは仕方ないとしても、バラバラはいただけませんね。せめて両袖同じ位置につけなければ、それだと私のような素人はそんなものかと思って見るけど、袖によって位置が違えば、おかしいと気づきますよね。着物の寸法はやはり一寸二寸の世界が似合っていますね。
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ですね~ (たーぼー)
2006-05-01 19:16:39
鯨尺が廃止されたといっても、やっぱり使っています。これは日本の文化です!!!!!!!

呉服屋さんによっては、寸法をセンチで記入してるところもありますが。
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鯨尺 ()
2006-05-01 21:40:52
懐かしいお言葉(笑)今でも我が家にはあります鯨尺。。。うろこはやっぱり△でしたね。

何処かのお姫様なら苦労はしない。百姓の紋だろうと思います。△が何でうろこか葬儀屋さんに聞いたけど、そう言う決まりですって(笑)でも葬儀屋さんってホント偉いと思う。
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 (たーぼー)
2006-05-02 22:04:21
△紋様は古来からあり、魚の鱗に似ていたので「鱗」と名付けられた様です。

昔、『三つウロコ』の練炭とかタドンがありましたよね~今は武田薬品のマーク。
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