紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

縫紋の張り紋

2006年11月04日 18時36分21秒 | 
      

何である?半被?和風コート?うわっぱり?
綿かウールの藍染めです。
子ども相手の「読み聞かせ」?をボランティアでなさっているご婦人のユニフォームみたいな服です。ナカナカ大胆で奇抜なな柄です。
このご婦人が、夏の終わり頃か、このコート?を持ってみえて、「今の子ども達は紋をほとんど知らない。紋はこんなものだよ」と教えるために、このコートに紋を入れて欲しい、という問合わせがありました。
私も、紋をいろんな形で広まったら・・・と思っていましたので、二つ返事で引き受けました。
刷込み紋にするか、縫紋にするか、いろいろ思案しましたが、取り外しが出来、気軽に使える事から、縫紋の張り紋を作ってみました。
洗濯すると取れるという難点がありますが、『張り紋』の様に使い捨て、という感覚で使えばいいと思い、背中に一つ張ってみました。
一寸(38ミリ)男紋の大きさです。もっと大きくてもいいと思いますが、この寸法で了解されました。

       
       


紋は「三つ銀杏」です。他にも使いたい、という事で10個作りました。赤い紋はサービス。
       

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