先週いつものように散歩に出かけたところ、いきなり前方から猟犬ニ匹が現れた
30m、25m、だんだん駆け寄ってくる。もう私は ここでこげと猟犬に襲われ
るのか、噛みつかれ ノドを噛まれ出血死するのか!とパニック。こげは犬という
オトモダチがやってきたと思い、お座りしてシッポを振り、く~んく~んと鳴く。
「あかん!こげ!吠えたら走って来るから!」もう猟犬たちは20mのところまで
走ってきて、様子を伺いながらも低い声でうなっている。猟犬はこの奥でシカか
イノシシを追っているようで、人の声が山の奥で小さく聞こえてくるけど近くには
いないみたい。これって、マジやばい状態。恐怖がマックスなんだけど、私は
「あ、ちゃんと発信機がついてる。でもこげの母犬 姫虎に似てるやん。鼻黒やし
もう一匹は エツみたいにドボドボ太ってるし態度が大きい。エツじゃない?」
など観察もちゃんとしていた。しかし、うなりながら近寄られたら絶体絶命!
そこでありったけの声を出して
「来るなぁ!こっちにくるなぁ~
あっちに行け~!山に戻って仕事しろー!」
犬に向かって罵詈雑言を浴びせるなんてちょっとおかしいけど、必死なんです。
私のあまりの剣幕にビビッタ・・・絶対ビビッタ。二匹のうちのオスのエツ似が
マーキングのおしっこをして来た道を戻っていきました。正しい対処法なんて知ら
ないけど こんな場合動いたらアカンでしょう・・・あっちは動いたり走ったりす
るものを追いかける習性だし、私だけなら襲うこともないと思う。でも、こげが一
緒でちょっとでも犬同士の作法を間違えたら容赦無し・・・。狩猟中だから気が立
っているし。動かなかった、というより下手に動けなかったわけです。敵が去って
から足は震えるわ、両肩に力が入ってカチカチやし 疲れた疲れた。こげはそれで
も後をついて行きたいようすだったけど「あっちとは世界が違うのだ」と言い聞か
せ あたりに神経をとがらせて帰ってきたわけ。この日の夜はこげも精神的に興奮
したのか コタツの横で眠りながら全身を震わせ両足はピクピクどころか指先を
広げたり閉じたり、寝言が「う~!ワンワン・・・」本当は一戦交えたかったのか
でもね、それは無理だよ!本当は あっちの方が賢くて私が言った事がわかったか
らでしょう・・・。それとも私の必死の形相に怖気づいたのか・・・。
狩猟期はまだ終わらないのでこれからも気をつけないといけませんね。
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