こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

山桜見物 三

2009-03-09 06:29:38 | 花・植物など


 またまたおばあちゃんが身を乗り出し、谷底を覗き込んでいますが、軽トラの

うしろの岩と写真右の岩はその昔一つだったそうです。私は「(右の岩)これは

一枚岩みたいな感じやね」と言ったらオジサンが、「この道を通すために削ったん

やな」と教えてくれました。まぁ、古座川の一枚岩ほどの高さはないけど、デ~ン

と立ちはだかっているようで、そして手前に向かって急カーブして舗装は終わり。



上がってきた道側や山のあちこちには色の違うサクラがごらんの通り。オーバーだ

けど、吉野のサクラを見に行った気分の三分の一くらいかな。実際には吉野には行

ったことないけど、でも吉野は万本っていうから、ここは三十分の一くらいにして

おきます。しかし、翌6日というより5日の夜から雨が降りまして、「あ~ぁ、あ

のサクラ散ってしまう」。6日はお昼過ぎまで冷たい雨でした。

 この山、下に谷があり川が流れているのです。昔は山の中に滝もあったとか。



三人と一匹でサクラを楽しんでいたら、どこからかカチャカチャ、ザッザッ・・と

足音のようなものが道から聞こえてきます。一瞬、猟犬かなんか怖いものが来た!

と見たら、なんと次男君が自転車を押しながら坂道を上がってきます。散歩に出る

時は朝から田辺まで行ってきたから昼寝中だったので、起こさなかったんだけど

起きて追いかけてきたんだって。途中、同級生のお父さんに「おばあちゃんとおか

あさんと犬が軽トラで、奥のサクラを見に行った」と聞いたので追いかけてきたそ

うな・・・その時はトラックはおじいちゃんだと思ったので、こりゃ谷に転がり落

ちてないか、谷も覗きながらきたそうです。私達は車でも10分はかかったのに。

オジサンは自転車も積んであげるから乗っていこうと、誘ってくれたけど、次男君

自転車で帰るというので、この急勾配を自転車(ブレーキの壊れた)で下りたら

どこかに飛び込んでしまうので、私とこげも歩いて帰る事にしたのだ。年頃の次男

君と歩けるのも楽しみだし、一人で帰っていたらタヌキに化かされるかもしれんや

ん。



 これは平地ではありません。道路側の山がクエタ(崩れた)ところ。地滑りでし

ょうか、倒木はしだの生えた山肌から土砂と一緒に・・・。道路にも土砂が・・。

なんとかその横を軽トラはすり抜けて、サクラまで行ったのです。



 こうして山は荒れていくのですが、国産材をもっと建築用に活用する法律でも

作ってくれないかなぁ。



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