ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

ビターな仕上がり

2014-02-21 18:20:34 | うまい!

 今度の日曜日は、恒例の、内子・論田・丘の上の日曜市。


 うちのマーマレードのファンの方がいて、去年はたくさんご購入いただきました。


 今年分も作らねば!と、気合を入れて、作ったのですが、いつもより、かなりビターな仕上がりになってしまいました。



 昨年作った分は、私の感覚では、ちょっと甘すぎたかなあと思っていたので、今年は、少しビターにしようと思ったのですが…。


 使用する、花見糖の割合等は変更してません。

 
 甘夏の皮をゆでこぼしするのですが、その加減で、苦いか甘いかが分かれます。


今回は少し苦めに…と思ったら、かなり苦い仕上がりに。


 私はこれでも平気なのですが、いつものお客さんには、ちょっと不向きかも。


 しかし、一日に作れる量は限界がありまして、今日はこれで終了させていただきます。


 甘夏の収穫が本格化する来月の日曜市には、もう少しマイルドな、甘夏マーマレードを出せるように頑張ります。


 (できたてのマーマレードもおいしいですが、3か月ぐらい熟成したものは、味がまとまって、これまたおいしいです。)

こうじづくりはたのしい

2014-02-19 06:47:12 | うまい!

 米麹造り。


 何よりも、その香りが、たまらない。


 初めての麹づくりは、まあ、補欠合格ぐらいの出来でしょうか。


 麹屋さんで売っている米麹は、精白米を使っていますが、うちでは、五分づき米で仕込みました。胚芽を残しているので、風味がまた違ってくるのではと思っています。


 作ってみて、思ったより麹菌の繁殖が緩やかだったのは、米の蒸し加減が少し硬かったのかな、と思っています。それから、温度調整。後半になってかなり発熱して、活発に菌が増殖しているようでしたが、温度が上がりすぎてもいけないので、その辺の加減が難しかったです。


 今日はこの麹と、自家産青大豆をブレンドした大豆で、みそ仕込。



 毎年恒例、前年のみそをたね味噌にして加えます。もう、5年ほど、いのちのリレーをしています。


 
 今、我が家にある味噌は、2013年ものと、2012年もの。

 仕込んで1年のものは、華やかな香りがあるので、味噌汁用です。最高の味です。


 仕込んで2年以上のみそは、色もぐっと濃くなって、熟成感のかたまり。ワインでいうところの、フルボディ。

 味噌汁には不向きですが、各種料理の隠し味、手作り調味料の材料にもってこいです。


 

 それにしても、麹づくりが面白いので、今度は、甘酒用に仕込みたいと思います。
 

キクイモフライ

2014-02-18 17:24:36 | うまい!


 先日、キクイモのみそ漬けをご紹介しましたが、今日は、キクイモフライ(キクイモチップス)の話題。
 


 
  香川県在住の知人のブログが、非常に充実していて、最近よく閲覧しています。


 そこに紹介されていたのが、キクイモのチップス。


 きつね色にかりっと揚がった感じの画像がとてもおいしそうだったので、うちでも試してみました。



 これがまた、うまい。



 てんぷらよりも、素揚げのフライ(チップス)のほうが、キクイモは向いていると思います。


 衣を作らなくていいから、手間もかからないですし。



 何もつけなくても、まるでジャガイモフライと同じような風味。お好みで、自然海塩などを振って。 濃い味のつけだれとか、こしょうなどの香辛料はいらないと思います。素材の良さを思いっきり堪能できる薄味がおすすめ。


 ヤーコンの天ぷらが、ホットアップルパイのようだとすれば、キクイモのフライはポテトフライですな。ドナルド君に教えてあげたい。


 ヤーコンもキクイモも、とても作りやすい農作物だと思うので、うちでも今年は作ろうかな。



 さて、先述の、香川県の知人のブログ、そこに登場したキクイモチップスは、小学生の長男君が作ったものでした。

 ここのご家族の子育てが、非常に素晴らしくて、いつも感心しています。子供たちは、親の仕事を見よう見まねで身につけて、大人顔負けの仕事を、楽しそうにこなしています。


 初めてお会いしたのは確か5年ぐらい前。内子の手作り市でのこと。その時も、まだ幼かった長男君が、熱心にご両親のお手伝いをしていて、目を輝かせていたのが、とても印象的でした。

 


 あ、そうそう、大事なことを忘れるところでした。


 キクイモは、皮、もしくは、芽の部分がわりと強い香りと味を持っています。ちょっときついかなと感じられましたら、皮を少しむいて調理してみてください。全部むいてしまうと、ちょっと味気なくなるので、その辺はテキトーに。

 




 

だいずなしごと

2014-02-18 09:16:05 | 阿部みかん農園

 自作米麹、間もなく、完成。


 今、麹菌の発酵によって、発熱しています。やや温度が高まったので、今度は、クールダウン。最適な温度を保持できるようにします。



 明日はいよいよ2樽目のみそ仕込です。大豆仕事、佳境に入ってまいりました。



 一方で、来年のみそ造りの準備も進めています。


 畑の一角に、今、ジャガイモを植えるスペースを確保して、軽く耕しました。


 6月ぐらいまで、ジャガイモを育て、その跡地に、大豆を植えようという計画。


 秋に収穫した大豆を、また来年のこの時期に、味噌にしようという段取りです。




 味噌のための大豆、大豆のためのジャガイモ。


 こういう有機的な循環が、たまらなく好きなので、百姓やめられません。





 けさは明け方まで強い雨。今はほぼ上がっていますが、畑は濡れているので、自宅待機中。


 午後は玉ねぎの移植でもしようかな。



 

2020 東京五輪後計画

2014-02-17 06:17:55 | かんがえるあし


 2020年に、東京で五輪が開催されることになっていますね。 


 これから、スタジアムなどの建設に携わる多くの技術者が、仕事をこなすことになるでしょう。


 さて、五輪の建設ラッシュが終わったら、そうした技術者たちは、どうなるでしょう?

 
 場合によっては、仕事が激減して、職を失うことも考えられます。



 これは、何としても、避けなければならない、国家的課題ですね。


 本来ならば、五輪誘致を積極的に行った人たちから、いい対策案が出されて、実行されればよいのですが、どうも期待感が持てません。



 私なりに何かできることはないだろうか、そう考えたとき、ちょっとアイデアが浮かびました。


 
 「2020 東京五輪後計画」



 東京五輪の開催のために建設現場で頑張って働いた若い世代の技術者に、農村へ移住してもらって、農家に転身してもらって、地方の自然環境の保護と農的暮らしの普及に貢献してもらおう!というもの。


 今から計画を立てて、じっくり取り組めば、いい結果がもたらされるのではと、期待しています。



 お問い合わせ、お待ちしております。